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鳥見

秋晴れに猛禽   ハイタカ

 休日には病院の検診の予定が入っているので、なかなか思うように鳥見には出かけられない。

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 河原も長いことご無沙汰で、今シーズンはミサゴの良いところを見ることができなかった。

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 久しぶりに本流の合流点に行ってみた。そんなことを考えていると、もうすでにハイタカのシーズンになっている。

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 秋晴れの青空に程よい北風が吹く河原、猛禽期待でその空を見上げていると、いきなりのハイタカの飛翔。

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 遠く消えゆく姿を見送っていると、久しぶりの仲間と情報交換。そうはいっても鳥の影をを気にしながらであるが?

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 そんなとき対岸からいきなりハイタカの姿、何か獲物を両脚につかんでいるようすである。大きさからみてもスズメだろうか、見上げる上空を横切って崖の上に姿を消したのである。

 

今シーズン初めて    アオジ

 鳥見を始めたころは、冬鳥たちの初認を誰よりも早く記録したいという元気と行動力があった。

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 暗いうちに起きて、現地に夜が明けるころにつけるように車を走らせたものである。

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 最近でもまだその心意気はあるが、目指すところは平たんな鳥見のできるところが多くなった。

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 高低差が多いマイフィールドの近くの公園には、最近は足が遠のいている。そのせいもあってなかなか冬鳥たちに遭えていない。

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 そんな折、近所を歩いてみると、今シーズン初見のアオジに出遭えた。

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 まだ警戒心が強いのか、すぐに樹木の中に隠れてしまう。そろそろたくさんの冬鳥達が来ているようなので、初心に帰って元気を出して歩き回ることにしよう。

 

名前のごとく    コガモ

 越冬にやってくるカモたちの中で、一番最初にやってきて最も遅く帰っていくという、冬を楽しませてくれるコガモ。

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 いつもの河原には早くからきていたが、なかなか被写体として収まってくれなかった。

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 というよりも、コガモよりもほかの鳥に目が行っていたのだと思う。反省しながら改めてコガモにレンズを向ける。

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 メスの数は多く群れで動いているが、オスは単独でメスを追いかけている。

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 もうすでにお気に入りの相手を見つけているのか、メスの群れを追いかけても、目指しているのは特定の一羽である。

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 朝陽が昇る早朝からその活動は早い。やはり早起きは三文の徳があるのか、鳥たちもそれを追いかけるバーダーもというところか。

 

もうすでに伴侶を?   ジョウビタキ

 毎シーズン同じようなところにやってくるジョウビタキ、民家の裏通りを歩いてみると、オスとメスの姿がある。

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 到着したばかりのジョウビタキは、オスもメスも縄張り宣言で、あまり仲の良いところは見せないはずだが?

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 こんな民家の裏側でなんとすでに口説き落としたのか、仲良しのジョウビタキのオスとメスである。

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 突然見られたのでとぼけているのか、オスは他人の素振りで屋根の上に飛んだりしている。

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 そんなオスを見てメスは、近くの緑の葉がある低い樹木の陰に入ってしまった。

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 あまり長い間邪魔をしてはいけないと思って、早々に一回りして帰りに同じところに寄ってみると、またもや同じジョウビタキが見える。やはりすでに見初めているようである。

 

 

餌場へ出発    マガモ

 コハクチョウたちがなかなか出かけないと思ったら、どうもこの池で餌が採れるらしい。

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 頭を水の中に入れてお尻を上に向けている。たぶん池の底においしい餌があるのだろうと思う。

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 池の奥の方に眠っていたマガモが動き出して、数羽ずつ飛び立っていく。

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 マガモの体形では池の底にある餌が届かないのか、他の場所に餌を採りに出かけるようである。

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 朝陽があたりだした池の上を旋回して上空へと上がると、餌場を目指して飛び去って行った。

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 この池にはかなりの越冬の水鳥たちが集まってきているが、これからはまだにぎやかになっていくだろうと思う。

 

頭上でホバリング    ノスリ

 晴天の紅葉の樹木を見下ろす山岳路で鳥見をしていると、頭上に現れたのはノスリである。

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 しかも、見上げるとホバリングを始めた。後ろの斜面に何か獲物が見えたのかもしれない。

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 今シーズンはいつもの河原では度々遭遇しているが、至近距離では飛び去ってしまうことが多く、じっくりとした出遭いは少ない。 

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 程よい向かい風に乗って、ゆっくりと滑空していたかと思ったら、ホバリングを見せてくれたので飛び込むのを期待した。

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 しかし、真上なので手持ちで狙ってはいたが、難しい姿勢である。そのうち山の樹木の陰に隠れてしまったが、カラスの鳴き声とともに姿を見せた。

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 カラスのモビングを受けてしまったようである。カラスはどこにでも我が物顔でいるものだと再認識した場面である。

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 ゆっくりと獲物を探していたノスリは、カラスの嫌がらせに業を煮やして風上へと姿を消してしまった。

 

 

 

 

 

夕暮れの塒入り  続 続 続 コハクチョウ

 越冬のためにやってきた冬鳥たちは、それを待っていたバーダーには人気者(鳥)である。

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 朝に夕にその生態を追いかける。朝の飛び立ちまで待てなかった池を後にして、山に登ってほかの鳥を観察後の帰り際、その塒入りを湖畔で待ってみた。

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 湖水の西の山の端にかかる夕暮れの雲間に、赤く沈む夕日が見える。さざ波立つ湖面に沈みゆく太陽の道がキラキラと光る。その湖面にぷかぷか浮かんでいるシルエットは前座のオオバンか?。

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 すっかり夕日が沈んで、暗くなり始めた空の雲間に見えだしたのは、えさ場から戻ってきたコハクチョウの群れの黒いシルエット。

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 コハクチョウの塒入りである。小さな黒い影がどんどん大きくなって迫ってくるので、その羽ばたきの音が聞こえるような雰囲気である。

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 湖畔で待つバーダーたちの目の前を、これ見よがしに大きく旋回したかと思うと、湖面の樹木のある塒に着水体勢に入る。

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 両足を踏ん張るように前に突き出して、少し波立つ湖の水面に翼を大きく広げてスピードを制御しながら着水していく。夕暮れの空にはそんなに多くいたのかと思うほどに、水面にいるコハクチョウの数は多い。一日の活動を終えたコハクチョウたちの塒入りの風景である。

 

 

夜明けのラブラブ  続 続 コハクチョウ

 近くの田んぼへ向かう朝食の飛び立ちを期待して、夜明けのコハクチョウの池にいるが、どの群れもなかなか飛び立ってくれない。

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 飛び立つというよりも夜明けのラブラブの光景を見ることが多い。しかも朝日を浴びていろいろなポーズを見せてくれる。

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 ほかの仲間がいたり、幼鳥たちの目の前でも行われるので、身をもって教育している感じすらする。

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 山から上ってくる朝陽の光が水面を赤く染めているが、それを意識しているように背景を演出している。

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 朝陽は太陽が昇り始めると、そのスピードは意外と速い。水面の色も空の色も雲の無いところは青色に変わっていく。

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 冷え込んでいる池の端では、背中に貼るカイロで完全防備で待っているからよいものの、かなり冷え込んでいる。

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 そんな寒い池の中では、熱々の恋の風景を見せてくれているコハクチョウたちである。

 

 

越冬地の恋    続 コハクチョウ

 繁殖地で子育てを終えて冬を越しにやってきたコハクチョウたち、到着間もないというのに新しい恋の芽生えか?

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               「僕の羽ばたきを見て!」 

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               「素晴らしいわ」「長旅の時から気になっていたの」

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                「大好きだよ!」

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                「二人で幸せになろうね」

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                「うん」「どこまでもついていく」

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                「いつまでも一緒だよ」「幸せな家庭を作ろうね」

 というような雰囲気で仲良くしていたコハクチョウのカップルだった。春先の旅立ちまで仲良しでいてほしいものである。

夜明けの池    コハクチョウ

 最近の夜明けは朝も六時を過ぎている。コハクチョウが塒にしている紅葉の池を覗いてみた。

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 池に近づくと、目ざめのコハクチョウの鳴き声が聞こえてくる。できれば、えさ場に向かって飛び立つ前に、その姿をファインダーにと思っている。

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 頭を両翼にもぐらせて眠っていたコハクチョウが、次々にそれぞれ頭を持ち上げて動き出す。池の端にいた白鳥たちが、池の真ん中に集まってきたので、いよいよ出発かと構える。

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 中には今年の幼鳥と思われるまだ灰色の羽根の個体も多い。眠っているときは家族でいるのか、4~5羽が連なって泳いでいる。

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 朝の鏡面のような池の水面を優雅に滑るように動いているが、多分水中の水掻きは忙しく交互に動かしているのだろう。

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 朝日が昇ってくるにつれて、水面の色や周りの紅葉した樹木の葉が、一層の赤みを帯びて白いコハクチョウがさらに際立つ。

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 コハクチョウのえさ場への飛び出しが遅れていると、池の奥の方にいたマガモが飛び出し始めた。時間の制約もあるので、早くしてほしいと思いながら、引き上げることにした秋の池之端である。

 

 

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