そろそろお別れか ベニマシコ
弥生三月という言葉からは、何となく暖かい雰囲気が感じ取れる。暖冬といわれたこの冬、ところによっては、スキー場が雪不足で開場できなかったところがあると聞く。
そんな時期になると、南で越冬すべき移動してきた鳥たちは、そろそろ繁殖地の北へ帰る準備を始める。
今シーズンはその気候の変化もあったのか、いつもの河原でのベニマシコとの出遭いが少なかったように感じる。
時節柄、人込みや満員電車は避けた方が良いとのことなので、久しぶりに人の少ない野山を歩いてみた。
林道をゆっくりと歩くと、見上げる樹木の枝には、ベニマシコの群れが枯れた木の実をむさぼるように食べている。かなり赤みの濃いきれいなオスと、そのそばには地味なメスがいる。
北へ帰る準備のために体力を蓄えているのか、その食べっぷりはみごとである。冬鳥たちとも、そろそろお別れの季節になってきたようである。
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