名前の通り間違えないで 続 コノドジロムシクイ
手入れをされた庭木の中に入って、なかなか出てこないことがある。何をしているのかなと思うと、葉の裏についた虫を取っているようである。
だから全体の姿を見せるのは、葉のない春を待つ樹木の枝にとまったときである。
ヒタキ類に見えるこのコドノジロムシクイ、その名前の通りムシクイぶりを見せてくれないかなと思っていると、その意思が通じたのか虫を取って見えるところに出てきた。
あいにくその姿は後ろ方向からであるが、捕った虫を食べようとして頭を振り回している。「俺はムシクイだぞ」というようなパフォーマンスである。
少し時間をかけて格闘の末一気に飲み込んでしまった。その後はしっかりとみてくれたか、と言う目つきであたりを見回している。
「よく見てくれた?」
今シーズンは名古屋でも見られたというが、珍しい鳥にしては居心地が良いのか、すっかりこの場所が気に入っているようである。
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