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四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

森林浴

サンコウチョウ   抱卵の合間に

 山歩きでもあまり暑いので日陰を求めて杉林の中を歩く。散策路の足元は木チップが敷いてあるので、比較的弾力があり軽やかに歩が進む。

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 シジュウカラとメジロ、コゲラの混群が逆光の森の中を賑わしている。動きが早いのでコゲラは何とかファインダーに収まるが、メジロは葉の陰で姿が良く見えない。

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 そんな樹木を見上げていると、キビタキの鳴き声が聞こえるが、これも逆光の中で姿はなかなか見つからない。

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 額に手をかざして光を遮りその姿を追っていると、「ゲゲ・・」というサンコウチョウの最初の鳴き声が聞こえた。暗い杉の木の葉の陰にその姿を見つける。

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 これも餌獲りの最中なのか、動きが早くてすぐに杉の葉の間に隠れてしまう。よく見るとメスのようで抱卵の交代で捕食中に見える。

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 ゲーテの有名な言葉 「もっと光を!」 ではないが、もっと明るいところで久々の出遭いの姿を撮りたかったサンコウチョウである。

 

 

ホオジロ    空に向かって

 月に二回は目当ての鳥を探し求めて森を歩く。散策路も日陰は涼しい風が通り過ぎるが、空からの陽射しは強く額からは汗が流れる。

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 頭に巻いたペーズリーのバンダナもびっしょりである。いつも山頂近くの高台のベンチでひと休みするが、涼しい風が吹き抜けるのでその汗もすぐに退いていく。

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 汗に濡れたシャツも乾いてしまうほど心地よいので、そこにずっと座っていたい心境になる。座っていても鳥の姿を見つけながらなので、目は双眼鏡にある。

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 目当ての鳥はなかなか姿を見せないが、いつもの場所ではいつものホオジロの姿、わが縄張りとばかり空に向かって大きな口を開けて囀っている。

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 今シーズンの幼鳥のように見えるが、この場所が気に入っているのか毎回同じところで同じ枝で声が聞こえる。

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                日本三鳴鳥にお手本を?             

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          負け鳥 ウグイス

 あまり良く通る声なので、ちかくにいた鶯が負けじと飛び出してきて張り合ったが、意に関せずで囀り続けるホオジロである。さすがのウグイスも尾を撒いて他の樹木へと姿を消してしまった。

ツバメ   休憩のところを

 ツバメの飛んでいる姿を見ると、いつ休憩するのかと心配するほど飛び続けることが多い。水を飲むのも、虫を捕るのも飛びながらである。

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 たまに見るのは巣作りの時に、河原の湿った土を口に銜えている時ぐらいなものである。だからツバメのイメージは飛んでいる姿が多い。

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 野山を歩いて汗をぬぐおうと、見上げた枯れた枝に姿を見せたのはツバメの幼鳥である。休憩中なのか数羽の姿がある。

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 ツバメは燕尾服の尾が長く喉元が赤っぽいが、イワツバメは燕尾服にならないほど尾が短く喉元は白い。

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 親子でいるのか見ていると若々しく見える。人間もそうだがいくら年をとっても、見た目若く元気で動いていたいものである。

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 そしてツバメのようにいつ休むんだろうと思われるほど、動き回れることが理想なのかもしれない。ツバメを観察しながら、年を重ねた身を振り返っている森林の散策路である。

 

ヤクスギランド  天気予報の当たらない島

最近、東京では天気予報がよく当たる。スマートフォンなどでは、何時に雨雲が発生しますと連絡さえ届く。

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ここ、屋久島では天気予報は全く当たらない。曇りのち晴れの予報に対して、朝から雨が降ることもあるという。

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             古木の上に新芽

屋久島には、亜熱帯の気候から亜寒帯の気候まで日本列島各地の気候が詰まっているといわれる。

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             ヒメシャラ

海岸近くは一年中ハイビスカスが咲き乱れる亜熱帯、山頂へ行くと北海道の様な冷涼な亜寒帯で、日本の縮図といわれ植生が垂直分布している。

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             切り株更新

ヤクスギランドは安房から16kmで標高1000~1300mにある。海岸近くにある宿を出るときは空も明るく、天気予報は曇りのち晴れ、期待に胸を膨らませて原生林に向かう。

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        荒川橋

車の高度があがっていくと、だんだんと雲が多くなり靄がかかってくるようになる。七曲の林道を一時間ほど登ると雨が降り出して、巨木が多くなり、苔むした木々が雨にぬれて植物がさまざまな表情を見せてくれる。

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屋久杉は、樹齢1、000年以上の杉のことで、その中でも現在のところ最大とされているのが縄文杉だといわれている。縄文杉の本当の樹齢は定かではないが、一説によれば7、200年といわれている。

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   ヤマグルマ 根を巻きつけ杉を絞め殺すこともある

樹齢1、000年未満の杉は、小杉と呼んで区別しているようである。今回は日程の都合とかみさんも一緒なので、この7、200年の縄文杉は次回の楽しみにした。

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           くぐり栂

整備された雨にぬれた木道を歩いていると苔むした古木の間に、ヤクシカやヤクサルの姿を見ることができる。人間の姿を見ると森の奥の方に入ってしまうが、一般にシカもサルも小柄で毛がふさふさしている感じがする。

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             岩の上に成育する

森の中に動物がいるということは、山ビルもいるということなので気をつけないといけない。木の枝から落ちてくるので、首から入ったりすると大変である。

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          仏陀杉  樹齢1,800年 幹回り8.0m

山ビルの脅威は経験しているので、ここでは出あわないことを念じつつ歩く。幸い傘をさしているので直接は体に着くことはないだろうと思う。

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潜り杉や潜りツガなど巨木の中を抜けたりしながら、太古からの大自然と歴史が作り出した緑の森を満喫しながら雨の登山道を歩く。

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         双子杉

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               ねじれ杉

標高1,200mの屋久杉ランド付近は、雨模様であったが海岸近くに降りてくるとその雨もなく夕焼けがかすかに海を赤く染めていた。風呂に入り明日の晴れを祈りながら、島の焼酎「三岳」をロックで煽る。

北信濃   みどりが池を歩く

いつもならゴジュウカラやニュナイスズメ、キバシリなどがいる遊歩道は幸か不幸か通行止め、別の遊歩道を歩くと野鳥の小道に出た。緑が鮮やかで気持ちがいい。

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緑の色のきれいに苔むした倒木を眺めながら道を進むと、たまに会うのは高齢のハイキング姿のご夫婦、旦那様が奥様に植物の花の説明を丁寧にしているのはほほえましい姿である。

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戸隠は吉永小百合さんのJRのコマーシャルで一躍パワースポットとして有名になり、観光客もかなり多くなったが、戸隠神社への参拝客がほとんどでここ森林植物園は穴場というか人影はあまり見かけない。

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確かに朝早くから来る人は少ないのだろうが私の行動パターンとしては、朝早く行動して早めに引き上げることにしているので、団体様が到着するころには帰り支度をしているのが常である。

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原生林の森を抜けると小さな池があり、水面に浮かぶ水草の葉の中を泳ぐカイツブリの親子が見える。一方にはカルガモの親子が行列を作って水草を掻き分けて泳いでいる。

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                   カイツブリ

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         カルガモ

池の中にある止まり木に子供たちを見守るカルガモのお父さんがいる。池の水面は風が少ないせいか、鏡面のようになって回りの景色をその上にきれいに写している。青い空があればさらによかったのにとつい欲張ってしまう。庶民の性である。

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        みどりが池

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池に遊ぶ水鳥たちを眺めながらひとまわりして、大きな丸太を半分に切って作ったどっしりとしたいすがあったので腰を下ろして休むことにした。座っていると静かな涼風がほほをなでていく。

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         カルガモの親子

正面には曇り空で見えないが、晴れていればこの池の水面に戸隠連峰が写るのだろうと想像しながら上空で鳴くホトトギスの声を聞いている。

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ホトトギスは鳴きながら飛んでいることが多いので姿を見つけるのは少し難しい。鳴きながら飛ぶのか、飛びながら鳴くのかどちらなんだろうか、と考えながら声のするほうに後を追いかけるが姿は見えない。

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ハンノキやミズナラ、ハルニレなど原生林の緑の木々に囲まれた北信濃の小さな池での心の安らぎのひとときである。耳を澄ましているとなんとサンコウチョウの声が聞こえる。この森にもサンコウチョウが入っているのだと探したがなかなか簡単にはその姿を見せてはくれなかった。

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みどりが池は近くの細流をせき止めてできた池だといわれているが木々のざわめきと野鳥のさえずりが聞こえる癒しのスポットである。

戸隠の森  木道を歩く

節電の都会の夏を離れ自然のクーラーでの涼を求めて、早朝のハイウエーを信州に向けて走る。1000円高速制度は終わってしまったが休日割引と早朝割引はあるので、五時にはETCゲートをくぐった。

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早朝なので道路は空いていて順調に走り、八時半ごろには信濃町のインターをでて、小林一茶の故郷、柏原の町をぬけて戸隠高原へと向かう高原の道を走っている。

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途中緑の濃い七曲の山道を登りながら野鳥の声を聞く。窓を開けると涼しい風が入ってくるので鳥の声とともに高原の雰囲気が伝わってくる。

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カッコウやホトトギスの声を聞くと山に来たという実感がわいてくる。道路と並行に流れる川沿いの林からオオルリらしき鳴き声も聞こえる。

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しばらく走ると戸隠神社の奥社への参道の入り口につく。最近の流行の山ガールの影響か本格的な登山姿の若い女性が多い、奥社からは戸隠山への登山道がある。

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我々の若いころはニッカポッカに厚手のハイソックス、登山靴というスタイルが多かったが、最近はすっきりとしたスポーティな登山姿である。

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奥社の参道の入り口の脇を入るときれいに整備された木道がある戸隠森林植物園である。ここから参道の隋神門への散策路の途中にアカショウビンの餌場があり、営巣もしているところである。

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木道を歩いているといろいろな野鳥の声がきれいに聞こえてくる。よく通る声ではアカハラやミソサザイ、コルリ、キビタキなどである。時々赤ゲラが鳴きながら幹を登ってゆく。

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          キビタキ

木道に沿って流れる川には、もう時期が過ぎた水芭蕉の大きな葉が茂り、その葉の間をアオジなどが飛び交っている。

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          キビタキ

涼しい高原の空気の中を朝の陽の木漏れ日が木道を照らし始め、小鳥たちの大合唱が始まる。高原での小鳥たちの鳴き声では、都会に多いカラスやヒヨドリの鳴き声が少ないことがうれしい。

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うっそうとした杉並木や、雑木林の中をゆっくりと歩いていると都会の雑踏を忘れ命の洗濯ができるようである。さすがに木陰に入ると天然クーラーできもちがいい。耳を澄ますと遠くで「キョロロロー」とアカショウビンの鳴き声が聞こえる。今日はいいことがあるかもしれないと期待に胸を膨らませて木道を歩いている。

都民の森  大滝の路を歩く

梅雨明けと同時に毎日猛暑日が続き、海の日を含んだ三連休も厳しい暑さである。猛暑を避けて森林浴をしようと檜原村の都民の森に向かう。

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早朝の道路は空いているので五日市駅前を過ぎると秋川街道は車は少ない。天気がいいのでオートバイのツーリングが多い。曲がりくねった川沿いの狭い道は追い越しがたいへんである。

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オートバイも多いがこの山道を登るサイクリング車が多いのに驚く。車でも大変な坂道を一生懸命にこぎ上がっている。熱中症が話題の昨今であるが日ごろからの訓練が大切であることが分かる。

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オートバイのライダーは、体を右に左に傾けながら追い越し禁止の黄色のセンターラインが邪魔なように車の後ろをついてくる。自転車に対しては大きくよけて迷惑をかけないように追い越していく。_1702

         檜原村から東京湾方面

少し広くなった道路の直線部分で道を譲ってやると一気に追い抜いてゆく、追い抜きざまに左手で軽く「ありがとう」の合図、フルフェイスのヘルメットなので表情はわからないが、すがすがしいライダー達である。「気をつけて行けよ」と心の中で呟く。

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          ヤマユリ

秋川街道から奥多摩周遊道路へ入ってゆくとさらに七曲りが厳しくセンターラインも追い越し禁止のポールが経っているので、身軽なオートバイは先行させてやるのが一番よさそうである。

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                木チップのセラピーロード

都民の森には7時ごろにはついてしまった。駐車場は8時からであるが、すでに開いていて多くのオートバイや、自転車などが止まっている。ここから先、奥多摩湖への道はまだ閉鎖されており数多くのオートバイが開門を待っている。

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         三頭大滝

駐車場で登山靴に履き替えて、森林館を横に見て大滝路の木チップの森林セラピーロードを歩く。緑の木々の間から朝日がこぼれ木チップを照らす、木チップは弾力性があり足が軽くなったような感じがして軽やかに足が運ぶ。

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               大滝の流れ

野鳥たちの声を聞きながらしばらく歩くと、三頭大滝に出る。ここからは急な登りになり、三頭沢沿いに水の流れとマイナスイオンにあふれた野鳥の森コースへと入る。時間が早いので人影は少なくのんびりと歩くことができるが登りがきついので額からの汗はバンダナのハチマキから滴り落ちる。ゆっくりと一歩一歩渓流沿いの坂を登る。

エナガ   観察路を歩く

公園内は観察路が整備されていて、緑の木の下やきれいな水の流れる川べりを歩くことができる。

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観察棟から早川の支流の黒桂河内川に向かって観察路がある。池を囲んだ周りの木々に、エナガの群れがやってきたようでにぎやかに鳴いているので、そちらの方に移動することにした。

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木製のベンチがあり座って眺めることができる。忙しく動き回るエナガはなかなかじっとしていてくれないが、近くの木の枝に来てくれたのでよく見ることができる。

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しばらくの間楽しませてくれたが、やがていなくなってしまったので、少し増水している河原を歩きながら、ホオジロノ鳴く森の方へと向かう。

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この河原は、増水が激しいときは一面川になってしまうので通行不能になってしまうようである。白く水しぶきを上げる川の流れをみながら、コナラやハンノキなどが生える雑木林の中を歩く。

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ほとんど日の当らない林の中は、青く苔むした石や岩があり、ギンリョウソウなどがひっそりと咲いている。地面に太陽の光がほとんど当たらないので下草があまり生えないので歩きやすく道ができている。

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河原から坂道を登ったところでオオルリの鳴き声が聞こえていたが、緑の木の枝が茂っているので姿はなかなか見つからなかった。

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誰もいない山道は、野鳥の声と川の流れの音だけで、のんびりと森林浴をすることができる。やがて下り坂になり降りてくると、バンガローが並ぶ平地に出てくる。

ヤマセミには逢うことができなかったが、他の野鳥たちの囀りを聞きながら早朝の自然観察路を楽しむことができた。この次は、ぜひとも「キャラ、キャラ」という声を聞きたいものである。

南アルプス邑 ヤマセミに逢いたくて

九州では大雨でかなりの被害が出ているとニュースでは伝えているが、関東では梅雨前線が少し南に下がり、快晴とは言えないが雨は上がっている。

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         ヤマセミ橋

相変わらずの早起きで、早川まで行くことにした。5時に家を出て7時半には、昨日までの雨で増水し白く濁った早川沿いの道路を上流へと快適に走っている。

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         早川

休日とあって行き違う車も少なく、たまに誰も乗客のないバスとすれ違う。途中,工事で片側通行の道路,増水でながれの激しくなった川を見ながら坂道を慎重に上る。

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公園の入口の駐車場には大きなヤマセミの姿が見える。実はこの早川町の町鳥は何と”ヤマセミ”なのである。町のいたるところにヤマセミ云々の看板が多い。

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激しい川の流れの音がする吊り橋を渡り野鳥公園に入る。アーチ形になった吊り橋も真ん中ぐらいに来ると足元が揺れる。この吊り橋は狭いが軽自動車は渡っていく、公園の管理人さん達は車で通勤してくるようであるが、もちろん一方通行である。

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公園の中は自然観察路が整備されていて、せせらぎの水路の音とともに野鳥たちの鳴き声がきこえてくる。管理棟の観察室からはガラス越しに水場や小鳥が餌を食べているところが見える。

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         マヒワ

あわよくばヤマセミに逢えるかもと思っているが、時間的には遅いので中途半端である。ヤマセミにはまだ一度しか逢っていないので、今日はぜひとも逢いたいと思っているが管理人さんの話だと最近はあまり顔を見せてくれないとのこと。

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そういう意味では今日は条件が悪い、昨日からの雨で川は濁っているので池の水も少し濁っている。それでも、かすかな期待を込めてじっくりと待って観察することにする。

新緑を求めて  高尾山を歩く

早朝の電車で山に向かう、早朝の下り電車は山登り姿の人たちが数人で社内は空いていてゆっくりと座ることができ,高尾山口には7時についた。

休日でもケーブルカーは8時半すぎないと動かないので6号路を山頂目指して歩くことにした。いつもかみさんと一緒のときは、ケーブルカーで登り、この6号路を下山することが多かったが今日は、下りに使っていた6号路を登る。

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途中、高尾山病院までは川に沿って舗装された道路であるが、川を渡り病院の手前を左に入ると登山道になる。朝の陽が木々の間を照らしたぬかるんだ登山道を登る。

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樹齢数百年の杉の木の根が登山道にむき出しになり、奇怪な形をみせる。その姿は山登りをする人たちの歴史の跡を如実に見せてくれる。登山道の両側の傾斜には左右にシャガの花が咲いているが、たて看板がありシャガの効用という説明がある。

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                シャガ

それによると、シャガは地上に出ている茎よりも地中にある根の方が太く長く、群生するので、土砂崩れの予防になるのだという。平地では見ごろが終わったシャガの花は、今この高尾山では満開で見ごろであり、自然防災に役立っているのである。

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               硯とか碁石にする硯岩

登山道脇には「硯岩」、書道の硯や囲碁の碁石にする岩だそうで加工がしやすそうである。梅雨の晴れ間のせいか、登山道は水の流れが多い。琵琶滝を過ぎ川沿いに上るとそろそろ鳥たちの声もたくさん聞こえるようになる。

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休日なので家族連れなどの登山者が多く、お父さんが子供にいろいろ説明しながらゆっくりと上っている、そういう人たちは私にも道を譲ってくれるが、走って登る人たちもいて何人かの人たちは追い抜いていく。すごいファイトだと感心しながら後姿を見送る。トライアスロンの選手なのだろうかすごい馬力である。

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マイナスイオンを十分補給した川沿いの沢登りが終わり、水の音が聞こえなくなると鳥たちの声が一段と良く聞こえる。キビタキ、オオルリ、ホトトギス、ツツドリなどの鳴き声である。姿を見つけようと目を凝らしてみるが、なかなか見つからない。

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登山道の階段を上ると、濃い緑の木々の下の平らな所にベンチがあるので一休みする。海抜500mぐらいのところである。高尾山は600mぐらいなので、後100m登れば頂上につく、頂上はもうすぐそこである。

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           行き違いができるよう足場がある

下界を見下ろしながら休んでいると、キジバトがのそのそと歩いて足元に来た。キジバトには失礼だが 「もう少し違う鳥に会いたかったよ」 と声を掛ける。

8時には頂上に着くことができたが、曇り空で遠景はかすみ眺望はあまり良くない、遠く丹沢山系の大山がみえる程度である。それでも、頂上は早朝にもかかわらず登山者でにぎやかである。高尾山の頂上には”おそうじ小僧”の石像がある、これは、ゴミは持ち帰りましょうという意味合いなのである。ミュシュラン3ツ星登録の山、きれいにしたいものである。

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               おそうじ小僧

しばらくの間、汗をぬぐいながら緑を眺めていると、キビタキのメスかコサメビタキか野鳥たちが飛んできて、古い木の間にたまった水場で水浴をしている。また、木々の花には珍しい蝶が止まりじっと花の蜜を吸ってなかなか動かない。

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景色を眺めながらおにぎりと冷たいビールで腹ごしらえをして、山頂付近を散策した後、登山道を少し下ったところの雑木林で、キビタキの声のする方へ足を進めじっくりと観察することにした。