魅惑のメタリックカラー コムクドリ
待ち人来たらずというと、期待感を持っていてがっかりすることがある。新年の初詣でおみくじを引くと、それらのことが書いてあることがある。
その場で読んでみて、中吉であれば内容はあまり覚えていなくても、その内容に少しほっとして、近くのおみくじを結ぶところに結んできてしまうことが多い。
季節になるとやってくる旅鳥が、気候の変化で桜の開花が早かったりしても、その時期には必ず姿を見せてくれるのはうれしいものである。
コムクドリはどちらかというと桜の花が散った後にやってくる。ちょうど花びらが散って、桜蕊の色が赤っぽく見えるようになると、桜の若葉が出始めそこにやってくる。
桜の木にとりついたコムクドリは、若葉についている虫を取っているのだろうか、細い緑の虫を嘴に咥えていることが多い。ひょっとすると虫ではなく、やわらかい若葉を食べているのかもしれないと思うほどである。
そんなコムクドリが、河原の桜並木にやってきた。幸いに良い天気で、一年ぶりのあのきれいなオスのメタリックに光る背中と、優しそうなまなざしが印象的であった。
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