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早朝散歩

ホオジロ   家族で

 留鳥たちも子育てが終わって雛たちが巣立っている。親子でいるように見えるホオジロの家族に遭った。

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 高い樹木の天辺や屋根の瓦の上で、大きな口を開けて囀っている。割合警戒心は強く、近づくと近くの樹木に飛んでしまう。

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 それでもこのあたりを縄張りにしているのか、近くから鳴き声が聞こえてくる。だいたい高いところにいるのでその姿はすぐわかる。

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 梅雨明け前は真夏日が続き、あまり雨が降らなかったが、梅雨明け後の方が梅雨のような天気が続いている。

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 気候が依然と違ってきているせいか、鳥たちの行動にも変化が見えてきている。そろそろ渡りの鳥が動き出しているように聞く。

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 しばらく遠ざかっていた公園も、移動の鳥たちが姿を見せてくれるので、じっくりと観察したいものである。

ホオジロ と モズの幼鳥の独り立ち

 早朝の河原を歩いていると、陽が上るごとに額に出る汗の量が増えてくる。こういう時に困るのがメガネである。

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      モズ幼鳥

 汗がメガネに落ちてその都度拭かなければならなくなるので、愛用のページュリーのバンダナをねじって鉢巻にして頭に巻く。

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 鳥の少ない多摩川河畔で鳴き声が聞こえるのは、ホオジロとモズである。しかもそれぞれ幼鳥が元気に声を出している。

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      ホオジロ

 鉢巻の効果はあって汗は落ちてこなくなるが、乾いていたバンダナはすぐに水分を含んで膨らんでくる。

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 時々その含んだ汗を絞りながら一時間ぐらい河原を歩く、鳥を見ていて熱中症になっては笑い話にもならないので、水分補給と日陰を利用して休みながら歩く。

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 せめてもの慰めは、日陰に入った時に風が吹いてくれると、ホッとするところだろうか。

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 ホオジロやモズではあまり変わり映えがしないので、せめて花の咲いている草木に止まってくれないかなと、思いながらの早朝の多摩川河畔である。

バン   雛も巣立って

 最近の炎天下の陽射しは容赦ないというわけで、夏はなるべく早朝に公園を歩くことにしている。

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              バンの親子

 陽射しがやわらかい早朝でも一回りすると汗がにじんでくる。それならと夜明けと同時ぐらいに行くと、夜行性の鳥が塒に戻る時間帯になる。

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 そんな静かな公園に鳴き声がするので期待して近づくと、まだ近くの柳の木の横枝にその姿がある。

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      食いちぎろうと水面に!

 急いでカメラの準備をして正面から見えるところに移動をしていると、枝から飛び出したかと思うと、レンズを向ける前に葦原の塒に姿を隠してしまった。

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 またそのうちに姿を見せるだろうという淡い期待を持ちながらゆっくりと公園を歩く。しかし思うように期待に応えてくれないのは世の常。

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 代わりに慰めてくれてのは巣立ちの終わったバンの親子である。すでに雛たちも自分で餌を採れるように成長しいる。

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 水のうえに浮かんだ緑の葉を美味しそうに嘴に運んでいる。そうかと思うと一番子はすっかり大きくなって、池に突き出した小枝でひと休みというバンの家族風景である。

 

 

 

オオタカ  幼鳥との出遭い

 梅雨明け宣言と同時に、にぎやかになってきたのはセミの鳴き声である。7年間も地中にいて、羽化して一週間の命といわれる。

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 セミは夏の昆虫だと思っているけれど、実際は地中にいる生物なのかもしれない。その一週間も天敵から逃れながらと、厳しい地上生活である。

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 そんなセミが鳥たちの好物のようである。緑があふれるように茂った河原を歩くと、早朝でもそのセミの鳴き声がひときわ耳に残る。

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               接近を感づかれた

 土手から双眼鏡で緑一面の河原を見渡すと、河川敷の水の流れの際にある、大きな柳の木の枯れた部分の枝にオオタカの姿が見える。

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           獲物を探す隙に接近

 昨日はトビの後ろ姿であったが、今朝はオオタカの幼鳥に見える。幸い背中を見せているので静かに接近する。

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           周りを警戒

 河原は草木が伸び放題なので、比較的姿を隠しながら近づくことができる。それでも飛ばれてはと思い、ファインダーには収めながらの接近である。

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          目が合ってしまった

 成鳥であればとっくに飛ばれている距離でも、幼鳥だけあってまだ警戒心は薄いのか、かなり近づくことができた。幼鳥といっても2年目あたりだろうか、飛び出しを待っていると、鋭い眼光でにらまれた河原である。

 

 

 

 

アゲハ   バーベナに

 日中は陽射しが強く外を歩くには躊躇してしまう。その点夜明けの早い今の時期は早朝に歩くのが得策である。

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 一万歩を目標に歩いていると、庭の手入れが行き届いて、きれいな花がたくさん咲いている庭を見ることがある。

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 広い庭をきちんと管理するには、大変な労力がかかっているのだなと思いながら、その庭の花を観賞させてもらう。

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 放っておけば雑草がはびこり、肝心の花が活きてこない。丁寧に草取りをしたり肥料を与えることによってその季節ごとに花開く。

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 そんなきれいに咲いた花にアゲハの姿が見える。花から花へと飛び回っては花の蜜を吸っている。

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 花壇の手入れの苦労を思いながら、バーベナの花に止まるアゲハを楽しんでいる早朝散歩である。

アカゲラ  Ⅱ  湖畔で

 昨夜も遅くまで美味しい日本酒と鳥談義を楽しんだが、陽の出と共に目が覚めて窓を開けると、梅雨とはいえさわやかな冷たさが頬に感じる。

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 目の前にそびえる山の岩肌にその光が届き始めた。昨日までその頂を隠していた雲もなく、今朝は青空にそびえる山容を見せる。

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 貧乏性の早起き老人としては、こういう雰囲気を寝て過ごすわけにはいかない。というわけで近くの湖畔を歩いてみる。

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 鏡面のような湖水に逆さに映る山容と森の風景を眺めながら、さえずり始めた野鳥たちの声を耳に湖畔を歩く。

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 目の前の樹木に飛んできたのはアカゲラのメスか、そのブナと思われる白っぽい樹皮の樹木の幹に止まったかと思うと、地面に降りて採餌を始めた。

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 朝陽を背にしながら少し近づいてみると、その樹木の幹をらせん状に上っていく。樹皮の下の虫を探しているのだろうか、その動きは早い。早朝の湖畔でのアカゲラの捕食風景である。

 

ベニシジミ   河原で

 早朝の河原を歩きながら、緑濃い桜の木の葉にいる虫を大好物にしている鳥などを探しているが、その気配がない。

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 梅雨入りといってもあまり雨も降らずに気温が低く過ごしやすい。土手から河川敷に降りて、石ころだらけの草地を歩く。

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 小さなピンクの花などが咲いている叢で、白いヒメジオンと思われる花にベニシジミが翅を休めている。

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 無理やり望遠でファインダーに収めているので、小さなベニシジミのイメージではなくなっているが・・・・・。

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 鳥の姿の少ない河原散策の風景である。

 

 

 

バン     抹茶の池で

 「お点前をどうぞ」 といわんばかりのきれいな緑の遊水池。水面が見えないくらいに緑一色である。

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 一般的にはアオコといわれるが、富栄養化した池などで水温があがる夏場などに発生する植物プランクトンのラン藻類らしい。

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 水面が青緑色の粉を浮かべたようになる。初期は鮮緑色で目にも鮮やかできれいであるが、だんだんと濃緑色になる。

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 「水の華」とも言われるが、そんな遊水池を嘴の赤いバンの親子が遊んでいる。5羽の子供と共に7羽の家族である。

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 緑一色の水面にダークグレーの羽と赤いくちばしがよく似合う。時々水面の緑のアオコを嘴で掬うように口にしている。

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 親鳥の後をついていく雛たちは口移しに餌をもらっている。まだまだ子供だなという雰囲気を感じさせる。

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 時々水面近くをカワセミが飛ぶが、これでは魚が見えないだろうと余計な心配をしてしまう。

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      体の大きいカルガモを威嚇するバンの♂

 そのうちにカルガモのペアーが水面に降りると、バンのオスは家族を守るために声を出して威嚇している。抹茶の池のバンの親子、どこの世界もこの時季、子育ての親の姿は健気であると感心しているところである。 

 

ヒバリ   河原の晴れ間

 梅雨入りといっても梅雨らしいジトジトした雨の景色にはまだあってない。早朝の河原もすでに高く上がった陽ざしが額に汗をにじませる。

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 最近の河原の草むらは歩く人もすくないせいか足の踏み跡がなく、自力で開拓しなければならない。

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 コチドリなどが飛び回る石ころだらけの河原はすぐそこに見えるのだが、青々と伸び始めた葦原がその行く手をさえぎる。

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 やむなく遠回りをして河原へと向かう。にぎやかに飛び交っているのはムクドリの群れである。

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 雛たちが巣立って群れになり鳴き声がうるさい。石ころだらけの河原に足を踏み入れると、一斉に対岸に飛び立つ。

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 静かになった河原から飛び出したのはヒバリである。どうも親子のような気もするが、数羽が飛んでは石ころの上に降りる。

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 ひばりは冠羽がたっていないとなぜか普通の鳥に見えてしまうが、近づいてみるとその目に特徴がある。

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 逆光の光に羽が透けて光って見えるのは幼鳥のようである。近くにいるのは親鳥かなと思いながらの早朝の河原散策である。

 

 

カルガモ   8羽の雛たち

 梅雨の晴れ間多摩川河畔を歩いていると、鋭くとがった青々とした葦原の鏡面のような水面を、8羽のひなを引き連れたカルガモのお母さんが見える。

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 目をクルッとさせた雛たちは整然と並んで親の後ろをついていく。生まれた時から8羽なのか、卵の時はもう少し兄弟が多かったかもしれない。

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 親鳥は子供たちを心配しながら先頭を切っているが、どうも一羽だけその列を離れる。それでも最後になりながら一生懸命ついていく。

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 鳥の世界は生存率が少ない鳥ほど多くの雛たちを生み育てる。その上二回三回と卵を産んで育てる。

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 カルガモの場合は多くの雛を引き連れているが、数日のうちに数が減っていることがある。天敵に狙われてしまうのである。

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 敵もさるもので、雛がほどほどに育ったころを狙ってくる。水上を泳ぐ姿や陸を歩く姿を見ていてもよちよち歩きで、天敵に狙われやすいなと心配になる。

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 自動車の多く通る道路を子連れで横断する姿などがニュースになるが、そこまではしなくていいから、せめて8羽とも無事大人になってほしいなと思う早朝の河川敷である。

 

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