野鳥たち

  • ノゴマ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • 姫扇
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • 常陸海浜公園
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

鳥見

セッカ   Ⅱ   花にとまって!

 今回は、西洋からしなの花に止まってくれることを期待して待っている河原であるが、鳴きながら降りてくると、まっすぐに草の中に潜ってしまう。

Sekk1

 どこから出てくるのかと眼を凝らして待っていると、意外と入ったところと違うところから飛び出してくることが多い。

Sekk2

 敵もさるものでその点は用心深い。昨年と違って西洋からしなの花が少ないのと、その背丈が低いフィールドである。

Sekk3

 その上ところどころに枯れて残った葦の背の高い茎があり、それが格好の止まり枝になってしまうのである。

Sekk4

 セッカを待っているのを知っているがごとく、ここにいる個体は後ろ向きにとまったり、振り向いておちょくっているようなそぶりを見せる。

Sekk5

 しかも最後は、「そう簡単には花止まりは見せないよ」と、言っているように顔を向けている河原のセッカである。

セッカ    河原で

 この時季に河原の空で「ヒッヒッヒッヒッ・・・・」と鳴きながら、スイングするように飛び回るのはセッカである。

Sekk11

 そのあとに「カチッカチッカチッ・・・・」と言いながら降りてくる。その時にどこに降りるのかを良く見ていないと姿を見逃してしまう。

Sekk12

 だいたい縄張りがあって同じところに降りてくるが、その追跡が困難なのは、経年変化の視力の衰えと飛蚊症が邪魔をしているのである。

Sekk13

 昨年は満開でにぎやかだった河原の西洋からしなも、今シーズンは昨夏の大雨ですっかりその景観が変わってしまった。

Sekk14

 満開の花の中のセッカを狙ってやってきたが、意に反して花のまとまったところにいかに止まってくれるかを待たなければならない。

Sekk15

 夏日の河原はじりじりと照りつける日差しが、すこし薄くなりはじめた頭を容赦なく照りつける。そんな苦労も良いところにとまってくれれば、気にならないはずが思うようにいかない世の常である。

 

ダイサギ    婚姻色にお色直し

 川辺を歩くと必ず出会うのは白いダイサギで、心の中では「ああダイサギか!」とつぶやいてしまう。

Photo_7

 そんなダイサギもこの時季、婚姻色に変身するときれいになって、なかなか魅力的に見える。

Photo_8

 普段のダイサギから見るとお色直しという感じである。普段は黄色の嘴がこの時季には黒くなり、胸や背中にレースのような長い飾り羽が見える。

Photo_3

 さらに目先が緑色がかってくるので、いかにもアイシャドウを引いてお化粧をしたように見えるのである。

Photo_10

 目の前のゆっくり流れる川の中で獲物を狙っているダイサギは、まさにその婚姻色になり始めている。

Photo_11

                  緑がかったアイシャドウか?

Photo_6

 お化粧をした顔でゆっくりと歩いて獲物を狙っているさまは、今まさにいたずらをしようとしている悪女のようにも見える。水ぬるむ春の川辺風景である。

コサギ   婚姻色の奮闘

        水ぬるむ川に冠羽を立てた婚姻色になり始めたコサギが一羽。

Ksg1

          「美味しそうな獲物はいないかな・・・」

Ksg2

          「いくらなんもこれは大きすぎるな・・・」 大きな鯉が足もとに!

Ksg3

          「いたぞ いた、それっ・・」

Ksg5

           「あれ、逃げられた!」

Ksg6

       「やっと捕まえたぞ! 苦労した割には小ぶりだな、まあ いいか」

ハヤブサ    喉を潤す

 晴れ上がった青い空の向こうに飛んで、しばらくすると獲物を持って戻ってくるオス。忙しそうに飛び回る健気な姿である。

Hybs61

 それを待ち受けているメスは、獲物をうれしそうに受け取って口にしている。周りを警戒しながらも嘴を動かすのは早い。よほどお腹が空いていたのか。

Hybs62

 今日の獲物はヒヨドリか?ヒヨドリだとすれば近くにいるイソヒヨドリかもしれない。お互い共存する暗黙の協定でもあるのかと思っていたが・・・・・・。

Hybs63

 そうでないとすれば、生態系の食物連鎖でやむを得ないと納得するしかない。そういえば先ほどまできれいな声で囀っていた声が、聞こえなくなったような気がする。

Hybs64

 おなか一杯になって満足したメスは、しばらくまったりとして寛いでいたかと思うと、突然飛び出して崖を背景に旋回して水場に向かった。

Hybs65

 切り立った崖の上の方から水が流れ落ちているところにとまると、流れ落ちる水に嘴を差し出して喉を潤している。

Hybs66

 ハヤブサの水飲みの場面はあまり見たことがないので、一部始終を興味深く見ることができた。

Hybs67

 やはり体が大きいせいか水飲みにも時間がかかる。そんな時でも常に周りや背後を警戒しながらの水分補給である。そのうちに満足したのか、一気に飛び出しの場面も見せてくれたハヤブサである。

 

 

キジ    春はのどかに

 桜の季節が終わって初夏のような暖かさがあったかと思うと、そろそろしまおうかと思ってハンガーに掛けてある上着を着込むような日もある。

Kij1

 三寒四温の繰り返しで春がやってくるといわれた時代は過去になってしまったのか、春が無くていきなり初夏の雰囲気である。

Kij2

 広々とした叢には黄色のタンポポが群生している。そんな陽気に誘われて、久しぶりにのんびりと寝転がって青空を眺めてみる。

Kij3

 顔だけを横に向けると遠くに若草を啄みながら近づいてくるのは、真っ赤な顔をしたきれいなキジのオスである。

Kij4

 じっと動かないで目だけで追っていると、かなり近くまで来て、手元にあるデイパックの黍団子をせがまれてしまった。あいにく団子の持ち合わせがなくて、Liberaのチョコならあるよというと・・・・・。

Kij5

 子供じゃないんだからと、いきなり大きな声で「ケーンケーン」と自己主張をして、見事なホロ打ちを見せてくれた。

Kij6

 それを見ていると、暖かい陽気でやわらかくなったチョコは、美味しくないのを知っているかのようなパフォーマンスを見せる。

Kij7
    おとぎ話の世界で、「昔は鬼退治で活躍したんだぞ!」と言っているのかどうか?

Kij8

 「せっかく、黍団子をもらえたら家来になってやろうと思ってたのに」と、言わんばかりの”どや顔”で、睨まれて仕舞ったのどかな河川敷である。

 

 

 

ハヤブサ  Ⅱ   獲物を隠して

 小さな体で健気に働くオスを待っているのは、少し大きめのメスである。空中餌渡しを待っているが、じっと待つメスの下へ。

Hybs41

 こんな光景を見ていると、人間の世界でも現実に身近にありそうな風景である。オスは獲物を持ってくると、休む間もなく飛び出していく。

Hybs42

 近くの岩場ではイソヒヨドリのきれいなさえずりが聞こえる。ここからは逆光になるので、帰り際にファインダーにと考えて眺める。

Hybs43
          脚には生々しい赤いものが!

 ハヤブサの足下なのに、よく高い岩の天辺で囀っているなと、少し心配になってくる。なぜなら渡りの時期には、ヒヨドリの大群に飛び込むハヤブサの姿が良く映像になっているからである。

Hybs44

 山側から獲物を掴んで勇ましく帰ってきたハヤブサのオスは、しばらく高い枝で休んでいたかと思うと、海に向かって勢いよく飛び出していった。

Hybs45

 どこに行くのかと追ってみると、やや逆光気味の海上を沖に向かっている。見えなくなったと思ったら、いつの間にかこちらに向かってくる姿がある。

Hybs46

 その足には何か掴んでいるように見えるが良く見えない。上空を通り過ぎて一旦崖の上に入ったかと思うと、再び飛び出して断崖絶壁にある穴状のところに入って、獲物を隠したように見える。食欲旺盛なメスのためのハヤブサオスの奮闘ぶりである。

ハヤブサ   断崖絶壁の恋

 若芽の新緑の時季も終わると、野山の樹木の葉は日増しに緑の色を濃くしていく。青い空の下、遠くに春霞の断崖絶壁を、ハヤブサが気持ちよさそうに飛んでいる。

Hybs1

 そんな岩場でカップルができたハヤブサの営巣場所は、メスに獲物を運ぶオスの姿が忙しそうである。

Hybs2

 ハヤブサのオスは、メスよりも一回り小さく感じる精悍なスタイルをしている。獲物を追いかけるそのスピードは、鳥類の中でも最速といわれている。

Hybs3

 大きく翼を広げ飛んでいたかと思うと、その翼を少しすぼめると突撃体勢になる。向かった先はメスにちょっかいを出したトビである。

Hybs4

 時速390㎞といわれるそのスピードを、カメラで追いかけるのは難しい技術である。ファインダーに収めようとするよりも、その光景を観察していた方が面白い場面である。

Hybs5

 

 メスを大事に見つめるその大きな黒い目は、他の猛禽の鋭い目と違ってやさしそうな表情を見せるハヤブサの営巣地である。

ウグイス   新緑の息吹

 桜の花が散ったと思うと若葉の勢いはすごい。春の息吹といわれるが、日増しに森の樹木の色が変わっていく。

Photo_13

 この季節の里山の樹木の色の変化が好きだ。淡いパステルカラーのような葉の色が日々濃い緑色へと変化していく。

Photo_14

 それに伴って葉が大きくなって樹木の枝が隠されていく。今の芽吹きの時季が鳥見には好都合である。

Photo_15

 そんななか、もうすっかり上手なさえずりになったウグイスが、開き始めた若葉の枝の先にいる。大きな声で全身を震わせて囀っている。

Photo_16

 小枝の多いところで採餌をしていることが多いので、こうしたすっきりした枝先で囀ってくれるのはありがたい。

Photo_17
 そう思ってみていると、「見直したか!」と言わんばかりに、正面顔で睨まれてしまった。

Photo_18

 ウグイスのように地味な装いの鳥は、地鳴きのときにはあまりレンズを向けることはないが、この季節はさすがに、日本の三大鳴鳥といわれるだけにその姿を追いかけてしまう。

キジ  Ⅱ   春らしく

 春らしいさわやかな風が吹く土手には黄色の菜の花が満開である。その群生の中にキジが入ってくれないかと待ってみたが、言うことを聞いてくれない。

I

 それではと少し遠いが、背景に無理やりその菜の花を入れることにした。一応春を演出しようと努力している鳥見人である。

Photo_9

 欲を言えばメスを引き連れて、菜の花の中を歩いてほしいところである。ところがもてないキジ君は、叢でホロ打ちばかりで動く気配がない。

Photo_10

 それならば、意外と近くにメスが控えているのではないかと期待をもって探してみるが、そうでもなさそうである。

Photo_11

 この位置が気に入ってるようなので、何とか背景に黄色の花を入れようとして見るが思うようにいかない。

Photo_12

 変に動いて飛ばれてしまっては面白くないが、飛翔場面も期待しながらの青草の茂る土手上で、奮戦している孤独な鳥見人である。

 

より以前の記事一覧