やんちゃぶりを見せる若 オオタカ
実はハイタカが姿を見せる前にその林の別の樹木には、オオタカの若が先着していたのであるが、その動きに成鳥の雄姿はない。
それこそ落ち着きがなく周りを見回したり、近くの池のほうを見たりしている。池にはバンやカイツブリ、カルガモなどがいる。
その素振りからは、いかにもすぐに飛び出すのではないかと気をもんでしまう。実はオオタカとハイタカどちらを狙うかと迷った。
ハイタカがずっとブラインドの樹木にいたら、オオタカに集中したのだろうが、幸いハイタカが良いところに出てくれたので、もちろんレンズはハイタカに向けたのである。
ところがこのオオタカの若は、ちょっと目を離したすきに、目の前の池にいるカモを狙って突っ込んできたのである。
狩りは失敗したものの、その撮影も失敗してしまった。ピントが背後に取られてオオタカはピンボケで、とまったところも枯草の間から少し見えるだけというお粗末な鳥見になってしまった。でも実際に目の前で起きた狩りの瞬間の場面は、眼に焼き付いている。だから鳥見はやめられないのである。
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