よくとおる鳴き声 続 キアシシギ
河原の水際にいるキアシシギの姿を見つけるのは容易ではない。ましてや飛翔姿を撮ろうとすると、そのタイミングが難しい。
対岸にいると小さくて保護色に近いので、水際を動いてくれるとよくわかるが、石ころだらけのところにたたずんでいると見分けがつかない。
見ていると警戒心が強いので、カラスが近くに来たりすると、大きな声で「ピュイー、ピュイー、ピピピピー」と鳴き声を上げて対岸に移動する。
そんなときはタイミングよく飛翔姿を見られるが、対岸に向かうときは背後からの姿になってしまう。
夜明けから時間がたつと、この時季は早くから明るくなって、たまに河原の水際をを歩く人がいる。
動く人影を見るとキアシシギは、一斉に飛び立って川の水面を背景に群れで旋回して見せる。
そのうちに、いつも下流に向かって飛び去ってしまうことが多い。朝のよく通る声で鳴きながら飛ぶキアシシギを、しばらくの間楽しめるのかなと思う。
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