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四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

早朝散歩

いよいよ季節か  ミサゴ

 ミサゴの話が出始めてかなり経つが、その見事な漁の瞬間をなかなか見せてくれない。

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 河原を下流に向かって歩くと冬の水鳥がかなりの群れで到着している。水際を歩くと、先日の増水で河原の草木が細かい砂にまみれている。

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 東の空は夜明けの陽射しをさえぎるように暑い雲、薄くピンクに染まった空に突き出した裸の枝にアオサギが数羽。

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 その中に猛禽らしきシルエットが採餌中に見える。近くにいるアオサギを気にしながら、ミサゴが魚を食べている。

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 もう少し早く来ればその漁の瞬間が見られたのであろう。少し接近してと動くと、目が合ってしまって魚をもって飛び出してしまった。

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 小柄な鮎を片足につかんで下流の方向に飛びだしたが、近くの電線にとまるカワウに見せびらかすように旋回して、下って行ってしまった。

 

 

元気な幼鳥    イカルチドリ

 朝の陽が少し東南に傾いてきたなと感じると、日の出の時間もかなり遅くなってきた。

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 いつもの河原につくと、すでに土手を歩く人、ジョギングをする人など、たくさんのひとが出ている。

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 いつもこの橋から上流に向かって歩き出すが、今日は下流に向かってみた。渡りのシギチ類が何か見えないかなとの思いがあった。

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 夜露に濡れた河原の石ころが、朝日に光っている部分があるが、その辺りで数羽の飛ぶ鳥の姿が見えた。

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 下りた地点を双眼鏡で覗いてみるが、鳥の姿は見つからない。確かに鳥たちは、簡単にわからないように河原の石ころと擬態色になっている。

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 時々速足で移動するので、その時の動きを捉えるとファインダーに入ってくる。よく見るとイカルチドリの幼鳥である。狙いとしてはもう少し大きいシギチであるが、もう少し下流に歩いてみることにする。

 

 

北上する蝶    ナガサキアゲハ

 夏鳥たちの南の国への帰りを見送ろうと公園を歩いてみたが、あいにくの天候のせいかその姿は全く見えなかった。

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 しばらく待ってみたが気配もないので、公園を一回りするとお花畑の周りを飛ぶ蝶の姿があった。

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 飛ぶものは鳥も同じかと、無理やり妥協して蝶を狙ってみた。白やピンク、赤い花が咲いている花壇であるが、なぜかピンクの花を好む。

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 黒い蝶なので、カラスアゲハかなと思いながらファインダーを覗いてみると、後ろの翅に尾のようなものがないので、ナガサキアゲハだと喜んでいる自分がいる。

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 どうもナガサキアゲハのメスのようである。名前のごとく従来は九州以南に生息していたようであるが、最近はずいぶん北上している。

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 地球の温暖化と言われて久しく、最近はその兆候は異常気象で自然災害を起こしているが、その温暖化の指標蝶となっているようである。

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 今では関東はもちろん、宮城県あたりでも生息が確認されているようである。ピンクのペンタスの花がお気に入りのナガサキアゲハが、鳥の坊主を慰めてくれた公園である。

 

 

 

子育てが終わったメスを口説くオス  続 続 キジ

 いつもキジの幼鳥たちが採餌をしている広場には、今日は親鳥のオスとメスが見える。一夫多妻のキジの世界では、オスは子育てをしないといわれている。幼鳥たちも大きくなって一段落したキジの親たちである。

 背伸びをし、周りを見渡してメスの場所を探している素振りのオス。それでは「聞き耳頭巾」をつけてその行動を追ってみよう。

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          「メスはどこにいるのかなあ!」

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      「やっと子育ても終わったのでのんびりしようっと」

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    「おや?あんなところにメスの姿があるぞ!」

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   「この広場は菊芋の花が満開だから、お花見でもしよう!」

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   母衣打ちで気を引こうとするが、「声も出ないし羽ばたきもうまくできないぞ!」「医者に行けば加齢だといわれるかも?」

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   「きれいな花だね、子育ても終わってほっとするね」 「この菊芋の根はてんぷらにしてもおいしいんだよな!」

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  「あれ?オスがこっちに向かっているよ、何か用かな?」

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  「ひそかにメスのところにちかづこう!」Photo_20200915100504

   「オスより花見だよ!」Photo_20200915100505

  「子育ても終わってご苦労さん、久しぶりだね!」「何か?」

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   「虫の居所が悪そうだな! おい、何か怒ってるのかな?」

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    「そんなことないけど、少しのんびりしたいんだ!」

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   「子供たちも独り立ちできそうだし、これからは二人きりだよ!」

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   「それでは子育ての苦労話を聞いてくれる?」「まあよかろう、そのやぶの中でゆっくりとね!」

どこかの子育てを終わった老年夫婦の家庭内別居のような光景であった。

もっときれいに撮って!    モンキアゲハ

 鳥がいないので花を見て回っていると、アゲハ蝶が飛んできた。花にとまってくれればと待ってみたが、どうも地面が好きなようだ。

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 よく見ると大きな翅に白い紋付が見える。これは東日本では珍しいモンキアゲハだと、手元にあったコンデジを向けたがうまく撮れない。

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 近くを飛んでくれるので、花にとまるのを待ったが期待に応えてくれない。せめて緑の葉で休んでほしいと思うがままならず。

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 よい背景になるまでと、そんなこんなでしばらく待ってみると、何がいるのですかと通りがかりの人が聞いてきた。

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 ぶっきらぼうに蝶ですよというと、その人も興味があったのか近づいてみると、あっ、モンツキアゲハだというのである。

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 モンキアゲハですというと、私の地方では白いのが紋付のように見えるので、紋付蝶と呼んでいるという事であった。その方が正しい呼び名かと思うモンキアゲハとの出遭いであった。

 

 

秋の気配     ミヤマアカネ

 秋の渡りが始まっているようで、南に帰る鳥たちが休憩地に姿を見せるようになってきた。

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 それではと、夏の間すっかりご無沙汰だった河原の土手を歩いてみた。久しぶりに見る景色は、土手の草が伸び放題で、見下ろす湧水池が小さく見える。

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 水面に垂れ下がる樹木の枝に、カワセミの幼鳥が二羽で遊んでいる。期待の鳥は気配もなく、それでもと思っていつものコースを歩いてみた。

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 朝露が草木に朝日を浴びて光っている。長靴を履いてくるのを忘れたので、草深いけもの道は避けて通った。道すがらファインダーに収まったのはミヤマアカネのメスだけであった。平地に多いのになぜ深山なのだろうと考えながらの帰路であった。

失敗にもめげず飛び込む    カワセミ

 いつもの土手を下流へと歩いていくと、岸辺に立つ一本のクルミの木が目立つ。昨年の夏この川の増水で、ほとんどの河川敷の樹木は流されてしまったが、この樹木一本だけは残ったのである。

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 その樹木には、いつも高いところから飛び込んでは、採餌をしているカワセミがいる。

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 樹木の緑の葉が多いので、水の流れ側にいるとその姿は見えないが、必ずいるはずだという強い確信で待ってみると、期待通り飛び込んでくれた。

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 小魚を咥えると元の樹木の高いところに戻って食べている。このときは突然だったので、シャッターチャンスを逃してしまった。

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 次のチャンスを待っていると、魚の捕獲は失敗したようで、川の流れのわきの石の上で様子を見ている。

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 見ている方向が川の流れではなく、石ころの間を見ている。どうも石ころの陰になったところに水たまりがあって、そこに魚がいるらしい。

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 土手の上から見ていると、その水たまりは見えないので、石ころの中に飛び込んだように見える。

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 見ている方は、あの長いくちばしが石ころにぶつからないかと心配してしまうが、なんのその。

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 最初は失敗したらしく、また元の近くの石ころに戻った。見ているともう一度狙いを定めて、そのチャンスを待っている。

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 同じ失敗は二度しないという固い決意が見える、再度の挑戦である。すると今度は狭い石ころの間の小魚を見事に咥えて、飛び出してきた。少し大きな石ころの上で、これ見よがしにくちばしに咥えた魚を見せびらかした後、いっきに飲み込んで見せたカワセミである。

 

 

独り立ちした河原の主    カワラヒワ

 カワラヒワはその名前の通り河原の主であるが、最近の河原はスズメの幼鳥たちの方が態度が大きく、我が物顔で草木を占拠している。

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 橋の上から下の河原を眺めてみると、河原の草木の実を見つけて飛び回っているのは、スズメの幼鳥たちである。

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 元気でいいのだがあまりにもその数が多いので、見ていても飽きがきてしまう。スズメの幼鳥もじっと見ていると結構面白いのだが、ほかの鳥を探して下流へ歩いてみた。

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 そろそろ移動のシギチ類が羽を休めているのではないかと、炎天下、暑さに負けないで、朝のジョギングをする人たちの多い土手上から、河原を眺めながらゆっくりと歩く。

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 下の橋の近くまで歩いてみたが、いつものアオサギとダイサギなどで新しい発見はなかった。すると、土手下からはカワラヒワの鳴き声が聞こえるので、探してみるとオオマツヨイグサにその姿はあった。

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 花も終わりに近くなって、茎には実をつけ始めているようで、その実をくちばしでつついている。

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 もうすでに独り立ちしているが、装いはまだ雛を思わせる新鮮さを見せている。朝の日の光にそのきれいさは半減しているが、カワラヒワは意外ときれいな色をしているのである。

 

 

こりゃ暑くてたまらん   続 続 キツネ

 すっかり昼寝モードに入ってしまったキツネ、そちらは涼しい藪の陰にいるのでいいが、真正面から夏の日を受ける土手側はたまったものではない。

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 昼寝に入ってしまったらしょうがないからと、あきらめムードで帰り支度をして、土手の上で立ち上がって歩き出す。

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 すると近くの川にいたアオサギが、大きな鳴き声と共に飛び去って行った。

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 それに目を覚ましたかに見えるキツネは、何事かと思ったのか、ゆっくりと休んでいた藪の下から飛び出してきた。

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 昼寝もゆっくりできないのかといったかどうか、そんな表情を見せて、小走りにがけ下の棲み処に戻っていったのである。

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 ここのキツネは比較的きれいな容姿で、決まった時間にほぼ顔を見せてくれるので、暑さにも負けず足を運んでしまうのである。

 

水分補給と休養   続 キツネ

 毎日の暑さを考えるとマスコミなども盛んに強調しているのは、熱中症対策として、十分な水分補給と日陰での休養と言っている。

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 河原のキツネもそのあたりは心得たものなのか、川の流れで水を飲んだ後は、河原の石ころにある草葉の陰で座り込んで休んでいる。

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 その間、炎天下でその動きを待っている身としては、たまらない暑さである。水分は手元にあるからよいが、照り付ける太陽にはかなわない。

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 それでも、せっかくの久しぶりのキツネとの出遭いなので、じっと次の動きを待つことにした。

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 さすがに河原の照り返しはきついのか、キツネもしばらくすると河原の草の陰から出てきて、がけ下の草むらに向かう。

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 もう帰ってしまうのかと後ろ姿を見送っていると、そうでもなく背の高い草と灌木の間に入って、前足で砂をかきはじめた。

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 どうも日陰で一休みする場所を作っているようである。かなり激しく砂をかきだして平らにして、そこに寝そべって前足を出してリラックスしている。昼寝の時間のようである。

 

 

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