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2019年4月

水面の菜の花     クイナ

 

 川の水の流れの止まった水面には、岸辺のセイヨウカラシナがきれいに写っている。こんなところに鳥が絡んでほしいと願っているとクイナが現れた。

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 クイナも警戒心が強いので水際の緑の草の多いところを移動する。その上にかぶさるように黄色の菜の花が咲き誇っている。

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 その黄色の花が流れがよどんだ水面に見える。朝陽が上って周りが明るくなってくると、クイナも動きが良くなってきてその近くを通る。

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 上から見ていると水の中の餌探しながら動く姿が、なぜか水面に映る菜の花を見ているように見える。

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 クイナもお花見かなと思う場面である。水面に映る花に鳥がうまく入ると良い構図だなと自己満足して見入っている。

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 早朝にはクイナも二羽出ていたようであるが、何とか一羽がお相手をしてくれた河原である。

仲良しペアー    タシギ

 

 

  冬鳥の少ない時は朝起きると、今日はどこに行こうかと鳥のいそうなところを頭に浮かべてみることがあった。

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 今シーズンの夏鳥は動きが早いせいかいろいろなところに出現しているので、朝起きて何を撮りに行こうかと考えることで行く場所が決まる。

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 それでも確実に目当ての鳥がいるところが一番確率が高いので、そちらに足が向いてしまう。

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 少し時間が遅れてしまったので、目当ての鳥がいるかどうか心配であったが、いなかったら他の公園に行こうと決めて出かけてみた。

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 仲間の姿が見えないので、遅かったかなと現地を見てみると、もう出た後で早い人は帰ったようである。それでも、どこかにいるのではないかと探してみる。

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 河原の石ころなどと擬態色になっているので、なかなか見つけにくいが、よく見るとペアーであろうか二羽が仲よく採餌中である。

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朝、出遅れて来ても、 姿を見せてくれたうれしいタシギである。おなかがいっぱいになったペアーは、その後川辺の叢に上がって、お休みタイムに入ってしまったので、次のポイントへと向かった早朝である。

 

早朝のにぎやかさ    アカハラ

 山が萌えるといわれるこの新緑の芽吹きの季節、日増しに公園の樹木の葉の色も変わっていく。

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 気候にしても眼の保養にしてもこの時季が一番好きだ。そんな早朝の公園を歩いていると一斉に囀り出すのがアカハラである。

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 よく響きわたる声が早朝のひんやりした空気を震わせているように聞こえる。

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 夏の高原に行くと響き渡っている声なので、なぜか清々しさを感じさせる鳴き声である。

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 山に帰るために群れで移動しているのか、これもしばらく鳴き交わすと静かになってしまう。

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 まだシロハラも残っている公園では、移動前の紅白の囀り合戦が聞こえるのである。

新緑に映えて   キビタキ

 鳥見をするのに歩き回るのが良いのか、一か所でじっと待つのが良いのか迷うところであるが、現在は前者を実行している。

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 お互いに動き回るから確率は半分になってしまうが、いろいろな場面で違った鳥たちに出遭うことが楽しみになる。

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 足腰が弱ってきたら一か所集中の鳥見をしようと思っているが、手持ちで歩いているので、最近は持ち歩く機材の重さを感じるようになってきた。

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 そんななか昨今はカメラもミラーレス化の方向に向かっているのと、最近の電子機器の進歩のおかげで軽くて性能の良い機材がそろってきた。

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 最初の頃は連写するシャッター音が心地よく耳に聞こえてきたが、連射音が無くてもかなりのコマ数がとれている。連射音の無い鳥撮りが主流になるかもしれない。

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 その上聴力の優れた鳥たちに対しては、早朝の静けさの中で連射音を響かせるとまずいのかなと思ったりすることもある。

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 今シーズンの公園はキビタキがにぎやかである。新緑に映える姿とその鳴き声が公園の森に響きわたる。キビタキはあまり連射音は気にならないと見えて、きれいな声で囀り続けている。

 

桜蕊と共に     コムクドリ

 コムクドリが群れで移動しているが、前回はオスの多い群れであった。今回はどう探してもオスの姿は見えない。

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 前回は菜の花で遊んでくれたが、やはり桜にコムクドリが一番似合うのかもしれない。今日のように良い天気の時はできればオスの金属メタリックの羽を見てみたい。

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 オスに比べて外観は地味であるが、コムクドリのメスはそれなりに魅力的である。

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 桜の花の散った後の若葉が出始めるころに着く虫を捕っているのか動きが早い。そうかと思うと何か考えているように頭を見せることがある。

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 そんなチャンスを狙って追いかけている土手のうえであるが、目線で見えるところに来てくれないと、白いおなかが見えるだけになる。

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 桜蕊の赤い色がコムクドリのメスの白いからだに映える。この時季は若葉とその桜蕊がコムクドリを引き立てている。

からし菜に映えて   婚姻色のダイサギ

 黄色のからし菜のあるうちに、婚姻色のダイサギかコサギをその花に絡めて見たいと思っていたが、今朝は河原にそのダイサギがいる。

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 目の周りと嘴のところがブルーになって、レースのような羽をひらひらさせてゆっくりと河原を歩いている。

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 欲を言えばもう少し婚姻色が濃くなるとうれしいのだが、次週に期待することにして、黄色の花の近くに移動することを期待して待つ。

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 その間には他の鳥たちも出てくるので、目を離せないところである。歩いている分には安心しているが、飛びされれるといちばん困る。

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 長い首を水面に近づけて餌を探しながら、一歩一歩黄色の花に近づいてくる。手前ではなくて花を前ボケにしたいなと構図を考える。

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 思ったようにいかないのは世の常であるが、そんな場面を考えながらじっと待つのも、また鳥見の楽しみの一つかもしれない。

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 一か所に長いこといない性格の鳥見人は、次回の楽しみにして引き上げることにした。

やっと出遭えた    ツミ

 桜の花の季節になると、公園の常緑樹に営巣するツミの姿が見えるのが例年であるが、今シーズンはいつものところにその姿がない。

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                                  ツミ ♂

 公園を歩いても声はすれども姿は見えずのパターンが多かった。昨年の台風の影響でかなりの大きな樹木が倒れてしまっているせいかもしれない。

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                               ツミ  ♀

 今頃は桜の枝を折って巣作りの最中であるはずが、声すら聞こえてこないのである。

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 それではと、ツミが昨年営巣した場所を歩いて探してみることにした。だいたい営巣が始まっていると、カメラを持った人が必ずいるはずである。

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 ところがこの公園は人っ子一人いない。それでもとそれらしきところを探してみると、上空を枝を持ったツミのオスが通過した。その行き着くところを目で追ってみると、そこにはすでに枝をたくさん重ねて巣作りをしていた。

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 一休みするために飛んだ先の枝の上の方にはメスの姿も見える。それでは愛の儀式も見えるかなと期待していたが、一休みしたオスは狩りに出かけてしまった。

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 とにかくツミの繁殖行動が始まっていたので安心して帰途についたのである。

 

 

にぎやかな公園    キビタキ

 冬鳥の飛来から、今シーズンは例年と違う感じがすると思っていたが、やっと夏鳥たちがやって来て公園の森がにぎやかになってきた。

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 日増しに濃くなる新緑の、やわらかい葉にあたる逆光の光に映える鳥たちである。赤いのや黄色、青いのも来ている。

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 信号と同じで、青いオオルリは通過してしまうのでなかなか遭えない。その点キビタキはゆっくりと羽を休めている。

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 アカハラは早朝に群れで鳴き交わしているが、あの声を聞くと夏も近いなと思うのある。

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 週末の公園は、キビタキがサービスよくきれいな声とその姿を見せてくれた。鳴き方はまだ慣れていない感じもするが、樹木の高いところにいる。

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 新緑がきれいなうちに、早く目線でその姿と声を聞かせてほしいものである。

囀りも上手に    ウグイス

 地鳴きから囀りを始める端境期は、公園や河原でもその鳴き声が混合している。

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 早くから高い樹木で綺麗な囀りを始めるウグイスと、藪の中で地鳴きを続ける奥手の鶯がいる。

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 桜も散るころになるとほとんど地鳴きは聞こえなくなり、きれいなさえずりが方々から聞こえてくるようになる。

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 人の世界でも子供の時は、早や生まれの子と4月生まれの子では約1年も違うので、かけっこなどではその差が大きい。

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 我が家でも長男は4月生まれなので、リレーの選手をしていたが、下の子は2月生まれなのでいつも遅い方だった記憶がある。

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 樹木の新芽が出始めた河原の林では、そんな差もなくなり大きな声できれいな囀りをしながら、縄張りを主張するようになっている春告げ鳥の鳴き声である。

 

 

身近で営巣    ツバメ

 「越冬ツバメ」というヒット曲があるが、実際越冬しているツバメを見たことはない。ツバメが飛び交う姿を見ると、春が来たんだなと実感する。

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 イワツバメは最初にやって来て屋外で営巣するが、ツバメは人の住む民家や商家などで子育てをする。

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 昔からツバメが巣を作る家は、商売繁盛するとか安全だとか言われる。そのせいかツバメの巣を壊したりしないで子育てを見守ることが多い。

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 電線に留まっているツバメは、すでに営巣場所を決定したのか同じところを飛び回っては戻ってくる。

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 ツバメはイワツバメと違って喉元が赤いのと、尾羽が長く切れているので、燕尾服と言われる所以であるがわかりやすい。

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 もう少しすると巣作りと子育てが始まるので、さらににぎやかになるだろうと楽しみになる早朝散歩である。

僕の通り道     イタチ

 

 河原の土手を歩いていると、オナガの群れが騒がしい。出たり入ったりのオナガのいる森の下を見ると、イタチがちょこっと顔を出した。

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 愛くるしい顔をしているが、お互いにびっくりした感じで顔を見合わせてしまった。前足を上げた立ち姿で周りを見回す。

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 勝手が違うなという雰囲気で、来た道を戻ってしまったが、しばらく待っていると再び顔を出した。

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 イタチは同じ道を通らないといわれているが、草を踏み分けたような細い獣道になっている。

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 何度も顔を出すところを見ると、ここを通って土手を超えて川に行きたいのかもしれない。

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 イタチは泳ぎが得意で水辺が好きである。しかし、どうしても水辺に行くには、土手下の舗装道路を横切らなければならない。

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 そこを通るために様子を見ている感じがする。右見て、左みて安全を確かめて舗装道路を渡っていった。

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 それにしてもかわいい顔をしたイタチである。昔話では人をだますともいわれているが、その毛皮は襟巻とか、毛筆などで重宝されているのである。いつまでも自然の中で、そのかわいい姿を見せてほしいものである。

 

ツミの姿は見えないが    オナガ

 オナガの声のするところにツミ有りという認識を持っている。いつもの公園だとツミの巣作りが始まるころには、近くにオナガの姿を見るようになる。

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 オナガとツミは共存共栄していると聞いたこともある。それではこの近くでツミの営巣が始まっているのかと探してみたくなる。

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 早朝の朝陽が上り始めた森に、オナガの群れがにぎやかである。相変わらず黒いベレー帽に水色のマントはお似合いで好きな色である。

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 これだけの外見を見せるなら、もう少しきれいな声を神様からもらって来ればよかったのにと同情する。

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 そこは昔から言われる、「天はニ物を与えず」というところかもしれない。特に新緑の樹木にオナガは映えるスタイルである。

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 今朝はオナガを追いかけてしまったが、この次はこの場所でツミを探してみようと思う。

 

花がある限り      ダイサギ

 寒い日が続いたので、今シーズンの桜は長く楽しむことができた。なかには二週続けてお花見ができた人もいたのだろうと思う。

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 ピンクの桜が終わると黄色の菜の花が眼を楽しませてくれる。春の良いところは、次から次へと花が開いてくる季節だということになる。

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 河原にいつもいるダイサギも花がある限り絵になる風景を作ってくれる。この時季はそろそろ婚姻色になったきれいなダイサギが見られるはずであるが、目の前にいるのはそうではないのが残念である。

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 それはよくばりすぎですよと言われそうなので、いつものダイサギで我慢しよう。普段はダイサギかと言って通り過ぎてしまうが、今日は菜の花をどう入れようか場所を選ぶ。

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 それと共にただたっている姿では面白くないので、何か餌を銜えてくれないかとか、隣のダイサギと戯れてくれないかなどと願ってしまう。

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 そんな希望を叶えてくれそうもないので、せめて黄色の菜の花をうまく取り入れようと苦心している河原である。

 

無理やり菜の花     クイナ

 

 あさの早いタシギを狙って河原に向かったが、今朝は少し出足が遅くなってしまった。案の定、狙いのタシギは上流に向かって飛んでしまったようである。

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 しかしまだ鳥運が少しあったのか、クイナが良いところに出て来てくれた。時間の経過とともに空も明るくなってきたので、水面に映るクイナもきれいである。

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 臆病な性格なのか、習性として常に天敵から逃れる体制をとっているのか、水草の陰に近いところを歩くときはゆっくりと餌を探しながら歩く。

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 周りに何もないところや川を渡ろうとするときは、早足で駆け抜けるように移動する。その姿は首を伸ばして忍び足スタイルなので、見ていてあまり様にならない。

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水の流れの中を歩いていたかと思うと、周りの草の中に入ってしまうこともあるが、その目の方向を見ていると今にも飛び出しそうな気配を見せる。

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 飛翔姿は今まであまり良く撮れていないので、何とかファインダーに収めたいと思って待っている。草の中に入ったかともうとすぐに出て来て、川の流れのある方向に歩き出した。

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 そのうちに早足になったかと思うと、飛び立って反対側の川の流れの方向に行ってしまった。飛び出しはなかなか用心していないと、いつも置いてけぼりになるので神経を使うところであるが、何とか収まった飛翔姿である。

 

 

菜の花に埋もれて   続 コムクドリ

 本流の河原の菜の花は今シーズンは不作、昨年の夏の洪水ですっかり流されてしまったのかもしれない。それに引き替え支流の河原は、その分まで見せるよと黄色の花が一面に咲いている。

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 この時季は鳥の姿を見ると、何とか花と絡んでほしいと思うものである。特に河原の黄色のセイヨウカラシナは、味気ない河原の石ころを全面的に隠してくれるのできれいに見える。

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 群れでいるコムクドリは水浴びをしているので、黄色の花に絡むというより留まってくれたらいいなと願う。水辺に降りるコムクドリを追ってみると、ちょうど菜の花の間に水浴び場を見つけている。

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 一羽が周りを警戒するように見まわすと、安心したかのように数羽が降りてきた。ちょうど流れが石で囲まれたようになっているところが浴場のようである。

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 三羽が同時に水に浸かってしぶきを上げる。手前に黄色の花があるので、何とか前ボケで入れてみたいと、鳥が飛び立たないように静かに移動する。

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 今までは桜の木に来るコムクドリが多かったので、桜以外のコムクドリをファインダーに収めることができた。うれしい限りであるが、でも次は桜かな?

 

 

新緑を楽しむ    コムクドリ

 コムクドリの群れが来ているというので、バラけないうちに出遭いたいと思い河原を歩く。一通りいそうなところを歩いてみたが見当たらない。

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 できれば満開を過ぎた桜蕊を食べるところを狙ってみたいと探し回る。歩き疲れたころに鳥友さんから朗報が!

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 もう少し上流で水浴びをしているよと言われて、疲れも忘れて足取りは軽くなった。狙いの桜ではないが、新芽が出始めた河原の樹木の枝に鈴なりである。

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 水浴びをした後、その羽繕いを近くの新芽が出始めた小枝でやっているのである。ぶるぶると水けをきったり、嘴で羽根をすいている。

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 濡れた羽も色っぽいが、やはりメタリック調のオスの羽が魅力的である。天気が良いせいか水を浴びた後、羽根が乾いてくるとそれがきれいに見える。

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                                          コムクドリ ♀

 この群れはオスが多いので見ごたえはあるが、やはりメスの姿も探してしまう。少し地味ではあるが、メスも餌獲りに忙しそうであった。今シーズン初めてのコムクドリとの出遭いであった。

 

菜の花と共に    続 タシギ

 河原にある黄色の西洋カラシナに絡んでくれればと待っていると、体の大きさが違うのでオスとメスかと思われる二羽が、仲良く採餌しながら歩き回ってくれる。

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 あわよくば黄色の花の近くに来てくれないかと願うと、その意をくんでくれたかのように二羽とも同じところに移動して来た。

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 長いくちばしでかなり大きな獲物を捕らえたようで、盛んにに大きく引っ張りだしている。捕まえられたほうも抵抗しているのかなかなか出てこない。

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 遠目には長いひものように見えるが、何を見つけたのか興味のわくところである。双眼鏡で見てみるとカエルの足を咥えているようにも見える。

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 水中の石の下で、まだ冬眠中のところを見つかってしまったようである。最後には引っ張りだされて、嘴でぶら下げられている。

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 まだ眠っているのか外に出てからはあまり抵抗している様子はない。タシギの餌は、水中の小さな虫や小魚かなと思っていたので意外である。

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 それも黄色の花の近くで奮闘してくれたので、花がらみの採餌シーンがファインダーに収められた。「強く願えば必ず実現する」という哲学の実践の場となった早朝のタシギである。

 

 

 

 

 

春は名のみの寒風の中    タシギ

 4月も上旬が終わったというのにまだ肌寒い日が続く。おかげで桜の花はいつまでも咲いていてうれしさもあるが、暖かい日差しが欲しくなるこのごろである。

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 そんな朝でも早朝に行動するというタシギを狙って、夜明けと同時に現地に向かう。すでに鳥友さんはスタンバイをしている。

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 今朝も三羽いるというので探してみるが、二羽は確認したがもう一羽は大きな石の陰でお休み中である。それでも確認できたので、あとは行動してくれることを待つばかりである。

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 長いくちばしで水の中から虫などを捕っているのだろうが、いつも同じスタイルになってしまう。それでも羽を広げてエンゼルマークを見せたり、ストレッチをしながら動き出した。

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 河原にある草の陰に隠れるようにして餌をとっている。体は擬態色になってゆっくり動くので天敵には見えにくいが、いざというときには体ごと隠れるところが必要なのだろう。

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 河原には黄色の西洋カラシナの花があるので、それに絡んでくれればと願いながらのタシギ観察である。

力強い母衣打ち    キジ

 三寒四温という言葉を聞くと春が来るんだという今までのイメージが、ここのところの気候を見ていると冬に逆戻りのような日がやってくる。

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 多少寒くても冬のコートを脱いでも大丈夫かなと思っていると、一日の最高気温が一桁と言われる。すでに衣替えをしたコートをまた取り出すようである。

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 本命を狙って早朝から河原に出かけるが、なかなか姿を見せてくれない。春の陽射しに聞こえてくるのは、キジの「ケーン ケーン」という鳴き声と母衣打ちの音である。

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 広い河原の枯れた叢も若い緑が見え始めている。声は聞こえるが姿が見えないぞと探していると、キジのオスのきれいな赤い鶏冠と背中の紋様が見えた。

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 視界の効くところに出ると、縄張り宣言とメスへのラブコールか大きな声を張り上げる。そのまましばらくじっとしているので、次の母衣打ちを待ってみる。

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 これもなかなか見せてくれない。手持ちの望遠レンズは、狙って覗いている手がつかれる。そこでたまに一休みすることにする。

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 しかし、いつもこの瞬間に飛ばれたり母衣打ちをされたりするので、一休みもすぐにスタンバイできる体制で待つことに。

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 オスのキジのこのパフォーマンスはいつも見られるので、そろそろ、メスの姿を見たいと思っているが、これもなかなか遭遇できないでいる。

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 結局本命は現れず、キジの母衣打ちだけの河原散策になってしまった。今週末はもう少し早めに挑戦しようと帰路に着いたのである。

春の風に乗って    ダイサギ

 河原にも黄色の花がめだつようになってきた。セイヨウカラシナだろうか、鳥が絡んでくれると絵になる。

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 毎年河原一面この黄色の花が埋め尽くしてくれるのだが、今シーズンはそれが少ない。昨年の夏の増水で川の流れがまったく変わってしまったので、花も少なくなってしまった。

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 この川はコサギの縄張りになっているせいか、ダイサギが遠慮がちに採餌している。いつもこの時間になるとコサギの群れがあらわれるはずであるが、今朝はその姿が見えない。

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 上流を双眼鏡で覗いてみると、川上の遥か彼方にコサギの群れが見える。だんだんと下流に移動してくるのかもしれないが、目の前には一羽のコサギだけである。

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 コサギの群れの先遣隊なのかそのコサギにダイサギが追われて、黄色の花の上を飛んで反対側の流れに移動している。

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 それでもダイサギである。コサギに意地悪をされて、追われて飛んでいる姿であるが、なぜか春の風に乗って飛んでいるようにも見える。

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 この花が演出してくれるうちに、もう少しまともな花がらみをファインダーに収めたいものである。

突然の飛翔    オオタカ

 

 久しぶりに猛禽を見たいなと思いながら河原に向かってみた。見上げる崖の上にはかなり遠いがその姿がある。

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 そのうち動くだろうとよそ見をしている間に姿がなくなっていたが、どこに行ったのか見当もつかない。

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 しばらくするといつも留まっている高い樹木の上に別個体のオオタカが見える。じっとして動く様子が無いので本流を眺めてみる。

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 カルガモがバタバタとにぎやかだなと見てみると、そこからオオタカの成鳥が飛び出してきたが、目の前なのであわててしまう。

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 急いで後を追うが上流方向へと飛び去ってしまった。まさかこんな近くで狙っているとは思いもしないから不意打ちである。

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 支流をさかのぼって桜の花の咲く崖の林の中に入ってしまったが、少し遠いのでその姿を見失ったところである。 その後、しばらくしてから獲物を追いかけて本流の方向に飛び出してきて、追いかけまわしていたがその後はどうなったのだろうか? 

 

今シーズンもまた    ヤツガシラ

 鳥見を趣味としない人や鳥に関心の薄い人は、ヤツガシラと聞けば里芋の一種の芋を連想するのが普通だと思う。そういう自分も最初に知ったときはそうであった。

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 芋のやつ頭も里芋がいくつもくっついたような醜い形をしているので、芋から連想すると鳥のヤツガシラは想像だにしにくい。

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 そんなヤツガシラが近くに来ていると聞いたので、さっそく行ってみた。いつものんびりしていると旅び立った後だったりするので、善は急げの行動であった。

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 ところが現地についてみると、多くのカメラマンに囲まれて遥か遠くにその姿が見える。しかも地面の虫を捕っているのか、枯葉と地面と同色になるので見つけにくい。

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 本来なら扇状の冠羽を広げてくれたり、嘴で虫を転がしたりしてくれるはずであるが、それも難しそうである。

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 朝が早いせいか採餌に夢中で、あちこちを嘴を地面にさしながら歩き回っているだけである。もう少し草鞋を脱いでくれるなら、リベンジしたいヤツガシラとの出遭いである。

 

 

私も同じよ     続・チョウゲンボウ メス

 メスの行動を見つめていてしびれを切らしたオスは、メスのいるところに向かったが、それと同時に出てきたのはメスだった。なんかちぐはぐな行動に見える。

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 オスが留まっていたところとおなじところに今度はメスの姿がある。メスも何となく落ち着かない様子でオスの方を見ている。

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 普段であればここにメスが来ると、すぐにオスが追いかけてくる場面であるが、メスの様子を見ているとそうでもなく時間がかりそうに見える。

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 天気が悪いのとギャラリーが多いのが気に入らないのかもしれない。メスもうしろを振り返ったりと落ち着かない様子を見せる。

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 そのうちにメスも飛び出しの態勢を見せたかと思うと、一気にオスのいる方向に飛び出して行ってしまった。

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 その後見えないところで愛を確かめあう大きな鳴き声が聞こえたが、肩すかしを食ったのはギャラリーだけで、オスは目的を達したのかもしれない。

 

相手が気になる    チョウゲンボウ オス

 

 

  あいにくの雨上がりの空の下、霧が立ち込めて少し暗く条件はわるいが、新芽も出てきたころだろうからとチョウゲンボウの谷を覗いてみた。

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 今シーズンは二組のペアーが期待できそうであるが、最初のペアーは既にすっかり仲良しで、出来上がっているように見える。

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 もう一組はイケメンのオスであるが、今一つ押しが足りないのか、メスは納得していないのかしっくりいってない感じである。

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 巣から出て来て寒い雨上がりの枝でじっと待つが、メスはそれに応えてくれない。樹木の横枝に留まって後ろを見たり下を見たり、メスの行動を観察している。

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 本人(鳥)も気が気ではないだろうが、カメラを構えているこちらも寒さと経過する時間に不満もたまってくる。

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  天気が良ければ鳥たちの動きも良いのだろうが、この寒さでは気持ちも沈みがちなのかもしれない。

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 そのうちに仕掛けたのはオスであるが、メスのいる方向に飛び出していった。その結果に期待したいところだが・・・・・。

 

 

何とか桜からめて     コゲラ

 

 桜も見ごろであるがあいにくの曇り空、狙いは桜にカワセミであったが、そのカワセミ君は姿を見せてくれない。

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 そのうちにシジュウカラの混群の声が聞こえる。桜の高いところに留まっているので、曇り空背景の空抜けになってしまう。

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 近くでエナガの声も聞こえるので期待していたが、他の樹木の方に行ってしまった。思うようにいかないものである。

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 そのうちに僕では役不足ですかと、コゲラが桜の花を背景に登場してくれた。あまりきれいなコゲラではないが、よく見ると赤い斑点が見える。

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 何とかその赤いものを見えるようにと頑張ってみたが、これもまた思うようにいかなかった。その上うまい具合に桜の花の良いところに行かない。

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 動きが早くなかなかうまくいかないが、なんだかんだと言いながら、桜がらみに一番協力してくれたのはコゲラだった。

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 カワセミ狙いで桜を見に行ったが、その代役を務めてくれたのはコゲラのオスであった公園である。

 

一羽だけじゃなく平等に   続 カイツブリ

 カイツブリの餌運びを見て、五羽の雛を育てるのは大変だなとつくづく思う。日本でも昔は子だくさんの家庭が多かった。7人、8人の子供たちというのは当たり前の時代があった。

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 そんな時両親はどうやって育てたのだろうと、今では考えられないご苦労があったのかなと思う。

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 池の水面で子育てをしているカイツブリのオスは、頻繁に小魚を獲っては雛たちに運んでいるが、よく見ていると平等に餌を与えているようである。

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 親が餌をもって帰ってくると、元気な子供たちはわれ先にと親の嘴のところに急ぐ。ひ弱な遅い子はいつも遅れてしまう。

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 それを察知したのか親は、水中を潜って反対側に出て一番後ろにいた子に餌を与えたのである。さすがだなと感心してしまう。

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 昨今の人の世界では、児童虐待などでわが子の命まで奪ってしまうことが起きている。「人のふり見てわがふり直せ」ではないが、鳥の子育てに学ぶべきこともあるような気がする。

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