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季節の花

ザゼンソウ    群生地を歩く

 雪解けが始まる今時に、僧侶が座禅をしているように見える赤紫色の花を咲かせるザゼンソウの群生地を歩いてみた。

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 ザゼンソウというと座禅体験を思い出す。若かりし頃、鎌倉の円覚寺で座禅を組んだことがある。

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 早朝から竹ぼうきを持って庭掃除から始まる。禅は、一に掃除、二に掃除、三四なくて五に掃除といわれる。

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 こんもりとした杉木立の庭に、箒の目をきれいに立てる掃き方がほめられる。きれいにできないとやり直しである。

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 その次は本堂の黒光りする板の間のぞうきんがけである。もちろんモップを使ってではない。

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 バケツで水を固く絞った雑巾を床に置いて、両手でそれを押していくのである。陸上の短距離のスタートのスタイルで雑巾を押していく感じである。

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 掃除が終わると朝のお勤めである。静かなお寺の薄暗いお堂の冷たい畳に座る。緊張の一瞬である。

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 体と呼吸を整えて精神を統一することにより、心を整えてゆく。耳を澄ますと早朝の鳥の鳴き声や人の話声が聞こえる。いつもより五感が鋭くなってきたような気がする。

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 雑念が湧くと警策で肩を打ってもらう。お坊さんの振り下ろすその音が静かな本堂に響き渡る。

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 残雪に樹木の枝や葉が落ちた早朝の湿地帯ではあるが、ザゼンソウという響きからかつての座禅の経験を思い出しながら歩いてみた。

 

 

クリンソウ   満開の湖畔

 クリンソウが満開だと聞いたので久しぶりにその群生地に向かう。今はシーズン盛りなので、駐車場が早くから満車になるらしく早朝に家を出ることにした。

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                  男体山

 最近は圏央道が東北道とつながったので、首都高速の渋滞に巻き込まれずスムーズに都心の混雑を抜けることができる。

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         千手ヶ浜

 現地の始発のバスが7:50分なので、それに間に合うようにと自宅を5:00に出発。現地の駐車場には7:30ごろについたが、すでにバス待ちの列が長く続く。

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        仙人庵へ

満員の低公害車のバスは、定刻に発車して一般車両通行止めの静かな新緑の森の中をゆっくりと走る。

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 朝陽に照らされた木々の揺れる新緑の葉裏の隙間に、小田代原の奥にある貴婦人の姿が見える。

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             小田代ヶ原の貴婦人

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 バスが走る樹林帯は、シカや熊の餌となる木肌を保護された、高原のミズナラやブナの樹木林の中である。

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 終点でバスを降りると、目の前の清流の河岸に、朝陽を浴びた赤いクリンソウの群生が広がる。

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 散策路をしばらく歩くと、目の前に男体山を背景にした中禅寺湖の湖畔に出る。透き通るようなきれいな湖水が、白い砂浜に小さな波になって打ち寄せている。

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 中禅寺湖に流れ込む川ではマスの稚魚が群れを成して泳いでいる。丸太でできた橋を渡りながらそれを眼下に見て仙人庵に向かう。

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 ここ仙人庵一帯はクリンソウが一面に広がる。川岸の水面に映るその花を、手前の横たわる太い枯れ木に腰を下ろして眺める。

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 今の時期に満開になるクリンソウの名前の由来は、花が花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある 「九輪」 に似ているところからきている。

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 人も少なく静かにゆっくりと堪能できたクリンソウであるが、今がシーズンとあって、時間がたつにつれて人も増えてきたので、次の目的地に向かうことにした。

 

 

 

アオスジアゲハ  黄色の花園に舞う

 雨上がりの土手を河原を見下ろしながら歩いていると、一面の葦原の中に黄色のセイタカアワダチソウの群生が見える。

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 見事な黄色の花づくしである。こんな花に小鳥が止まってくれたら・・・・・と思いながら河原に下りると、足元の草の葉にはまだ夜露が残っている。

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 長靴を履いてくればとよかったと、後悔しながらも踏み分けのついた草原を歩く。一回りすると靴はもちろんズボンがひざ下までびっしょりと濡れてしまった。

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 それでもしばらくの間我慢をして、目当ての鳥の姿を待ってみるがその気配がない。もう少し陽が上ってから出直そうと引き上げることにした。

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 その足で公園に寄って鳥のポイントで待っていると、こちらは予想通りの渡りの鳥たちが姿を見せてくれた。

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 午後からは朝の寒さと打って変わって汗ばむような好天気に、再度セイタカアワダチソウの河原へと足を向ける。

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 河原ではモズが大きな声で鳴いては、樹木の高いところで花を見下ろしているだけである。

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 草地に咲く黄色の花には止まってくれそうもないが、本命を待ってカメラをセットして待つことにした。天気が良いせいか鳥の姿は見えないが、蝶は盛んに飛び交うようになった。

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 鳥が来ないなら蝶でも撮ろうかと追いかけていると、目の前に現れたのはアオスジアゲハである。

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 願ってもない蝶の出現である。黄色の花に黒い翅、その中に光る青い紋様が素晴らしくきれいによく映る。

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 当のアオスジアゲハは、このセイタカアワダチソウにはおいしい蜜があるのか、黄色の花に囲まれてゆっくりとその味を楽しんでいるように見える。

 まさに黄色の花の天国を舞う蝶の姿である。

キバナコスモス  クマバチとキアゲハ

 公園の樹木林を抜けると、葉にはまだ朝露が残る広い草地に出る。傾斜になったその一角にキバナコスモスの群落がある。

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 その花の中に雀の群れが入っているが、どうも花弁には止まれそうもないようである。タイトルは 「コスモスと雀」 なのだが、そのシーンが出来上がらない。

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 しばらくの間待っていると、キアゲハとクマバチがその黄色の花の周りを飛び始めた。キバナコスモスは秋に咲くコスモスよりも早く花を開く。

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 咲いている花のその姿を見ても、秋に咲くコスモスよりも暑さに強く、ワイルドな感じを見せてくれる。

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 鮮やかなオレンジの花びらにクマバチとキアゲハが羽を休めて蜜を吸っている。因みに花言葉は 「絢爛」 (華やかで美しいさま)といわれるがどうだろうか。

百日草   霧に煙る元気花「ジニア」

 小雨に煙る高原の朝、高い山の頂はすっかり深い霧に包まれてしまっている。その裾野に一面に元気に咲いている花がある。

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 メキシコ原産のジニアである。日本名では「百日草」の名で親しまれている。子供の頃はお盆になるとこの花が、お盆飾りの仏壇の両脇に仏花として供えられていた。

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 初夏から晩秋まで長い期間花を咲かせ続けることから、「百日草」という名前が付けられ、その華やかさに皆から親しまれているのである。

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    霧の中を飛んでいたツバメが目の前に

 花の色も赤、黄色、白、ピンク、紫色などと豊富で群生していると、きれいでにぎやかに見える花である。1本2本ではあまり際立って目立つ花ではないが、高原の裾野に広がる100万本のスケールには圧倒される。

ゆり  幻想的な白樺林の可憐な花

 待望のお盆休み、天気予報ではあまり良い天気ではなさそうである。それでも高原に涼を求めて早朝から出かける。

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 普段よりは少し車が多いかと思う高速道路を一路信濃路へと向かう。フロントガラスには雨粒がつくが、間欠ワイパーで拭き取りながら小淵沢の出口を下りる。

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 「花子とアン」の柳原白蓮の歌碑がある小淵沢の道の駅で、焼き立てのパンとコーヒーで軽い朝食を取りながら雨の止むのを待つ。

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 道の駅の駐車場は混雑しており、車で夜を明かした人や早朝に着いて一休みしている人たちでにぎわっている。

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 近くの農家の人が朝市をやっており、採りたての野菜や果物を格安に提供している。ビニール袋に詰め放題の小粒のトマトを入手。

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 高原への坂道を上ると、花の里の広い駐車場に出る。小雨が降る中、開園時間までしばらく待つことにする。

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 雨脚も弱まり霧雨になって幻想的な雰囲気の中、靄で霞む白樺林へと向かう。ゆりの花の最盛期は過ぎた感じであるが、まだ大きな蕾を持ったゆりの大きな花が咲いている。

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 白樺林の根元に咲く赤や黄色、ピンクと白いユリの可憐な花が、霧にかすみ幻想的な雰囲気を感じさせてくれる。

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 あいにくの雨模様ではあるが、ゆりの茎の葉や花弁に着いた露がその花の魅力をさらに引き立てているようである。小雨煙るゆりの花もまた魅力的である。

ヒメジオン  雑草の美

 初夏の公園を歩いていると草花がきれいに咲いている。雑草だと思っている草木も精一杯生きている姿が見える。

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 表面に華やかに咲き乱れる花は脚光を浴びるが、岩陰に可憐に花をつけているシュンランなどは覗いてみないと見えない。

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 早朝には花弁を開かない花などは、いつも蕾しか見れない。そんな公園でも今は華やかに雑草がその花弁を開いている。

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 ヒメジオンの薄いピンクの小さな花弁がスットスーッと伸びている姿がきれいである。その草むらに目当ての鳥さんが顔を出してくれることを願いながら早朝を歩いているが、願いかなわずである。

ヤマブキソウ   鮮黄色の群生

 夏鳥の移動の姿を探して、樹上の葉影ばかりを見ていると首が疲れてくる。そんな時足元を見てみると鮮やかな黄色のヤマブキソウの群生を見つけた。

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 上空を飛ぶ鳥と足元に咲く花の両方を探すことは非常に難しい。公園を歩いて鳥の姿がないときは、雑草に隠れた小さな花を探してみるのもまた楽しい。

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 このヤマブキソウは小さな花弁ではあるが、公園の樹木の下の斜面一面に群生している。花の名前は、花の様子や鮮黄色の花の色がヤマブキに似ているところからきている。

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 ただ少し違うのは、ヤマブキは花弁が五つであるのに対してヤマブキソウは四花弁であることである。

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 多摩丘陵の群生地はここだけということで、この地域では絶滅危惧種とさえ言われているらしい。それにしても見事な群生地である。

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 最近、国営放送の番組でも報道されたようである。空を飛ぶ鳥たちに振られたときは、足元に咲く花たちに慰めてもらうのも、また一つの公園散歩の楽しみ方である。

公園の花   鳥以外にも目を

 「目に青葉・・・・・」の季節で公園の樹木も若葉が息吹を見せている。いつも鳥を追いかけているので樹上ばかりを見ている。

 足元を見てみると小さな可愛い紫の花が朝露に光っている。濃紫の唇形の花、キランソウである。花は可愛いが別名では「地獄の釜の蓋」という。

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     キランソウ

 名前の由来は、薬草で「病気を治して地獄の釜にふたをする」ということから言われている。

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      シュンラン (花開いていないのが残念)

 もう一つはシュンラン、これも普段はなかなか目につかないところにひっそりと咲いている。別名「ジジババ」ともいわれるらしい。男女両性のシンボルが一つの花に備わっているところからの由来らしい。

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      ウワミズザクラ

 さらに不可思議なのは、ウワミズザクラ。花を見ているととても桜とは思えないが、木の幹を見ると桜の木であることがわかる。

 これらのことは、早朝、公園での長老の鳥友さんから教わった内容である。目から鱗の発見であり、ありがたいことである。

イチリンソウ  開花を待って

 冬鳥が去って夏鳥や旅鳥が顔を見せる公園の片すみに小さな花たちがその花弁を見せ始めている。

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 先週は、散策路のよく見えるところにあったニリンソウが一斉に開花していたが、日陰にあるイチリンソウがその白い花を開き始めた。

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 早朝に歩いているときは花びらがしぼんで下を向いているので、陽の当たる時間帯に公園のイチリンソウの群生地を歩いてみた。

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 公園内にも何か所か群生地があるが、一番気にいっていたところは今年は少ない。かつては、大きな木の下の傾斜地一面にきれいに白い花を咲かせて、公園を歩く人の目を楽しませてくれたものである。

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 聞くところによると、そこにあったイチリンソウはある心ない業者が夜、夜中に根こそぎ持って行ってしまったということである。

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 「やはり野に置け蓮華草」ということわざもあるくらいだから、自然の姿で花を楽しみたいものである。

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