お別れの鋭い目 続 シメ
目つきが悪いとは若いころに言われたことがある。よく言えば目力があるねとも。シメに向かってそういうと怒られてしまうが、そのスタイルは捨てたもんではない。後ろ姿はなかなかきれいな色どりである。
ただ惜しむらくは尾羽は少し短い。その姿が特徴でまた魅力にもなっている。顔つきの割には鳴き声は、小さな声で短く鳴く。
公園の芽吹き始めたモミジの柔らかい新芽を狙ってその枝に取り付いているシメは、正面顔を見せない。こっちをを向いてほしいなと思いながらじっと待ってみる。
背中を見せているばかりで、なかなか正面を向いてくれないのは、採餌に忙しいのもあるが、背中の魅力を誇示しているようにも見える。
そして背後を警戒するように、その魅力的な鋭いまなざしを時々見せてくれるが、希望通りのポーズはなかなかとってくれない。
桜の開花宣言があって一週間ほどで満開になるだろうから、桜も例年より早く終わってしまいそうである。帰り支度に忙しそうなシメの姿も今シーズンはこれが最後かもしれない。
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