クロアゲハ 慰めを
渡りの鳥を探しながら河原を歩いていると、先週いたところにはすでにその姿はなかった。第一陣が通過したのだろうか。
いつもなら一週間ぐらいは草鞋を脱いでいるところだが、急ぎ旅でもあったのだろうと推測する。
この季節だから次々と姿を見せてくれると思うので、これに懲りず来週に期待したいところである。
そんな割り切り方をして、それでも双眼鏡で対岸の崖を除いていると、足元のアメリカセンダングサにクロアゲハの姿。
よく見ると翅もきれいで、黄色く咲き始めたセンダングサの花の周りを飛び交っている。時々見える翅の色からオスのようである。
鳥のいない河原で失望している鳥見人を慰めるように、いつまでも目の前をひらひらと飛んでくれている。それではと、クロアゲハを被写体にすることにした早朝である。
« カイツブリ ほほえましい?親子物語 | トップページ | クロアゲハ Ⅱ 相手も意識を »
コメント