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早朝散歩

アカゲラ  Ⅱ  湖畔で

 昨夜も遅くまで美味しい日本酒と鳥談義を楽しんだが、陽の出と共に目が覚めて窓を開けると、梅雨とはいえさわやかな冷たさが頬に感じる。

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 目の前にそびえる山の岩肌にその光が届き始めた。昨日までその頂を隠していた雲もなく、今朝は青空にそびえる山容を見せる。

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 貧乏性の早起き老人としては、こういう雰囲気を寝て過ごすわけにはいかない。というわけで近くの湖畔を歩いてみる。

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 鏡面のような湖水に逆さに映る山容と森の風景を眺めながら、さえずり始めた野鳥たちの声を耳に湖畔を歩く。

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 目の前の樹木に飛んできたのはアカゲラのメスか、そのブナと思われる白っぽい樹皮の樹木の幹に止まったかと思うと、地面に降りて採餌を始めた。

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 朝陽を背にしながら少し近づいてみると、その樹木の幹をらせん状に上っていく。樹皮の下の虫を探しているのだろうか、その動きは早い。早朝の湖畔でのアカゲラの捕食風景である。

 

ベニシジミ   河原で

 早朝の河原を歩きながら、緑濃い桜の木の葉にいる虫を大好物にしている鳥などを探しているが、その気配がない。

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 梅雨入りといってもあまり雨も降らずに気温が低く過ごしやすい。土手から河川敷に降りて、石ころだらけの草地を歩く。

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 小さなピンクの花などが咲いている叢で、白いヒメジオンと思われる花にベニシジミが翅を休めている。

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 無理やり望遠でファインダーに収めているので、小さなベニシジミのイメージではなくなっているが・・・・・。

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 鳥の姿の少ない河原散策の風景である。

 

 

 

バン     抹茶の池で

 「お点前をどうぞ」 といわんばかりのきれいな緑の遊水池。水面が見えないくらいに緑一色である。

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 一般的にはアオコといわれるが、富栄養化した池などで水温があがる夏場などに発生する植物プランクトンのラン藻類らしい。

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 水面が青緑色の粉を浮かべたようになる。初期は鮮緑色で目にも鮮やかできれいであるが、だんだんと濃緑色になる。

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 「水の華」とも言われるが、そんな遊水池を嘴の赤いバンの親子が遊んでいる。5羽の子供と共に7羽の家族である。

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 緑一色の水面にダークグレーの羽と赤いくちばしがよく似合う。時々水面の緑のアオコを嘴で掬うように口にしている。

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 親鳥の後をついていく雛たちは口移しに餌をもらっている。まだまだ子供だなという雰囲気を感じさせる。

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 時々水面近くをカワセミが飛ぶが、これでは魚が見えないだろうと余計な心配をしてしまう。

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      体の大きいカルガモを威嚇するバンの♂

 そのうちにカルガモのペアーが水面に降りると、バンのオスは家族を守るために声を出して威嚇している。抹茶の池のバンの親子、どこの世界もこの時季、子育ての親の姿は健気であると感心しているところである。 

 

ヒバリ   河原の晴れ間

 梅雨入りといっても梅雨らしいジトジトした雨の景色にはまだあってない。早朝の河原もすでに高く上がった陽ざしが額に汗をにじませる。

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 最近の河原の草むらは歩く人もすくないせいか足の踏み跡がなく、自力で開拓しなければならない。

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 コチドリなどが飛び回る石ころだらけの河原はすぐそこに見えるのだが、青々と伸び始めた葦原がその行く手をさえぎる。

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 やむなく遠回りをして河原へと向かう。にぎやかに飛び交っているのはムクドリの群れである。

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 雛たちが巣立って群れになり鳴き声がうるさい。石ころだらけの河原に足を踏み入れると、一斉に対岸に飛び立つ。

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 静かになった河原から飛び出したのはヒバリである。どうも親子のような気もするが、数羽が飛んでは石ころの上に降りる。

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 ひばりは冠羽がたっていないとなぜか普通の鳥に見えてしまうが、近づいてみるとその目に特徴がある。

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 逆光の光に羽が透けて光って見えるのは幼鳥のようである。近くにいるのは親鳥かなと思いながらの早朝の河原散策である。

 

 

カルガモ   8羽の雛たち

 梅雨の晴れ間多摩川河畔を歩いていると、鋭くとがった青々とした葦原の鏡面のような水面を、8羽のひなを引き連れたカルガモのお母さんが見える。

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 目をクルッとさせた雛たちは整然と並んで親の後ろをついていく。生まれた時から8羽なのか、卵の時はもう少し兄弟が多かったかもしれない。

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 親鳥は子供たちを心配しながら先頭を切っているが、どうも一羽だけその列を離れる。それでも最後になりながら一生懸命ついていく。

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 鳥の世界は生存率が少ない鳥ほど多くの雛たちを生み育てる。その上二回三回と卵を産んで育てる。

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 カルガモの場合は多くの雛を引き連れているが、数日のうちに数が減っていることがある。天敵に狙われてしまうのである。

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 敵もさるもので、雛がほどほどに育ったころを狙ってくる。水上を泳ぐ姿や陸を歩く姿を見ていてもよちよち歩きで、天敵に狙われやすいなと心配になる。

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 自動車の多く通る道路を子連れで横断する姿などがニュースになるが、そこまではしなくていいから、せめて8羽とも無事大人になってほしいなと思う早朝の河川敷である。

 

オオセグロカモメ   営巣中

 「♪ 港を愛せる男に悪い男はいないよなんて ♪」 という歌詞のある歌があった。「カモメが翔んだ日」 で、渡辺真知子のヒット曲である。

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 カモメが見える風景が好きで海岸に来るとよく思い出す歌の一つである。あいにくの小雨模様であるが、カモメの営巣地である切り立った崖がある。

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 海に突き出した柱状節理の黒く見える岩肌に、白い糞のようなものが見えるところにその姿はある。

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 海が近ければもっと海鳥にも詳しくなるのだろうが、海鳥の区別は苦手で難しくよくわからない、海岸近くにいる鳥はカモメとひとくくりにしてしまう。

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 この中にもカモメとオオセグロカモメがいる。少し知っている知識をひけらかすと、アシがピンク色がセグロカモメの仲間で黄色がカモメになる。

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 カモメの中でも一番わかりやすいのはユリカモメで、これは嘴と足が紅いのでわかりやすい。

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 さらにカモメは一般的に目つきが悪いが、ユリカモメは比較的やさしい目をしている。そのうえ目の後ろの方に黒い斑があるので区別しやすい。

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 営巣地を見るとさすがにと思う。見るからに人も登れないような断崖絶壁に巣を作って、天敵から身と子供を守ろうとしている。

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 「カモメが翔んだ日」の失恋の歌を思い出しながらの、カモメ観察の海岸沿いである。

 

 

 

キビタキ  雨あがりの小枝

 若いころ 「雨は嫌い」 という歌詞があった。雨を嫌っているわけではないが、遊びの時はあまり雨に遭わないことがうれしい。

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 ゴルフでもスタートから傘をさしてのプレーはあまり歓迎しない。遊びの時はせめて良い天気の下で遊びたいものである。

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 いつも願っているのは仕事の時は雨でも構わないが、せめて休日は晴れてほしいということである。

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 そんな雨の翌日、すっかり雨は上がり薄日さえさし始めた早朝に、海岸を見下ろす静かな森を歩く。

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 目の前を鳥が横切ったような気がしたのでその姿を追うと、キビタキのオスである。色の具合からはまだ若鳥のように見える。

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 ちょうど葉のない背景の抜けた雨上がりの小枝に止まってくれた。声を聞かせてくれるかなと期待しながら待ってみたが、残念ながら歌はこの次だよというように森の奥に飛び去ってしまった。

 

 

 

 

ミソサザイ   響き渡る声

 早朝の散策は聞こえるものといえば、鳥の声と雪解けの水量の増した川の流れの音だけである。

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 柔らかい新芽の黄緑色の森に、あふれるマイナスイオンにひかれるように白樺林の奥に足を進める。

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 見上げると急峻な岩肌からは細い滝が垂直に流れ落ちてくる。この小さな流れがまとまると大きな川になり、秋になると鮭が昇ってくるのだなと思いながらさらに上流へと向かう。

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 すると突然大きな声でさえずり出したのはミソサザイである。静かな森に人影を見て歌いだしたように森に響き渡る。

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 どこにいるのかと声のする方角を探すが見当たらない。とにかく声の割には姿が小さいので探すのが大変である。

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 キョロキョロして振り返るとなんということはない、すぐ目の前の枯れて折れた樹木の上で大きな口を開けて囀っている。

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 それを見ていると先ほどからここにいたんだよと、言わんばかりに独演会である。時折どうだいと聞いているのか、首を下げてあたりを見回す。静かな森での独演会を楽しんだ早朝散歩である。

 

 

 

ゴジュウカラ   違う鳴き声

 センダイムシクイとキビタキが鳴き交す新緑の森。散策路は木材チップを敷き詰めてあるので、クッションが柔らかく歩みが軽くなった気がする。

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 この散策路だと足音も吸収してくれるので、鳥たちにも気づかれずに接近できそうである。

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 新芽が膨らみだした樹木の上のほうの枝を見ながらゆっくりと歩いていると、聞きなれない違う鳴き声が聞こえる。

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 「フィフィフィ・・・・」 と鳴くのはゴジュウカラである。耳をそば立てて聞こえる方角を探すと、目の前の大きな太い幹にゴジュウカラの姿である。

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 黒く細い眉斑、背中の薄いブルーと白いおなかがミズナラの幹によく似合う。日本では唯一樹木をさかさまに歩ける鳥と言われている。

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 久々のゴジュウカラとの出遭いは、その後に出現する鳥たちとの出遭いの期待を膨らませる要因になりそうな予感がする朝である。。

 

 

ホオジロ  花に埋もれて

 セッカを追いかけてブルーのクサフジを眺めていると、その鮮やかな色の叢に寝転がってみたいような気分になる。

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 セッカばかりに気をとられていると、ホオジロが自己主張をするようにさえずり始める。

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 ホオジロのさえずりは 「一筆啓上仕り候」 という聞きなしで覚えやすい鳴き方である。

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 特に高木でも低木でも高いところで囀るので、その姿を見つけるには、声の聞こえる方向の樹木の天辺を探すと見つかることが多い。

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 今回はさえずりをやめて花見に来ているような雰囲気である。あまりにもきれいなクサフジのブルーを楽しんでいるように見える。

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 花に埋もれたホオジロを見ながら、まだあきらめずセッカもここに来てほしいなと思っている河原の早朝散歩である。

 

 

 

 

 

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