斜面でダンス トラツグミ
最近は上り下りの多い公園に脚が向かなくなった。ひところはそんな公園も二回三回と巡回したものである。
今から考えると、驚くほど足の運びも軽やかに歩いたものでるが、思うようにいかないのがこのごろである。
枯葉の多い公園の散策路の坂道を上りきると東屋がある。そこからは晴れた日には西の空に冠雪の富士山が見える。
今年は丑年だからというわけではないが、牛歩のごとくのゆっくりした足取りで公園を歩いている。
そんな足取りで枯れ草のある斜面を見ると、腰を振り振り独特のダンスをしながら採餌をしているトラツグミがいる。
こちらの足もゆっくりだったのが幸いしたのか、近距離で警戒心もなく、嘴を土の中に入れて採餌に夢中である。今までは警戒心が強く足音だけで飛び去っていたが、もう慣れてきたのかもしれない。本格的なダンスシーンを期待するところである。
« 貴公子か貴婦人か 続 タゲリ | トップページ | オスもメスも ルリビタキ »
コメント