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2018年12月

ジョウビタキ メス    私もいるわよ

 ジョウビタキのオスが縄張りを宣言するがごとく、高い樹木の切り株でその存在感を誇示していると。

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 近くに同じく縄張りをもっているのかジョウビタキのメスが、私もここにいるわよと言わんばかりに、これも見下す位置で視線を向けている。

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 此方の方はさすがにメスだけあって、自分のアピールするところを知っているのか、さっそく後ろ姿を見せてくれた。

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 声を出して存在感を示すのはやはりメスの方で、鳴き声のする方を見るとメスがいることが多い。

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 そこまでわかっているのなら、もう少し枝被りの少ない場所でポーズをとってよと、言いたくなる。

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 今日は相変わらず本命が出てくれなかったが、ジョウビタキのオスとメスが姿を見せてくれたので、納得して引き上げることにした。

 

 

ジョウビタキ オス   見下ろす君の名は

 三度目の正直という言葉があるが、狙いの鳥を探して脚を運ぶこと三回目である。これで今月の鳥運を試そうと晴天の山へ。

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 7000歩近く歩いて一回りしたが本命の姿は見えない。地上を一歩一歩歩いて探すバーダーと、立派な翼をもって空をとべる鳥とでは、ハンディがありすぎると思う。

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 そうこう言いながら見上げる斜面にジョウビタキのオスの姿。下降気味の鳥運をあざ笑っているのか、慰めようとしてくれているのか切り株に留まって動かない。

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 ジョウビタキのきれいなところは胸のオレンジ色も魅力的だが、背中の黒褐色にある紋付のような白い斑点である。

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            ごめんなさい!

 後ろ姿を見せて、見返ってくれるのが一番良い構図になる。ところがいつまでたってもおなかしか見せてくれない。

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 そのうちにボヤキが聞こえたのか、「ごめんなさい」 と言ったかどうか、頭を下げたようなしぐさを見せた。本命現れずの鳥運下降の師走の鳥見である。

アオゲラ    採餌中 

 この公園は一時はアオゲラがどこでも見られて、営巣もかなりの場所でそれも良く見えるところで行われていた。

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 ところが最近はその姿を見ることが少なくなった。天敵が多くなったのか、それとも食べ物がなくなってきたのか。

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 公園の水場の近くではアカゲラの鳴く声が聞こえたが、一回りしてみると今度はアオゲラの樹木を突っつく音が聞こえる。

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 その音が聞こえる樹木の方を見上げると、残り少ない紅葉を背景にアオゲラが樹木の虫を取り出しているところである。

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 よほどおいしいものがあるのか背中を見せたその姿は、まったくの無防備である。時々振り返っているが、枯れた樹木に嘴を差し込んでいる方が多い。

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 冬鳥が少ないので、留鳥のアオゲラに目がいってしまう公園風景である。

 

 

 

エナガ     仲が良いほど喧嘩する

 公園の散策路も落ち葉が多くなって歩くたびに音がするようになってきた。それでもまだ落ちてくる葉が目立つ。

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 鳥の少ない公園の森では、その落ち葉が鳥の動きに見えることがある。思わず追いかけてみるが、葉っぱだったりする。

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 最近は飛蚊症も出て来ているので、それも鳥が動いたのかと追いかけてみたりするが、違うことが多い。

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 樹木の上の方から聞こえるのはエナガの声である。シジュウカラとの混群なので、他の鳥も期待してしまう。

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 エナガは動きが早いので追いかけるのが大変だが、そのうちに地面に降りてきた。巣作りではあるまいが羽毛らしきものを嘴に銜えている。

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 するともう一羽が降りてきてお互いにそれを奪い合っている。その光景は喧嘩をしているのか遊んでいるのか、見ている方にはほほえましく見える。

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 仲が良いほど喧嘩するといわれる所以だろうか。

オカヨシガモ    ペアーで

 明け行く池面をせめてヨシガモでもと探してみるが、これも期待外れである。他にはなにかいないかと見回してみると、オカヨシガモらしき姿が見える。

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 エクリプスの状態なのか本来のきれいな姿ではないが、ペアーで仲良く動き回っている。見られているのを意識したのか遠ざかっていく。

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 本来あまり派手なスタイルではないので、魅力は地味でシックなところである。オスが前を行くと思ったら、途中でメスの後について池の真ん中へ向かう。

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 地味ではあるが羽を広げたときは、翼鏡の白いところが目立ってきれいに見える。だから飛翔姿はその白が際立つのである。

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 春先の旅立つ頃にはオスもメスも、もう少しきれいな姿を見せてくれるかもしれないので、それを期待しよう。

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 派手なオシドリを探して、一番地味なオカヨシガモに出遭った早朝の鳥見である。

カンムリカイツブリ    たまには水鳥も

 公園の冬鳥も到着が遅れているようなので、水鳥は得意ではないが、たまには水鳥でもと早朝から出かけてみた。

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 池についたのは朝陽が上る前なので、東の空が明るくなりはじめたところである。夜明けの空のグラディエーションがきれいである。

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 池の水面には鳥たちの黒い影がたくさん浮かんでいるが、目当てのオシドリがいるかどうか、夜が明けるのを期待するところである。

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 水面が明るくなるにつれて鳥たちの姿も見分けがつくようになってきたが、見えるのはコガモ、オナガガモ、オオバン、オカヨシガモ、マガモ、カルガモと言ったところである。

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 ほとんど群れで固まっているが、単独で泳いでいるのはカンムリカイツブリである。レンズを向けると意地悪をするように水中に潜ってしまう。

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 本命が見当たらないので、意地悪カンムリカイツブリを追いかけてみる。潜ったところから意外なところに姿を見せる。鳥運は下降気味なので、今回はこれで我慢することにしよう。

 

 

アオジ    河原で

 早朝の河原の土手を歩くと、冷え込みが厳しく雲一つない明け行く空の時、けあらしが発生する。

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 それが濃い時は雲上の楽園を歩いているような気分になるが、日の出ととも消えていく。北海道ではよく見られる現象で、その地域の方言であるとも言われている。

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 そんな叢から飛び出したアオジが、池の近くの樹木に留まった。霜が降りた枯れた叢に多くいるアオジは枝どまりは珍しい。

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 同じく飛び出してきたシジュウカラと同じ樹木にいるが、お互いにわれ関せずのスタイル。もう少し絵になる場面をとまってみるが、わが意通ぜず。

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 アオジのメスと思われるが、これも久しぶりの出遭いである。

アトリ       大群で

 抜けるような青空、あまり天気が良いので、冬鳥は少ないと聞いている公園を歩いてみた。

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 例年だとかなりの鳥たちがその姿を見せてくれるはずであるが、今シーズンは声はすれども姿は見せずの場面が多い。

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 公園の森の樹木の葉もかなり落ちて丸裸になってきているが、まだ少し枯葉の残った欅の樹木に鳥たちの動きがある。

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 公園を散策する人が近くを通ると、一斉に奥の森の常緑樹に姿を隠す。しばらくするとパラパラと出て来て、欅の実を食べ始める。

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 アトリである。約50羽ほどはいるのか動きが早く、下から見上げるのでおなかの白いところだけが見立つ。

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 なるべく背中のきれいなところをと狙ってみるが、思うようにいかない。木の実が下に落ちると地面に降りてくるのであるが、高い樹木の上での出遭いである。

 

 

 

ベニマシコ   Ⅲ   ペアーでそろい踏み

 土手下の目の前で枯れた叢に潜って、嘴にその種子をくっつけて、時々顔を出す採餌中だったベニマシコが、そろってお立ち台に出てくれた。

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 「私たちは今シーズンも忘れずに来ていますよ」 と言っているかのようである。赤いオスが一段と下の方に並んで、メスは一番上にいる。

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 外見は地味で目立たないので、この時ばかりとメスを上にしたのはオスなのだろうか、それとも鳥の世界も変わってきたのだろうか?

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 こうやって並んでいるところを見ると、何か意志があって主張しているように見えるのは私だけだろうか。

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 先ほどまでは叢に潜っているベニマシコは、草の上に出てきたときだけ何とか良い被写体になっていたので、良いところに出てほしいと願いつつのカメラワークだった。

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 ところがお立ち台ではポーズをとって、「ゆっくりきれいにファインダーに収めてね」と、言っているかどうかわからないが、そんな雰囲気が伝わってくる。悔やまれるのはもう少し落ち着いて、被写体を見ながら絞りこめばよかったなと反省しきり。日々精進の鳥見である。

 

 

 

ベニマシコ   Ⅱ    控えめなメス

 鳥の世界では一般的にオスが派手な色をして目立って、メスはどちらかというと控えめで地味なスタイルをしている。

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 中には少数の種類では逆の鳥種もあるが、ほとんどはオスが目立つことが多い。中でも目立ちすぎるのは、オシドリのオスである。

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 目の前にいるベニマシコもオスは赤い顔をして赤いおなかで、結構派手で名前の通りお猿さんのような顔をしている。

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 その点メスは枯草でカモフラージュでもするように、茶系統の地味な色合いである。顔や目つきもよく見るとやさしそうな顔をしている。

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 枯れた草の実を嘴につけている姿も、どこかほほえましくかわいく感じるが、オスのそれは食いしん坊のスタイルに見える。

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 背景の抹茶池のグリーンがそのかわいらしさを引き立ててくれるが、本来は緑の背景に赤いオスを狙っていたところである。思うようにいかないのはこの世の常であるが、その構図はねらってみたいところである。

ベニマシコ      遅れてきた赤いやつ

 例年だと10月の末ごろにはその赤い顔を見せてくれるベニマシコであるが、個人的には今シーズンは今頃である。

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 すでに到着していたが、出遭ったのが遅かったのかもしれない。土手を歩くと声は聞こえていたので、もう少し前には来ていたのだろう。

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 ただし姿を見たのは初めてなので、個人的には12月の初認になる。確かに脚を運ばないと出遭いはないので、それを怠った方がわるいので遅れてきたとは言えないかもしれない。「遅れてきたのはおまえだろ、僕はすでに縄張りを決めてるよ」と、言ってるようにも見える。

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 毎年のことであるが鳥見をしていると、この時季にはこの赤い鳥に出遭わないと、冬鳥のシーズンが来ないのではないかと思う。

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 そういう意味では待ったせいがあるのか、結構きれいな赤いオスが二羽と地味なメスが二羽でその姿を見せてくれている。

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 どちらが遅れたのかは問わないで、気候の変化などで今後の事はわからないが、今シーズンも出遭いがあったことを喜びにしよう。

 

ハイタカ   Ⅲ    飛翔

 ハイタカのなまえの由来は「疾き鷹」からきているといわれている。オオタカとよく似ているが飛翔姿が尾が少し長く見えて精悍である。

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 大きさはハトぐらいであるが、獲物を捕った時の脚も少し長く見えるし、特に好きなのは眼で、その鋭い眼差しは魅力的である。

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 河原の土手の高い樹木には実は二羽のハイタカがいたのである。枝どまりの個体はよそ者が飛び込んできてそれを追い出した後、気を静めていたのである。

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 最初はもう一羽がまだ森の中にいるとは思わなかったので、追い払われた個体の飛翔を追いかけてしまった。

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 日の出の太陽に向かって下流の方に飛び去る姿を追った後、元の枝を見てみると、まだもう一個体がいるとのこと。

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 ちょうど仲間と一緒に狙っていたので、飛び去ってしまったと思ってその姿を追いかけている間は、仲間は枝どまりの個体ををずっと観察していたのである。

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 こんなラッキーなこともあるんだと、早朝の寒さにも負けず次の狩りの場面を期待して待っているところである。

 

ハイタカ  Ⅱ   ニイタカヤマノボレ1215

 この場所で獲物を狙うハイタカはいつも同じ個体のような気がする。何となく顔つきに以前の覚えがあるように見えるのである。

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 多摩川の本流に沿って、土手下には疎水が流れている。そこはハクセキレイの幼鳥たちがにぎやかに遊んでいる場所である。

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 正面を向いたハイタカは、相変わらず鋭い眼差しをこちらに向けている。近くの池には鴨などもいるので、格好の狩り場になっているのかもしれない。

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 目と目が合うと怖さを感じるほどの鋭い眼光は、どこを狙っているのだろうか?じっと寒さに耐えているのは、背中に貼った使い捨てカイロのおかげで寒風も我慢できる。ハイタカの次の行動を楽しみにしているである。

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 結構期待しているものは残酷な場面を期待して待っているのであるが、その瞬間が迫っているように感じる。

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 その時、「ニイタカヤマノボレ」の指令が出たように突然の飛び出し、それもかなりのスピードで目の前を横切って、遊んでいるハクセキレイを狙った。

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 残念ながら狩りは成功しなかったが、迫力のある場面を見ることができた。もちろんあのスピードではカメラが追い付かないのである。

 

ハイタカ    鋭い眼光で

 このところの数日の冷え込みは、本来の師走の気候になってきた。早朝の河原の土手の草も、すっかり霜をかぶって真っ白になっている。

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 冬鳥が遅れている河原には、ハイタカが良く姿を見せるようになった。師走の日の出は真横からまぶしく光を当てる。

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 特に冬の日の快晴と言われる空は雲一つなく、土手上からの眺めは視界を遮るものが少ないので、冠雪の富士山もきれいに見える。

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 日の出の前に土手の上を一通り歩いて鳥を探してみる。陽の光が目線でまぶしいのでなるべくそれを背にして探す。

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 すでにすっかり葉が落ちた雑木林の中ほどの横枝に、黒い後姿が見える。よく見ると本命のハイタカの紋用が見える。背中では失礼だからと思ったのか、枝を移って正面を向いてくれた。

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 背中越しに振り返る鋭い眼光や正面からのそのまなざしは、獲物を狙っているのかカメラを意識しているのかわからないが、飛ばれないようにじっと観察することにした。冷え込んだ寒さも忘れるうれしい出遭いである。

 

 

ヤマガラ    残り少ない紅葉を背に

 急に冷えこんできたが、これが本来の季節かなと思う。12月に入っても赤いモミジの葉が見られる公園を歩いてみた。

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 散策路は枯葉が落ちているが、例年のようにかき分けて歩くサクサクという感じにはならない。まだ樹木の枝にかなりの葉が残っており散り足りないのかもしれない。

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 公園を歩いて感じる秋の残り香と言えば、いまだに見られる雑木林の色づいた葉と、台風の傷跡と言われる倒木だろうか。

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 そんな公園の散策路を歩いていると、久しぶりの混群が頭上を賑わしている。エナガ、シジュウカラ、コゲラ、ヤマガラなどである。

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 いつもこの順番で移動しているように見えるが、この中にはキクイタダキやムシクイなどのお客様が混ざっていることがあるので、簡単に通り過ぎるわけにはいかない。

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 動きが早い混群を追いかけるのは容易ではないが、双眼鏡で見逃さないように探す。残念ながらそれらしき姿は見当たらない。それではと最後通過のヤマガラを、残り少ない紅葉を背景に狙ってみることにした。

メジロ     おいらも負けないよ!

 アクロバットのようにぶら下がってマユミの実を採るコゲラが飛び去ると、すぐにやってくるのはメジロである。コゲラのいなくなるのをどこか近くで見ているように飛び込んでくる。

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 メジロもマユミの実がたくさんある中に入ってしまうと、その姿が見えなくなってしまうが、表で実を食べるときがチャンスである。

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 それぞれ美味しい実を狙って嘴を向けているのだと思うが、近いところに採りやすい実があるのに、無理して体を伸ばしているように見えるのはなぜだろうと考えてしまう。

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 目の前のメジロは、「どんなもんだい!」と、いかにも美味しい実を採ったかのように、嘴に銜えた実を見せびらかせている。

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 師走の低い太陽の光が強すぎるので、あまりきれいには撮れないが、繁盛レストラン「マユミ」のメジロである。

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 何度も嘴に銜えた姿を見せてくれるが、もう少し葉が落ちたころに冬鳥が立ち寄ってくれることを期待して、公園を後にしたのである。

 

 

 

コゲラ    レストラン「マユミ」

 欲を言えば、葉がすっかり落ちて、赤い実が残っているマユミに来る鳥たちを期待していた。まだ緑色の葉が多いレストラン「マユミ」である。

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 今シーズンは冬鳥たちもいつもより遅い、公園の紅葉も遅かったが、それなりにモミジは何とかきれいに色づいてくれた。

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 その他の雑木林の樹木の葉はあまりきれいに紅葉しないで、すでに葉が落ち始めている。これも温暖化の影響なのだろうか。

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 公園を歩いてマユミの木があるところを探してみると、まだ青々とした葉が残っている。それでもピンクの皮の中に赤い実がみえるようになってきた。

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 しばらく待っていると、留鳥のコゲラやメジロなどがやってくる。コゲラはアクロバットのようなスタイルで逆さになってマユミの実をねらう。

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 次から次へと交替で留鳥たちがやってくるので、今時珍しい繁盛しているレストラン「マユミ」とでもいうような光景である。

 

コハクチョウ     食事の時間

 あいにくの曇り空で残念ではあるが、塒を飛び立って田んぼに朝食にやってきたコハクチョウの群れと出遭った。

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 最初は10羽ほどだったが、おいしい獲ものがたくさんいるらしく、時間をおいていくつかの群れが降りたって鳴き声がにぎやかになる。

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 コハクチョウの池からの飛び出しはよく見ることが多いが、地上への着陸態勢はあまり見ることが少ない。

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 飛び立つ姿は戦闘機が滑走路を助走をして離陸するように、水面を足で勢いよく蹴りながら助走体制から飛び立っていく。

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 上空を飛んできたコハクチョウたちは、餌場の上を旋回した後、着陸地点目指して脚を広げ、さらに水かきを広げて減速しながら着陸する。

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 少しでも着地のショックを和らげようとするのか、稲刈りが終わった田んぼの水たまりに降りてくる。

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 降り立つと周りを警戒してすぐには餌探しを始めない。中には幼鳥の姿もあるが着地点で首を伸ばして集まっている。コハクチョウの朝食時間の出遭いである。

オオワシ  Ⅲ    獲物は何?

 脚には大きな魚を掴んで飛んでくる様子は、まさに早朝の大漁旗をかざして港に向かってくる漁船のようである。

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          脚には大きな獲物が!

 大きく広げた黒と白の羽で、羽ばたいて頭上を通過して餌場に向かう。脚にある獲物は大きなフナではないかと思う。

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 餌場はどの辺になるのか見ていると、小枝に囲まれて見えにくいところに入り込んだ。カラスやトビなどに横取りされないような場所を選ぶのだろう。

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 見ている方としては良く見える視界の良い所を期待するが、そうそううまくはいかないのが世の常である。

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 さらに欲を言えば、紅葉のきれいな葉があるようなところで食事をしてくれると、ありがたいとさえ思ってしまう。

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 時間が十分に有って一日中待っていられる身分であれば、いろいろな場面を設定して待つこともできるが、そこが週末バーダーの辛いところである。

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 オオワシも餌をもって足場をしっかり固めると、獲物を落とさないように慎重に掴んで朝食を始める。

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 獲物を嘴でちぎっては飲み込んで、辺りを見渡して警戒している。食事にはかなりの時間をかけているので、じっくり観察することにする。

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           あ~ぁ 美味しかった!

 足元の魚も最後まで抵抗しているのか、尾を見ると大きく反り返っていたりする。水の中にいた魚が高い木の枝にいるので、それこそ無駄な抵抗になる。

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           嘴をきれいに!

 結構長い時間をかけて食事を終えると、オオワシは自分の嘴を近くの枝にこすり付けてきれいに拭っている。

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 食事を終わって満足な顔をして、再び大きな池の方を眺める姿は、生態系の頂点にいる姿そのものである。おなかがいっぱいになったオオワシは、すぐには飛ばないだろうから引き上げることにした。

 

 

オオワシ  Ⅱ    期待に応えて

 松の枝にとまったオオワシの目線は、どうも池の方を見ているので、そろそろ飛び出してくれるかなと期待が膨らむ。

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 そのうちに体の向きを変えたかと思うと、背を低くして飛び出しの態勢である。程よい風もあるので一気に飛び出した。

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 大きく羽ばたくのでファインダーからは外れないが、真上に来るのでフレームアウトしてしまう。

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 いつもは他の人に話しかけられたり、よそ見をしているうちに飛び出したりするので、なかなかその場面を逃していた。

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 大きく羽を広げると黒と白の羽の模様と白い尾羽がきれいに見える。もっと光があればよいのだが、曇天の早朝ではこれで我慢するしかない。

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 それが幸いしたのか早朝で天候もいまいちなので、人も少なく飛び出しの瞬間に集中できたようである。

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 飛び出すと、まっすぐに池の方に向かっているので、たくましい飛翔姿に大漁を期待して待つことにした。

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 そのうちに数多くのトビが飛び交う中を、まっすぐこちらにズンズンズンと向かってくる姿が見える。曇り空でシルエットになっているが、脚には獲物を掴んでいるようである。

 

オオワシ    今シーズンもまた

 11月の後半に今シーズンもまたオオワシがやってきたと聞いたので、さっそくごあいさつにと出かけてみた。

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 できれば紅葉の山をバックに飛んでくれればと思いながら現地に着くと、見上げた松の木の太い横枝にその姿はあった。

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 それではと機材を準備しているとその間に飛び出してしまった。目の前に広がる大きな池に漁に出かけたようである。

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 漁の場面を見てみたいと池の方に向かって、しばらくの間双眼鏡でその姿を探してみるが、すでに姿はなく山に戻ったようである。

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 山のふもとに戻るとやはり戻っていつもの定位置に留まっている。池の上を旋回して漁をせずに戻ってきたようである。

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 まだ朝食はすんでないので、また飛び出すだろうと期待する。周りを見渡したりしているが、池の方を見ているので飛び出しも近いだろうと、狙ってじっと待つことにした。

ジョウビタキ    見返りはどう?

 長いこと修理に出してあった三脚が戻ってきたので、さっそく河原に出かけて試運転をしてみた。

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 三脚自体が悪いのではなく、雲台との連結の部品を交換しないとダメということで、はるばる欧州から取り寄せたがために2か月近い入院だった。

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 師走というのに暖かい陽だまりで、鳥の出を待っていても苦にならない陽気である。地球の温暖化と言われて久しいが、その通りかなという昨今。

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 準備万端で待っているとなかなか出てくれないのは鳥たちで、上の方ばかりを探していると、足元で聞こえるのはジョウビタキの鳴き声。

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 枯草の小さな実を食べているようである。後姿に自信があるのか見返りスタイルでポーズをとっている。

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 カラフルなオスもきれいだが、落ち着いた雰囲気を感じさせるのはメスの姿である。本命を待つ間を楽しませてくれたジョウビタキである。

カシラダカ  Ⅱ   本命を探して 

 群れで動いているカシラダカは、何か気配を察知すると一斉に叢から近くの樹木の枝に飛んでしまう。

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 その方が見やすいのだが、細かい枝がかぶって良いところに留まってくれないことが多い。

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 双眼鏡で探しているとその動きですぐに動いてしまうので、カメラのレンズで追いかけることにする。

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 中にはミヤマホオジロのメスかと思われるものも見受けられるが、うまくファインダーに収まってくれない。

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 そうこうしているうちに、また奥の葉の多い常緑樹の森に入ってしまう。できれば頭の黄色の濃いオスとの遭遇を待っている。

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 そのうちに同好の方が来て、ミヤマは向こうで見ましたよとの一言。その方はカシラダカを見てないというので、ここにたくさんいますよと言って、ミヤマンを探しに移動したのである。

カシラダカ    絶滅危惧種?

  桜の葉もすっかり落ちた公園の散策路を歩いていると、地面の叢から一斉に飛び立つ鳥の群れ。

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 近くの樹木の枝にとまったかと思うと、さらに警戒しているのか奥の常緑樹の森に隠れてしまった。

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 しばらく待っていると偵察の一羽が出て来て、葉の無い樹木の枝から叢に降りる。すると次から次へとバラバラと降りてくる。

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 逆光気味で良く見えないが、カシラダカの群れのようである。そうであればひょっとしてミヤマホオジロが混じっているかもしれない。

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 双眼鏡で目を凝らしてそれを探すもその姿は見つからない。それでもと一羽一羽を確認してみるが、期待外れである。

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 これだけの群れで動いているので、絶滅危惧種に指定されているとは思えないカシラダカとの出遭いである。

 

カワガラス    もう営巣準備?

 紅葉狩りをかねて山を歩いてみようと下り電車にのる。通勤ラッシュと逆なので最初から椅子に座れる。

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 終点の手前で降りて渓流沿いをさかのぼってみる。角度の低い朝陽に照らされた川の流れはコントラストがきつい。

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 光る水面を見ると何か潜っているような水の動きが見える。日陰で良く見えないが黒い鳥が動いている。

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 強い陽射しを手びさしで遮って水面をよく見ると、カワガラスの姿がそこにある。久しぶりのカワガラスである。

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 川の流れの水に潜って採餌中のようである。水から上がると嘴に川虫のようなものを銜えている。尾羽をピンと立てて水けをきると、下流に向かって飛び出した。

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 しばらく待っていると戻ってきたが、その嘴には苔のようなものを銜えている。餌ではなさそうなのでもう営巣準備かなと思う。

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 毎年寒の開けるころには早い雛が巣立ってくるが、もうすでに営巣準備をしているのだろうか?それにしても早いと思うが調べてみることにしよう。

 

メジロ    紅葉と共に

 晩秋と言ってもその雰囲気が無いこのごろ、なんか季節のメリハリ四季の変化がはっきりしなくなった昨今。

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 公園を歩いていてもきれいに色づいているのは、モミジの葉とイチョウの葉ぐらいである。その他の樹木の葉は、今一つ色づかないで落ち始めている。

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 公園の散策路も台風の残した爪痕というか、樹木が倒れたのもまだ整理されないでいる。歩いていくと通行禁止になっているので見てみると、先の方に大きな樹木が道をふさいでいる。

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 上り下りの多い公園の散策路を上りきると、モミジがきれいなところに出る。陽が西に傾き始めたモミジの下を歩くと、光にすかした赤い葉の中にメジロの姿が見える。

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                     こんなアクロバットまがいの事も!

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 普段はウグイス色の背中に白いアイリングがきれいなメジロも、真っ赤に紅葉した色にすっかり染めこまれている。

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公園で秋の季節を魅せてくれるモミジとメジロのコラボレーションである。

アオサギ    赤を探して青

 そろそろ赤い鳥が来ているといううわさも聞くので、希望の赤い鳥を探して早朝のキリリと引き締まる寒さの土手を歩いてみた。

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 寒いといっても例年よりはかなり暖かいようである。見下ろす湧水池の水面を、一面に覆い尽くす水草がなかなかなくならない。

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 ましてや赤い鳥がやってくる時季に抹茶池になっていることはない。それでは背景の緑に赤い鳥が手前に来てくれたらと、とらぬ狸・・・である。

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 さらに、ちょうど良く枯れた池の周りの低いブッシュに、一本だけ綿毛のようになったセイタカアワダチソウが抜き出ている。

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 その先に留まってくれたら最高だなと思いながら、背中をすぼめて待っている。もちろん背中にはおばあちゃんの知恵袋の使い捨て貼るカイロを貼り付けて。

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 待てど暮らせど赤い鳥は声すら聴かせてくれない。姿を見せてるのは赤ではなく大きな”アオサギ”である。赤い鳥は次回の楽しみに待つことにしよう。赤を探して青の早朝の河原である。

 

 

 

キジ    衣装に優越感?

 久々の休日、典型的な冬型の気圧配置で、気温は低いが朝から晴天の青空。陽だまりは暖かな小春日和。

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           「カラスがうるさいな!」

 カラスの群れがにぎやかに騒いでいると、キジの怒った声が響き渡った河原。春先のホロ打ちの時季の鳴き声や態度とは違う。

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           「こんなふうに飛べるかい?」

 自分の縄張りに侵入してきたカラスに怒りをぶちまけているように見える。そんなカラスはキジをおちょくっているかのようにシカとする。

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           「うーん、悔しいな!」

 キジも国鳥であるプライドと、かつて鬼退治では桃太郎の一番の家来として、偵察の重要な役目を果たした自負があるのでここは譲れない。

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           「ところでその黒い衣装は着替えないのかい?」

 一方キジは鳥であるくせに飛ぶよりも走る方が得意ということが、カラスに知られているのか、カラスは目の前をこれ見よがしに飛んで見せる。

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           「そんなことは余計なお世話だ!」

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          「見てこの衣装と容姿を!  最近太り気味だけど?」

 悔しいキジはきらびやかな衣装を見せて、メタリックに光る首筋のそれを自慢する。それを言われちゃおしまいよと、ばかりに退散するカラスであった。

 

 

キセキレイ    河原で

 セグロセキレイと共に河原でにぎやかさを見せているのはキセキレイである。昔はキセキレイが多くてあまり振り向かなかったものである。

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 ところが世の中の変化というか自然の変化で、さいきん多くなってきたのはハクセキレイでキセキレイの姿はあまり見なくなった。

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 そういえば海辺にだけいると思っていたイソヒヨドリが、このところ近所で見ることがある。これも環境の変化かもしれない。

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 ハクセキレイももともとはイソヒヨドリと同じで、海岸の近くに多くいたらしい。それが今では当たり前にどこでも見かけるようになっている。

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 そういう意味では、キセキレイがきちんと昔からの自分たちの棲むところを守ってきたのであって、ハクセキレイがそれを侵略してしまったのだろうか。

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 繁殖力旺盛な鳥たちが天下をとっていくのかもしれない。そう考えると、ガビチョウの繁殖力もすごいので、今後の野鳥の世界も心配になるこのごろである。

 

 

セグロセキレイ    河原で

 河原の土手を歩いていて、周りををうるさいぐらいに飛び交うのは、いつもハクセキレイの幼鳥が多いが、珍しくセグロセキレイの姿がある。

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 ハクセキレイはいつも無視してしまうせいか、目の前をうるさいほどにこれでもかと飛んで見せる。

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 流れる川の丸くなった石の上を追いかけるように飛んでいるのはキセキレイとセグロセキレイである。

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 子供同士なのかペアーを求めて戯れているのか、それぞれ同種で追いかけっこをしている。

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 本命は見上げた崖の上に現れるはずであるが、その姿は見えないのでセグロセキレイを追いかけてみる。

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 晩秋の水の流れには落ち葉が流されて、それが河原の石のよどんだ水たまりに固まっている。そんな石の上を、長い尾を上下に振りながら飛び移る、セグロセキレイである。

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