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2020年9月

秋の渡り   回顧   ノゴマ

 あの夏の猛暑はどこへ行ったの、あの大雨は、と思う異常気象だったことが過去のように、最近の朝夕の涼しさと高い空は秋を感じさせる。

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 過去の四季のメリハリが、なくなったような天気ではあったが、自然界を生きる鳥たちはそれを教えてくれるように移動を始める。

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 北の国や高い山で繁殖を終えて南の国に渡る鳥たちが、エネルギー補給に立ち寄ってくれる都市部の公園。

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 鳥見を始めたころは、そのタイミングを狙って愛車を駆って足を延ばしたものであるが、昨今のコロナ禍と経年劣化の体調ではままならず、過去の画像に思いを馳せているこのごろである。

背景を考えてポーズをとって  続 コサメビタキ

 枝先で姿はよく見えるので良いが、あまりにも殺風景なので、色づき始めた桜の葉を背景にしたいなとじっと我慢。

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 そのうちにエナガの群れから離れて、隣のさくらの木の枝に移動したコサメビタキ。

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 今度は逆に葉の陰に入ってその姿が見えなくなってしまった。虫を捕っているのだからそのうち出てくるだろうと待ってみる。

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 時々、葉のたくさん茂ったところから出てきてポーズをとってくれるので、その時がチャンスであるがあいにくの曇り空。

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 暗い影でシルエットになっているので、プラス補正をして葉の色を出さないと、モノクロ写真になってしまう。

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 たまたま出遭ったコサメビタキであるが、本当の狙いは、いまの時季の桜並木は「ポッポッポッ・・・・」と鳴く鳥である。

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 ところが、春先はよく声を聞かせてくれるが、秋の渡りのころは声を出さない。そんなわけで坊主を免れたが、時間的制限もあるので、リベンジを誓っての帰途になった。

 

 

 

 

エナガの群れに混ざって    コサメビタキ

 ずーっと雨のつづいていた日々、洗濯物は乾かないし、鳥見にも出かけられないしと、ストレスがたまる。

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 早朝の窓を開けてみると雨上がりではあるが、東の空が少し明るくなりつつある。現地に着くころには明るくなって、雨も降らないだろうと期待して公園に向かう。

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 見上げる桜並木に何かいないかと探してみるが、カラスの鳴き声が聞こえるだけで鳥の姿はない。

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 公園の歩道に沿って桜並木を歩いてみると、すでに色が付き始めた桜の残り少ない葉かげに、小さな鳥の群れが見える。

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 忙しく動き回っているので覗いてみると、なんとエナガのむれであった。背景も白い空抜けで面白くないが、その中に違う動きをする鳥の姿がある。

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 今季初のエゾビタキかと喜んでレンズを向けてみると、なんとコサメビタキであった。これも秋の渡りでは初物なので、しっかりと狙うことにした公園の早朝である。

  

 

これ見よがしの飛翔    ダイサギ

  「またダイサギか」ここに来ると必ずいるのはダイサギ、それでも大きな魚をくわえこんでくれれば絵になるのだが?

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 思うようにいかないのが世の常で、何もいないときはそのダイサギの行動を見ている。

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 河原にポツンポツンといるダイサギにも縄張りがあるらしく、ほかのダイサギが近くに来るとそれを追いかけまわしている。

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 川に魚はたくさんいるのだからそんなに欲張らなくてもよいのに、自分の漁が下手なことを棚に上げて、他人のせいにする。よくいる輩である。

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 そんな独り言が耳に入ったのか勢いよく飛び立つと、これ見よがしに目の前を一回りして上流のほうへと向かった。

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 なかなかきれいな飛翔姿ではないかと褒めてやると、すぐに着水体勢をとって川のほとりに下りたのである。

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 人もそうだけど、一番悲しいことは無視されることかもしれない。常に関心を持ってみてくれることが一番の喜びなんだろうなあ!

 

朝露に光る草むらの子供たち   キジ

 夜明けが遅くなってきたが、起きてベランダを覗くと外が明るく見える。東向きの窓を開けると明るい太陽が昇り始めている。

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 鳥たちの行動に遅れまいといつもの河原に向かう。河川敷の草むらは背丈が高くなっているが、朝露に濡れて光っている。

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 刈り取った草の枯れた山にはキジのオス親がいる。深い草むらにいる幼鳥たちを、見守っているような雰囲気で見渡している。

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 よく見ると、朝露に濡れた草が揺れているところが数か所ある。草の中を幼鳥たちが採餌をしながら歩いているようである。

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 草丈の低いところに出てくるのを待っていると、顔が赤くなっているオスの幼鳥たちが頭だけを覗かせる。背伸びをして露に濡れた草の実を採っている。

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 動く草木と顔を見せる幼鳥たちを数えてみると、六羽の鳥たちがいるように見える。オスが三羽メスが三羽というところか。

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 近くには、オオタカが姿を見せるというのに、無事に大きく育ってきたものである。ここまで来るには、親鳥の育雛の苦労があったのだろうと、推測する早朝のキジの家族の観察である。

 

 

独り立ちした幼鳥   カワセミ

 土手の桜並木の葉も紅葉の前に、毛虫に狙われている樹木が多い。渡りの鳥たちも餌には困らないだろうなと、見渡しながら歩いてみた。

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 見えるのは留鳥のシジュウカラとムクドリの群れぐらいで、期待の鳥の姿は見当たらない。

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 それではと河原の草むらに来る旅鳥はどうかと、そちらも歩いてみるが、あまり人が入らないらしく足の踏み跡もない。

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 今日は坊主かと見上げる遠い上空には、ハヤブサらしき精悍な飛翔姿、鳩の群れを狙っているようである。

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 手ごたえもなく腰まである草むらを抜けて土手に上がると、見下ろす湧水池にまだ黒っぽいカワセミが見える。

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 樹木の枝葉が重なるようにたくさん茂っているうえに、池の周りの草木が伸びすぎて水面が見えるところは狭く、暗くなっているので背景的にはよくない。

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 そんな中を独り立ちしたカワセミの幼鳥が、忙しく飛び回っている。額の汗をぬぐいながらホッとしたが、坊主になるところを救ってくれたのはカワセミ君であった。

 

内陸で繁殖     イソヒヨドリ

 近場でイソヒヨドリの姿が見られるようになって久しいが、いつもの河原でもそのペアーが出現している。

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 地元の鳥友さんは当たり前のように被写体にしているが、なかなか出遭いの少ないイソヒヨドリである。

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 何とか出遭いを期待して足を運んでいるが、タイミングが合わないことが多かった。

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 そんなとき、もう出てくるころだよと言われて待っていると、なんと道路の外灯の上にペアーで愛を語り合っているように姿が見える。

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 光線の具合はあまりよくないが、オスの赤っぽいおなかとメスの地味なスタイルがわかる。

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 そのうちに飛び出したと思ったら、またもや橋の橋脚のコンクリートの上である。人工物の野鳥はあまり好まないが、やむをえないところである。

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 河原に咲く黄色の菊芋の花を眺めていたと思ったら、土手に下りて虫を捕ってきたようである。イソヒヨドリのきれいな色は出なかったが、出遭えたことだけでも良かったと、満足する早朝の河原であった。

 

 

 

河原で遊ぶ    キジの家族

 日々成鳥しているいつもの河原のキジたち、オスの幼鳥はますます羽の色が変化して大人のそれになってきた。

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 親鳥が水飲みの場所に引率してきたらしいが、その場面は見ることができなかった。

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 外敵を気にしながら家族で素早く水飲みをすると、川の岸辺の草の中に入ってしばしの休憩である。

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 そのうちにまた出てくるだろうと期待しながら、目の前を飛び交うカワセミを相手にしている。

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 しばらくすると土手下の草が動き始めたので、静かに休んでいたキジが動き出したなと、待ってみることにした。

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 オスの親鳥が草の間に姿を見せたと思ったら、子供たちが数羽出てきた。オスの幼鳥が三羽とメスの幼鳥が二羽である。お互いにいたずらをしながら餌を啄んでいる。

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 いう事を聞かないオスの幼鳥を、親鳥が追いかけて教育しているようであるが、一人前になりつつある子供は逃げ足が速い。この光景を見ているともうすぐ独り立ちだろうと思う河原である。

 

小さくても同じ鷹     ツミとオオタカ

 秋の渡りの鳥たちが、旅の一休みで公園に立ち寄る時季だなと思って、木の実が熟し始めた公園に向かった。

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 そこの樹木には木の実はたくさんあるが、カラスを除けば鳥たちの姿がまったく見えない上に声すらも聞こえない。

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 それでは公園の裏山の散策路を一回りして様子をみようと、木材で土留をした階段状の坂道を上った。

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 以前だとこのぐらいの昇り路は、スイスイと上ったものだが、最近は途中で一息を入れての登坂である。

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 森の中を散策路の案内に従って歩いてみたが、まったく鳥の気配がない。天候のせいかなと思いながら、下って公園の広場に出た。

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 エゾビタキなどは比較的高い樹木にとまるので、上の方を眺めてみると上空にはオオタカの幼鳥が旋回している。

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 これでは鳥たちが姿を見せないわけだと思ったら、そのオオタカに向かってツミがチョッカイを出している。

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 ツミは漢字では雀鷹と書くが、空の上でオオタカ幼鳥と並んで飛んでいるところは、まさにその通りだなと思って空の小さくても鷹の奮闘ぶりを観察した公園である。

 

 

 

Bird in the cage     ニホンイヌワシ

 しばらくぶりの遠征で山岳地帯のイヌワシに遭いに行ったが、あいにくの雲の多い雨模様、天気に恵まれず五里霧中の頂上であった。

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 最初は躊躇したが、それでも下界は雨も上がって明るくなってきたので、霧の晴れ間を期待しての山登りであったが、途中からは七曲の道路のセンターラインを見ながらの走行になってしまった。

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 羽ばたく鳥ではなく、気流に乗って滑空するので、程よい上昇気流と風があった方がうれしい。

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 しばらく待ってみたが、いくらか気持ち霧が薄くなったかなというレベルなので、せっかくだから頂上のお花畑を見ようと山道を登り始めた。

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 ここには、この山独自の高山植物が季節ごとに咲くので、それなりに楽しむことができる。夏の花は終わりに近かったが、秋の花はちょうどよい感じであった。

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 そんなわけで、せっかくの遠征も目的が果たせなかったので、悔しながら山岳のイヌワシにはとうてい勝てないが、都会のイヌワシで我慢することにした。

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 ただ、そこには自力で野生動物を狩る鋭い眼と爪、くちばしはなかったように見える。自然界において獲物を捕るということができなくなるという事は、致命的になる。秋晴れの山岳を飛ぶ ”ゴールデンイーグル” ニホンイヌワシのリベンジを期して、帰途についたのである。

 

 

 

 

 

 

子育てが終わったメスを口説くオス  続 続 キジ

 いつもキジの幼鳥たちが採餌をしている広場には、今日は親鳥のオスとメスが見える。一夫多妻のキジの世界では、オスは子育てをしないといわれている。幼鳥たちも大きくなって一段落したキジの親たちである。

 背伸びをし、周りを見渡してメスの場所を探している素振りのオス。それでは「聞き耳頭巾」をつけてその行動を追ってみよう。

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          「メスはどこにいるのかなあ!」

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      「やっと子育ても終わったのでのんびりしようっと」

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    「おや?あんなところにメスの姿があるぞ!」

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   「この広場は菊芋の花が満開だから、お花見でもしよう!」

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   母衣打ちで気を引こうとするが、「声も出ないし羽ばたきもうまくできないぞ!」「医者に行けば加齢だといわれるかも?」

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   「きれいな花だね、子育ても終わってほっとするね」 「この菊芋の根はてんぷらにしてもおいしいんだよな!」

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  「あれ?オスがこっちに向かっているよ、何か用かな?」

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  「ひそかにメスのところにちかづこう!」Photo_20200915100504

   「オスより花見だよ!」Photo_20200915100505

  「子育ても終わってご苦労さん、久しぶりだね!」「何か?」

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   「虫の居所が悪そうだな! おい、何か怒ってるのかな?」

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    「そんなことないけど、少しのんびりしたいんだ!」

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   「子供たちも独り立ちできそうだし、これからは二人きりだよ!」

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   「それでは子育ての苦労話を聞いてくれる?」「まあよかろう、そのやぶの中でゆっくりとね!」

どこかの子育てを終わった老年夫婦の家庭内別居のような光景であった。

遊びまわるところはまだ子供    続 キジ

 朝露に濡れた草むらで食事をしているキジの幼鳥たちが集まってくるのは、その端っこの方に、刈り取って乾いた草が山のように積んであるところである。

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 刈り取ってあるので草の実が乾いて食べごろになっているのか、それとも鳥は高いところに上りたがるので、やはり高いところに上ってみたいのか、三々五々集まってくるのである。

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 草むらで採餌をしているときは上半身しか見えないので、かなり成長したなと思ってみていたが、草の山に向かう姿は足元を見るとまだまだ幼鳥だなと思うところがある。

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 それは尾羽は短く体がまだ成鳥のそれになっていないので、飛び立つ後ろ姿などは、まだ幼なさが残ってるなと見えるのである。

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 今朝は親鳥がまだ姿を一度も見せていないが、どこかで見ているのかなと探してみると、遠くの草の高いところで、多分首を伸ばして全体を見ているのはメスの親だと思われる。

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 キジのオスはまじめに子育てをしないといわれているが、片や五羽から六羽の雛を生んで育て上げるキジのメスは立派なものである。

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 この幼鳥たちの中にも、その褒められる立派な親になるだろうメスも四羽ほど見える。見かけはきれいだが、将来一夫多妻を楽しむだろうと思われるオスの姿は三羽ほどである。

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 人の目でキジの世界を観察して勝手な空想をしているが、まずは、早く一人前になり独り立ちをして、鬼ヶ島で活躍することを願うばかりである。

 

夜明けの幼鳥たち   キジ

 九月に入って夜明けが日増しに遅くなってくるが、それでも陽が昇りきる前にと河原に急ぐ。

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 この河原では、春先には下流の橋から上流の橋の間に、六羽のオスのキジが声高らかに鳴きながら母衣打ちをする姿をよく見せていた。

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 その橋の間の土手を上流に向かって歩くたびに、雛をたくさん連れて歩く姿が見られるといいなあと思ったものである。

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 それぞれが伴侶を見つけて繁殖に入ったように見えていたが、小さな雛を連れて歩いたのを目撃したことは少なかった。この時季は親鳥も雛たちに細心の注意を払っているのだろう。

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 少し成長して大きくなり始めた雛たちは、時々その姿を見せてくれるようになった。でも週末バーダーにそのチャンスはなかなか来ない。

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 人に例えると元服の時季になったのか、オスは羽や胸元、顔などが色つき始めて成鳥の面影を漂わせてきている。一方のメスは尾羽の長さで見分けるしか、見分けがつかないほど成長している。もう親離れの季節なのかもしれない。

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 そんな子供たちが、朝露に光る草むらで採餌中である。ざっと見たところ七羽の姿が見える。草の中に顔を沈めているときは、どこにいるか探すのが大変だが、警戒するように頭を上げて周りを見回す姿は、もう一人前のそれで、ずいぶん成長したものである。

 

幼鳥が一人前になってきた   カワセミ

 渡りの鳥の姿がまだ見えない河原を歩いていると、盛んに飛び回って目立つのはカワセミの幼鳥である。

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  すっかり羽根の色もコバルトブルーがきれいになってきて、幼鳥同士が追いかけっこをしている。

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 それにも飽きてくると川の中に飛び込んで漁の練習なのか、それとも空振りなのか水に飛び込んでは出てくれが、その嘴には何もない。

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 護岸用のコンクリートにとまっていたかと思うと、目の前をほかのカワセミが飛び去るとそれを追いかけていく。

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 何をするわけでもないが、今度は下流に向かって低空飛行である。

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 そうかと思うと対岸の浅瀬に飛び込んでいるので、これは水浴かなとも思う。

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 旅鳥たちが姿を見せてくれるまでは、しばらくの間カワセミが楽しませてくれそうである。

 

 

 

もっときれいに撮って!    モンキアゲハ

 鳥がいないので花を見て回っていると、アゲハ蝶が飛んできた。花にとまってくれればと待ってみたが、どうも地面が好きなようだ。

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 よく見ると大きな翅に白い紋付が見える。これは東日本では珍しいモンキアゲハだと、手元にあったコンデジを向けたがうまく撮れない。

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 近くを飛んでくれるので、花にとまるのを待ったが期待に応えてくれない。せめて緑の葉で休んでほしいと思うがままならず。

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 よい背景になるまでと、そんなこんなでしばらく待ってみると、何がいるのですかと通りがかりの人が聞いてきた。

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 ぶっきらぼうに蝶ですよというと、その人も興味があったのか近づいてみると、あっ、モンツキアゲハだというのである。

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 モンキアゲハですというと、私の地方では白いのが紋付のように見えるので、紋付蝶と呼んでいるという事であった。その方が正しい呼び名かと思うモンキアゲハとの出遭いであった。

 

 

秋の気配     ミヤマアカネ

 秋の渡りが始まっているようで、南に帰る鳥たちが休憩地に姿を見せるようになってきた。

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 それではと、夏の間すっかりご無沙汰だった河原の土手を歩いてみた。久しぶりに見る景色は、土手の草が伸び放題で、見下ろす湧水池が小さく見える。

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 水面に垂れ下がる樹木の枝に、カワセミの幼鳥が二羽で遊んでいる。期待の鳥は気配もなく、それでもと思っていつものコースを歩いてみた。

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 朝露が草木に朝日を浴びて光っている。長靴を履いてくるのを忘れたので、草深いけもの道は避けて通った。道すがらファインダーに収まったのはミヤマアカネのメスだけであった。平地に多いのになぜ深山なのだろうと考えながらの帰路であった。

それぞれのポーズ     アオサギ

 稲光と雷鳴、やや、天敵の来襲かな?

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 目の前の川には獲物がいっぱい、ライバルはいないだろうな?

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 お先に失礼獲物はいただきましたよ、ダイサギさん。

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 川が濁って餌が探せないよ、下流の方はどうだろう?

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 ゲリラのような雷雨に困惑しているアオサギたちである。

頭を垂れた稲穂の中で    チュウサギ

 暑い暑いといっていても、季節の移ろいは早いもので、田んぼでは稲穂が色づき始め頭を垂れてきた。

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 この実りの時期になると心配なのが台風の進路である。今シーズンはかなり規模の大きな台風が九州地区を通過している。

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 例年にないのは、幸か不幸か直進して朝鮮半島に向かう台風が多いことである。

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 最近の台風は日本の近海で発生するので、大型化して上陸することが多くなっている。やはり地球温暖化のせいなのか?

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 そんな稲の刈り取りが間近に迫っている田んぼでは、サギたちが採餌をしている。

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 刈り取りも近くなっているので、田んぼの水は抜かれて柔らかい土の中の餌を捕っている。警戒して頭を上げたときのくちばしには、泥がついていることがある。

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 ダイサギかなと思ってみていると、なんとチュウサギのようである。近くにアマサギもいるかなと見回してみたが、その姿は見えなかったが、実りの秋のチュウサギである。

 

 

洞窟を飛ぶ鳥(?)     コウモリ

 鍾乳洞も天井が高いところに出ると、暗闇をとびかう鳥の姿がある。

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 すぐ目の前を飛び出してしばらくすると戻ってきて、高い天井のある穴に入っていく。

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 その数はかなりのものであるが、その天井を見てみると数羽のコウモリがぶら下がっている。

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 出口まではまだかなりあるが、この狭い洞窟を通り抜けて夜には外に飛び出していくんだろうなと想像する。

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 最初は何事かとびっくりしたが、コウモリだとわかると一安心である。

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 結構高いところにいるので小さくてわかりずらいが、大きな耳と目でじっと見降ろしている。安眠の邪魔をしたみたいなので、そそくさとその場を離れたのである。

 

あまりの蒸し暑さに   鍾乳洞に入る

 名もしれぬところに鍾乳洞があったので入ってみた。

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 鍾乳洞は天然のクーラーともいわれ、夏はひんやりして冬はあったかである。

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 鍾乳洞というと、龍泉洞とかをイメージするので、あまりにもこじんまりした鍾乳洞である。

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 背の高い人は頭を天井にぶつけてしまうところもある。そんなところは腰をかがめて歩く。

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 鍾乳石というのは100年に1cmと言われているので、少なくとも一万年以上は経っていると思われる。

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 案内を見ていくとなんと古生代の化石なども見られる。

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 中には澄んだきれいな水がながれていて、その中にはニジマスなどがたくさん泳いでいる。

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 外では額から流れる汗であったが、すっかりそれもなくなって涼しくて快適である。でも小さい鍾乳洞なので小一時間で出口になってしまった。外に出ると、サウナに入ったように蒸し暑く、眼鏡はすぐに曇ってしまった。束の間の天然クーラーであった。

 

 

曇り空を見上げたら    ミサゴ

 あまり天気の良くない曇り空を見上げたら、そこにはミサゴの飛翔姿がある。

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 よく見ると換羽の時季なのか、それとも子育てが終わって一段落した姿なのか、尾羽も翼も羽根の抜けたところが多い。

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 どこに行くわけでもなく上空を旋回したり、急降下のように翼をすぼめてみたりする。

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 時には足を出して空中回転みたいなこともして見せる。

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 周りにはトビもいるので、時々見間違えたりするがもう一羽いるらしい。

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 時々二羽は近づいてみたり、並んで飛んでみたりするので、ひょっとして幼鳥なのかもしれないと思ったりする。

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 この近くの山の高いところで営巣していたが、雛は二羽が巣立った。

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 ただ、いろいろなことをして見せてくれるので、もしや池に飛び込んで魚を獲ってくれる場面を見せてくれるかと期待していたのだが、それはかなわなかった。

追いかけっこをする幼鳥たち  続 イソヒヨドリ

 子供たちは元気である。陽が陰り始めた公園に行くと、元気に声を出して走り回っているのは、子供たちである。それを見ているのは熱中症を心配するマスクをした親たちか。

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 河原でもそうだが、川面や青々とした草むらを飛び回って追いかけっこをしているのは、スズメやカワセミの元気な幼鳥たちである。

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 海岸の上空を旋回しているアオバトの中にも、幼鳥らしき姿も見えなくはない。まだオスメスの色がはっきりしていないのは、それだろうと思う。

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 海岸の岩場やコンクリートでできたテトラポットの間を飛び回っているのは、同じくイソヒヨドリの幼鳥たちである。

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 かなりの低い位置をお互いに追いかけまわしている。その様子を見ているのは背後の電線にとまっている母鳥である。

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 飛翔姿だけを見れば、もうすでに一人前であるが、まだ警戒心が薄いのか人の多いところでも飛び回っている。これから天敵から身を守ることや採餌の方法を学びながらさらに成長していくことだろう。

 

 

海岸でも独り立ち    イソヒヨドリ

 最近のイソヒヨドリは街中でも営巣するようになってきたので、そろそろ改名も考えなければいけないかもしれないと、余計なことを考えるときもある。

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 周りの環境に適合して生き抜いていくのは生物の本能であるが、最近では篭脱け鳥の繁殖力が旺盛でその生息範囲を拡大して、今では市民権(留鳥権とでもいうのか)を得ているような鳥たちも多い。

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 でも、瓢水の句「やはり野に置け蓮華草」ではないが、そのものにふさわしい環境に置くのが一番良いのではないかと思う。

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 そんな中、海岸ではイソヒヨドリの幼鳥たちが、独り立ちして元気な姿を見せている。

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 オスはオスらしい色になり始めているが、まだそれははっきりしてきれいにはなっていない。メスはそれらしく地味な装いで、猛暑日には敵わないらしく大きく口を開けて、熱中症を気にしている。

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 猛暑日の海岸、アオバトが山の方に引き上げたときのファインダーを楽しませてくれるのは、イソヒヨドリの幼鳥たちである。

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 やはり海岸を飛び回るのが本来のイソヒヨドリかなと、再認識する光景である。

 

束の間の汐飲み    続 アオバト

 孫にあげた絵本に野鳥の鳴き声とその姿を覚えさせる本がある。前のページに鳴き声がたくさん並んでいて、次のページの同じところにその鳥の姿がある。夜寝る前にせがまれて読む本の一つである。

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 小さな子供たちがすぐに覚えるのは、簡単な鳴き声と近場にいてみることが多いスズメやカラスなどの鳥の鳴き声である。あとは覚えやすくはっきりした鳴き声のウグイス、コジュケイやサンコウチョウ、アオバトなどである。

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 この本ではアオバトの鳴き声は「アーオ、アーオ」と表現している。ところが鳴き声から命名されているかというと、そうでもなく緑色のことを青と表現するところからきているようである。

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 そういわれれば、青りんご、青じそ、青汁、交通信号の青など色は緑であるが、青と表現されている。これがなぜかといわれれば、平安時代までさかのぼらなければならない。

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 そんなアオバトが海岸の岩礁に下りてくれる。例年だと岩に打ち寄せる白波が背景で良い絵になったのであるが、それも少ないので岩肌にたまる潮水も飲みにくそうである。

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 岩礁をすっかり飲み込んでしまうような波しぶきの中で、命がけの汐飲みの図を描いていたが、ままならずである。

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 さらにそれを狙うハヤブサも期待して待ったが、はるか上空をミサゴが通り過ぎただけである。再度周到な準備でチャレンジしようと決意して引き上げた海岸である。

 

 

 

 

汐飲みに山から下りてくる    アオバト

 長い梅雨の雨とそれが明けた後の連日の猛暑で、海岸まで足を延ばすのはかなり躊躇した。

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 近くの公園やいつもの河原の鳥たちが少なくなったころ、例年出かけるのは海岸のアオバトの汐飲み風景である。

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 立秋が過ぎて朝夕がすこしずつ過ごしやすく感じるようになり、夜明けも遅くなってきて早起き自慢も手持無沙汰。

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 そんなある朝ベランダの窓を開けると、東の空が明るくなり始めてきた。そこで、思い切ってアオバトを見に行こうと思い立ち、あたふたと準備をして海岸を目指して出かけた。

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  潮の干満も調べないで海岸につくとなんと引き潮で凪状態、岩場は海水が引いているので、すでに数人の釣り人が竿を伸ばしている。

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 白く砕け散る波しぶきもなく、海岸で遊ぶ家族連れが多い。それでも山から汐飲みに降りてくるアオバトは、群れになって何回も上空を旋回する。

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 岩礁に人がいるので、なかなか岩場には下りてくれないで、また山の方の戻っていってしまうことが多い。それでは、その飛翔姿を追ってみることにした。青空バックのアオバトはなかなかきれいである。

 

失敗にもめげず飛び込む    カワセミ

 いつもの土手を下流へと歩いていくと、岸辺に立つ一本のクルミの木が目立つ。昨年の夏この川の増水で、ほとんどの河川敷の樹木は流されてしまったが、この樹木一本だけは残ったのである。

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 その樹木には、いつも高いところから飛び込んでは、採餌をしているカワセミがいる。

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 樹木の緑の葉が多いので、水の流れ側にいるとその姿は見えないが、必ずいるはずだという強い確信で待ってみると、期待通り飛び込んでくれた。

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 小魚を咥えると元の樹木の高いところに戻って食べている。このときは突然だったので、シャッターチャンスを逃してしまった。

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 次のチャンスを待っていると、魚の捕獲は失敗したようで、川の流れのわきの石の上で様子を見ている。

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 見ている方向が川の流れではなく、石ころの間を見ている。どうも石ころの陰になったところに水たまりがあって、そこに魚がいるらしい。

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 土手の上から見ていると、その水たまりは見えないので、石ころの中に飛び込んだように見える。

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 見ている方は、あの長いくちばしが石ころにぶつからないかと心配してしまうが、なんのその。

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 最初は失敗したらしく、また元の近くの石ころに戻った。見ているともう一度狙いを定めて、そのチャンスを待っている。

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 同じ失敗は二度しないという固い決意が見える、再度の挑戦である。すると今度は狭い石ころの間の小魚を見事に咥えて、飛び出してきた。少し大きな石ころの上で、これ見よがしにくちばしに咥えた魚を見せびらかした後、いっきに飲み込んで見せたカワセミである。

 

 

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