野鳥たち

  • オオソリハシシギ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • 姫扇
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • 常陸海浜公園
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

自然浴

秋深し   静寂を楽しむ

 「潔し」わが国にはこの言葉がある。意味としては、「思い切りが良い」「未練がましくない」になると思う。

Photo_20201111115702

 世界で民主主義をリードするアメリカの大統領選挙、投票率も記録、得票数も記録、一年がかりの選挙であるから簡単には引き下がれないのはわかるが、なぜか不可解。

Photo_20201111115703

 あの暑かった夏はどこへ行ってしまったのかと思われるこの頃、すっかり山々は秋の気配を過ぎて、秋深しといったところか。

Photo_20201111115501

 真っ赤に染まったドウダンツツジの葉を見ながら雑木林を歩く。コナラの葉が黄色っぽく染まった奥に、黒っぽく見える真っ赤なモミジの葉が見える。

Photo_20201111115601

 順光で見ると濃い赤にしか見えないが、少し逆光気味に眺めるとその赤がひときわ鮮やかに見える。

Photo_20201111115602

 苔むした庭石に色とりどりの葉が落ちて、小さな水の流れが滝のように落ちてくる。どこかからか鹿威しの音が聞こえてきそうな散策路。

Photo_20201111115603

 人が少ないので聞こえてくるのは、足元の散策路に敷き詰めてある細かい石の上を歩く、足音だけである。

Photo_20201111115604

 いつまで続くのか、世の中を変えてしまう新型コロナウイルスの猛威、そんなことをしばし忘れさせてくれる静寂である。

Photo_20201111115701

 緑濃い苔の上に落ちた使命を終えた樹木の葉がきれいである。来春の新芽のために土にかえる自然の摂理、新しいアメリカが楽しみである。

 

 

洞窟を飛ぶ鳥(?)     コウモリ

 鍾乳洞も天井が高いところに出ると、暗闇をとびかう鳥の姿がある。

Photo_20200907155901

 すぐ目の前を飛び出してしばらくすると戻ってきて、高い天井のある穴に入っていく。

Photo_20200907155902

 その数はかなりのものであるが、その天井を見てみると数羽のコウモリがぶら下がっている。

Photo_20200907155903

 出口まではまだかなりあるが、この狭い洞窟を通り抜けて夜には外に飛び出していくんだろうなと想像する。

Photo_20200907160001

 最初は何事かとびっくりしたが、コウモリだとわかると一安心である。

Photo_20200907160002

 結構高いところにいるので小さくてわかりずらいが、大きな耳と目でじっと見降ろしている。安眠の邪魔をしたみたいなので、そそくさとその場を離れたのである。

 

あまりの蒸し暑さに   鍾乳洞に入る

 名もしれぬところに鍾乳洞があったので入ってみた。

Photo_20200907154401

 鍾乳洞は天然のクーラーともいわれ、夏はひんやりして冬はあったかである。

Photo_20200907154402

 鍾乳洞というと、龍泉洞とかをイメージするので、あまりにもこじんまりした鍾乳洞である。

Photo_20200907154403

 背の高い人は頭を天井にぶつけてしまうところもある。そんなところは腰をかがめて歩く。

Photo_20200907154501

 鍾乳石というのは100年に1cmと言われているので、少なくとも一万年以上は経っていると思われる。

Photo_20200907154502

 案内を見ていくとなんと古生代の化石なども見られる。

Photo_20200907154503

 中には澄んだきれいな水がながれていて、その中にはニジマスなどがたくさん泳いでいる。

Photo_20200907154504

 外では額から流れる汗であったが、すっかりそれもなくなって涼しくて快適である。でも小さい鍾乳洞なので小一時間で出口になってしまった。外に出ると、サウナに入ったように蒸し暑く、眼鏡はすぐに曇ってしまった。束の間の天然クーラーであった。

 

 

清流の生き物たち   鯉と鮎

 暑い暑いと言っていたらここ数日は涼しさを感じる。でも気温は34度、陽射しが無いだけで膚に感じる暑さはかなり違うようである。

Photo_20190820132204

 子供のころは30度を超えると暑いねと言ったような気がする。温度差は地域や周りの環境によっても違うが、日陰に入ると涼しさを感じたものである。

Photo_20190820132401

 そんななか、夏の夜空は飛び交う蛍でにぎわった清流を歩いてみると、きれいな澄んだ水が静かに流れている。

Photo_20190820132403

 その水中を覗いてみると、水中花の梅花藻の白い花が、その冷たい流れに身を任せている。

Photo_20190820132203

 水草の切れた水流にはたくさんの鮎だろうか、気持ちよさそうに泳いでいる。魚は切り身でしかわからない人が鮎だといっても信じがたいが?

Photo_20190820132402

 少し下流に歩いてみると、思わず手を差し入れたくなる低い流れはすごく冷たい。その澄んだ流れにも鯉がたくさん泳いでいる。

Photo_20190820132202

 魚の姿が見えるのと、その泳ぐ影が水底に移るのがさらに涼しさを倍加してくれるのである。猛暑の中、一服の涼を求めた散策である。

ニホンカモシカ   華厳の滝で

 数十年ぶりにマイナスイオンの水しぶきが当たる華厳の滝観瀑台に立つ。今では97mの落差を滝つぼを目線で見るためにエレベーターがあり、一気にそこまで降りることができる。

Kgn1

 エレベーターの扉が開くとひんやりとした冷気が頬をなでる。階段を下りて観瀑台に立つと、滝つぼからは瀑音とともに水しぶきがはじける豪快な姿が目の前に映る。

Kgn3

 この季節なので水量も豊富で、その落下する姿は壮大である。その谷間を多くのイワツバメが飛び交うので双眼鏡でその姿を追ってみる。

Kgn2

 猛禽類でも飛んでいないかと、じっくり双眼鏡をめぐらし探してみると、岸壁の途中の緑の樹木の中に動くものが見える。

Kms1

 ゆっくりと頭を動かしているのはカモシカである。距離はかなりあるので、はっきりは見えにくいが子供もいるようである。

Kms2

 正面の落下する滝に向けていたカメラのレンズを望遠に変えて、左方向の急斜面のくぼんだ崖のカモシカに照準を合わす。

1606110jpg

 天然記念物のニホンカモシカであるが、それにしてもこんなところにという場所である。カモシカの子連れは珍しいので一応連写しておく。

1606110jpg2

 満開のクリンソウの群生で癒されて、帰り際にニホンカモシカの親子に出遭うとはなんとありがたいことか、美しい自然に囲まれた風景やそこで生活する動物たちに感謝の一日である。

 

ヒガラ  紅葉狩りの合間に

 雨上がりの翌日は雲一つない青空、紅葉を追いかけて少し山の手へと中央高速を西へ走る。

Fj2

 河口湖への分岐を過ぎてトンネルをくぐり、リニアモーターカーの試験線路を過ぎると、正面には山頂に雪を被った富士山の、朝日に白く輝く雄姿が見えてくる。

Hgr3

 高速道路を下りて左に曲がると、富士スバルラインへと続くまっすぐな道路になる。

Hgr5

 途中、メロディー道路では、 ♪富士は日本一の山~♪ のメロディーが走る車のタイヤの音として流れてくる。粋な計らいである。

Hgr4

 ブナ系の樹木が多いのか黄色系の葉が目立つ裾野の樹林帯を走ると、料金所が見えてくる。平日は無料のゲートも今日は管理人がいて有料の日である。

Hgr2

 あまりの良い天気に誘われて出てきてしまったが失敗である。毎日が日曜日の人は平日に動くべきである。反省して五合目までの往復料金を払う。

Hgr5_2

 今日はかみさんへのサービスがメインなので、標準ズームだけの装備。ホシガラス、カヤクグリ、ルリビタキなど飛びまわっているが、ヒガラだけをアップする。

シカ  富士の裾野で

 夏も終わりに近くなって夏鳥が山を下りる前にということで、富士の裾野で鳥を探してみた。

 あいにくの曇り空で薄日は見えるが、富士山はガスに阻まれてその日本一の姿は見えない。

Photo

 早朝の戦車道路を行くと鳥たちが飛び出すが、すぐに一面に広がる穂が出始めたススキが原に潜ってしまう。

 遠く見下ろす山中湖の湖面が陽の出の光で反射して見える。朝もやの戦車道を歩くと、波を打った火山礫の道路のはるかかなたに動くものが見える。

Photo_2

 双眼鏡で見てみると数頭の鹿であるが、鳥を見にきて鹿を見る。これを「馬鹿」といわないで何というだろう。

 何かに熱中するあまり、社会的常識を失ってしまった状態を「馬鹿」という。私などはかみさんからは「鳥馬鹿」といわれている。

Photo_3

 若いころ「バカの壁」という本を読んだことがある。それによると、なぜお互いに話が通じないのか、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからだといっている。

 お互いに話が通じるように、よく相手のいうことを聞くようにしたいものである。

グライダーと狸  高原ではこんなものも

 青い空に白い雲晴れ渡った高原の空には野鳥だけではなく、こんなものも飛んでいる。グライダーである。

14_07_26__3071

 飛んでいる姿を見ると、風に乗って気持ちよさそうに見える。大空をぐるりと円を描いて高原の芝生の飛行場に降りてくる。

14_07_26__3076_edited1

 そうかと思うと森の木道を歩いていると、子狸が可愛い顔を見せる。チョット前までは8匹が顔を揃ええていたということであった。

14_07_27__2273

 それにしても警戒心のない子狸である。この森に入る前に 「熊に注意」 という看板を見てきたばかりで、心配しながら歩いていたが可愛い子狸でひと安心である。

14_07_27__2283

 今回の高原の探鳥会は、空を飛ぶ鳥ではなくグライダーを見たり、森の木道を歩いているとゴジュウカラではなく子狸であったりする。いろいろなものに出会えて楽しみも倍増である。

高尾山  自然研究路を歩く

 土日のウォーキングだけでは運動不足だといわれているので、久しぶりに高尾山に登ろうと簡単に雨具と汗ふきタオルをバックパックに詰めて、おにぎりと水は途中のコンビニで買うことにして早朝に家を出た。

_5242

        みやま橋

 京王線の高尾山口の駅頭には7時には着いたが、同じような考えの人たちも結構多い。空は曇が厚く太陽の光は直接当たらないので、熱中症の心配もすることもなく軽快に歩を進める。

_5245

高尾山は、ミュシュランの三つ星にランクされている自然環境ということで人出は多い。ざっと見ても6割は女性である。いわゆる山ガールといわれるスタイルで服装はみな同じように決まっている。老いも若きも”山ガールスタイル”である。

_5247

いつもは6号路から登るが、今日は1号路から4号路を歩いて山頂を目指す。オリンピックで日本選手の女子力のすごさを目の当たりに見せられたが、ここでも女子力は男性をうわまわりそうである。

_5263

       八王子方面 稲荷山下山道より

4号路のつり橋辺りに来ると、野鳥たちの鳴き声も聞こえてくるが、姿はなかなか見ることができない。初夏の頃、繁殖期の野鳥たちは盛んに自己主張をして囀ってくれるが、立秋を過ぎるとそろそろ帰り支度を始めるのだろうか、あまり姿を見せない。

110605_8517_edited1

        キビタキ

登山道も梅雨時の大雨で特に沢になったところが流されて崩れているが、新しい木と土で整備されて真新しい階段になっている。この辺まで来ると一歩一歩がかなり辛くなってくる。

_5271_2

山頂近くは一気に急な登りになるが、緑の樹木の間から見える中央高速の車の流れを見ながら一息を入れる。見上げるとすぐそこに山頂が木の間から見える。

_5255

山頂では、すでにたくさんの人たちが腰をおろして汗を拭きながら、冷たい水を飲んだりおにぎりを食べたりしながら休憩している。あいにく雲が多く富士山や目の前に広がる山々の姿ははっきりと見えないのが残念である。

_5258

まだ時間は早いので、今日はもう少し先まで足を延ばしてみようと思う。陣馬山へ向かう稜線を紅葉台から一丁平まで歩いてみる。ここで驚くのは、最近多くなったマウンテンマラソンというのか、山登りを軽々と走り抜いていく姿であるが、ここ高尾山では特に多いように感じる。

_5261

冷たい生ビールで喉を潤し一休みして、帰り道は山頂から稲荷山コースを下ることにした。これも稜線を下っていくので、道は整備されているが、下り坂なので登山靴の靴ひもをもう一度しっかりと結び直して下山することにした。これをやらないと足のつま先を痛めてしまう。

_5268

時間が早いのでまだまだ登ってくる人の方が多く、夏休みとあって家族連れが多く見られる。子供たちもすれ違いざまに、元気な声で「こんにちは」と山のあいさつを交わす。

_5275

       稲荷山コースの登山口

約1時間の下山で、11時半にはふもとにたどり着いた。ここで冷たいビールと言いたいところであるが、高尾山のビアマウントは13時からなので、それまで待っているわけにもいかず帰ることにする。

汗びっしょりで冷房の効いた電車に乗ったのでひんやりする感触が何とも言えない。疲れでうとうとして乗り過ごさないようにと気を使いながら帰途についた。

烏川渓谷  清冽な水

安曇野から犀川の支流烏川をさかのぼる。北アルプスの蝶ヶ岳と常念岳を源流とする雪解け水が清流となって烏川渓谷の流れとなっている。

_3221

        烏川

整備された広い道路も右手にウエストン像を見る辺りから狭くなり、ところどころ車のすれ違いもままならぬカーブも出てくる。最初の森の中にあるパーキングに車を止めて、坂道を下り水辺を歩いてみる。

_3222

川にかかる清流橋を渡り対岸に行くと反対側に大きな人面岩がある。よく見ると誰かに似たような顔をしている。川面は冷たい川の流れと湿気の多い大気のせいか靄のようにかすんでいる。

_3257

         人面岩

_3261

この付近は月の輪熊の生息地ということで、熊に注意の看板がある。簡単に注意といっても突然の対面になると危険なので、鉢合わせにならないように注意しながら歩く。昨夜からの雨で川の水も増えて木々の緑もさらに鮮やかに光ってきれいに見える。

_3202

               つり橋

マイナスイオンを両手を挙げて胸一杯に吸い込んで水辺の散策路をゆっくりと歩く。つり橋のところまで来ると河原では家族連れが水遊びをしたり、ビニールシートを敷いて休憩している姿もみえるようになる。

_3235

                                 野アザミ

_3244

        鏡面の池

新緑の樹木の中のウォーキングを終えて、車でさらに上流へと向かう。途中にバンガローなど整備されたキャンプ場がある辺りを過ぎると、急に道路が狭くなり渓谷沿いに曲がりくねった山道を登る。

_3217

狭い道で車が1台通るのがやっとというところである。対向車が来たらどこまで下がればいいのだろうと考えながらハンドルを握る。ところどころに行き違いができるように広くなったところがあるが、山また山で行きかう車もなく少し心細くなりそうな山道である。

_3223

木々で囲まれたせまい道が開けたところに、轟々となる川の流れと共に滝の流れが向かいの山肌に見える。遠くに見える山々は雨上がりでガスに煙っている。大水沢の滝である。展望台から見渡すと鳥たちの鳴き声も聞こえるが、水の音に消されてよく聞こえない。

_3184

さらに上流へと川沿いに登ると車が数台駐車できそうな広いところに出る。山肌から幾筋もの水が白い糸のように流れ落ちている。そこが延命水の採水場所である。山肌から流れ出る水を竹を二つに割った樋で飲めるようになっている。

_3181

              延命水

どこに行くにも常に車に積んでいる10Lのポリタンに水を汲んで帰ることにする。水の出口が細いので時間がかかる間、近くの川の流れる河原を散策する。家に帰ってアルプスの水で珈琲を入れるのが楽しみである。清冽な水と緑したたる木々で心を癒してくれた烏川渓谷の自然とのふれあいであった。