春の風に乗って ダイサギ
河原にも黄色の花がめだつようになってきた。セイヨウカラシナだろうか、鳥が絡んでくれると絵になる。
毎年河原一面この黄色の花が埋め尽くしてくれるのだが、今シーズンはそれが少ない。昨年の夏の増水で川の流れがまったく変わってしまったので、花も少なくなってしまった。
この川はコサギの縄張りになっているせいか、ダイサギが遠慮がちに採餌している。いつもこの時間になるとコサギの群れがあらわれるはずであるが、今朝はその姿が見えない。
上流を双眼鏡で覗いてみると、川上の遥か彼方にコサギの群れが見える。だんだんと下流に移動してくるのかもしれないが、目の前には一羽のコサギだけである。
コサギの群れの先遣隊なのかそのコサギにダイサギが追われて、黄色の花の上を飛んで反対側の流れに移動している。
それでもダイサギである。コサギに意地悪をされて、追われて飛んでいる姿であるが、なぜか春の風に乗って飛んでいるようにも見える。
この花が演出してくれるうちに、もう少しまともな花がらみをファインダーに収めたいものである。
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