荒れた河原に シメ
増水した後の多摩川の河原を二度目であるが久しぶりに歩いてみた。綿のような薄の穂が出始めた河原は、すっかり水で流されて砂地の歩きにくい姿になっていた。
以前は土手の河原に降りる手前が増水で、川になってしまったので渡れなかったが、水も引いて楽に渡れるようになっていた。
その河原は冬鳥も休めるような草木もなくなり、もちろん餌を探すのはたいへんである。そのせいか鳥たちの姿も少ない。
岸辺の鳥たちが隠れたり、餌を探したりできる場所は、大きな丸い石ころがゴロゴロする河原になってしまっている。
そんな河原を石ころで転ばないように慎重に下流へと歩いて見た。カワウやダイサギが羽を休めている河原に小鳥の影。
ゴロゴロする石ころの間にある流されてきた枝にその影は見える。よく見るとシメであるが、個人的には今シーズン初めての出遭いである。
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