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四国・四万十川の旅

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    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

公園散歩

アメンボウ    水に浮くのはなぜ?

 毎日暑い日が続くと、気持ちが樹木を見上げて鳥を探すよりも、池の水面を眺めて優雅に泳ぐ水鳥やトンボなどに目がいく。

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 鏡面のような池の水面に、小さな波紋を残して動くのはアメンボウである。漢字で書くと飴棒となるらしい。その姿からミズグモとも言われるが、水面を動くのは速い。

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 水面に浮くのは脚の表面張力と言われているが、足先の毛が撥水性をもって水をはじくので、表面張力が働くようである。

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 その表面張力は、メスがオスを背に乗せられる程度に強いものらしい。よく見てみると交尾のシーズンなのか、メスがオスを背中に乗せているものが多い。

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 オスはメスより小さいが、背中に乗せて素早く動き回っている。中脚で運動の推進をして、後ろ脚で方向を決めているといわれる。水面上のその静かな素早い動きは、何となく涼しさを感じさせるものである。

オオシオカラトンボ   メスの産卵を見守るオス

 猛暑日の続く灼熱の公園の散策路は、少しでも日陰があるところを探しながら歩く。そうすると芝生のひろがる広場よりも、樹木が鬱蒼と繁る湿地の多い場所になる。

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 自転車通行禁止の散策路を進むと、浅い池があり、その上は木道で渡れるようになっている。

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 日陰の湿地にはトンボたちの姿が多い。たわんだ草葉にじっとしている真っ赤なショウジョウトンボ、動きの速いオニヤンマなど。

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 水草の葉の上では連結して産卵しているギンヤンマなどがいる、陽のあたるところを避けるように、産卵しているのはオオシオカラトンボである。

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 オオシオカラトンボは交尾をするときは連結するが、産卵はメスが単独で行う。その様子を観察することができた。

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 成熟したオスは縄張りをもって、草花などに静止して警戒する。交尾は草や地面の上でおこなわれ、連結して飛ぶこともあるが、産卵はオスの警護の下でメスが単独で行う。

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             警戒?やさしく見守る?

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 交尾相手のメスがお尻を水たまりの水の中にツンツンと突くように産卵している間、オスはそれを終えるまでその様子を警護する。

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 どうもその警護を見ていると、産卵が終えるまでの間に他のオスと交尾をさせないようにしているようである。嫉妬心が強いのかメスを見守るやさしさか、オオシオカラトンボの産卵風景である。

 

 

クロイトトンボ     細~い

 最近は年のせいか目がショボショボすることが多い。それでも縫い針に糸を通すことができるのでまだ自信を持っている。

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 そんな目で、炎天下の池の睡蓮の葉の上にいる細いトンボらしきものを見つけた。そんな言い方をしたのは動くものがいたので、望遠レンズで撮って拡大してみたのである。

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 ふつうのカワトンボであれば、羽が黒かったりするので、体は細くても見つけやすいが、羽が透明なだけイトトンボは難しい。それにしても細~い。

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 睡蓮の葉に止まってじっと動かないでいるので、しずかに接近してみると、尾の先がブルーできれいなクロイトトンボであった。

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 今でこそクロイトトンボと書いているが、現場ではイトトンボだと喜んでいただけで、家に帰ってから図鑑で調べて、さらに仲間のトンボ博士に確認をとっている。

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 鳥の少ないこの時季は、飛ぶものと言えばドローンとトンボが目立つ。トンボを追いかけてみるのも面白いなと思った公園散歩である。

ショウジョウトンボとコシアキトンボ   仲良し?

 ♪・・・・真っ赤なポルシェ♪ という歌があったが、そんなイメージのトンボがショウジョウトンボである。

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 暑い陽射しの中、額からを流れる汗を抑えるために、ペーズリーのバンダナを細くよじって額に巻く。

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 公園の中も大きな樹木の下など、陽射しを遮る日陰を選んで歩く。池の端の東屋につくと、中は陽が当たらないので少しひんやりと感じる。

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 池の水面を見ると、すでに時期が終わって枯れたハスの花の実のシャワーヘッドに、その真っ赤なショウジョウトンボがとまっている。

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 じっと動かないトンボは羽を休めているのか、少し経つと体の向きを少し変えた。そこにやってきたのは腰の部分が白いコシアキトンボである。

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 先客に遠慮したのか少し下がったところにとまって、これもしばらくの間動かない。本人(?)たちはどうか、見た目には面白い構図で、興味をもって眺めたトンボたちである。

ギンヤンマ    憧れの君

 子供の頃のあこがれのトンボはオニヤンマであった。トンボの王者の風格で、田んぼの脇の水路の上を水面すれすれに飛んでくる。

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 捕まえようと虫網を振り回しても子供には手ごわい存在であった。少し行くと180度向きを変えて戻ってくる。その大きな目は簡単には捕まらないよと言っているようである。

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 捕まらないオニヤンマはたくさん見かけたが、ギンヤンマはその姿を見ることがほとんどなくいわゆる憧れの君の存在であった。

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 そんなギンヤンマが公園の睡蓮の花が咲く池にたくさん飛んでいる。あこがれのギンヤンマはオスとメスで色が違うので、連結しているときれいである。

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 胸と腹の部分の境界部がオスは水色、メスは黄緑色で、羽の色もオスは透明であるがメスは薄く褐色がかっている。

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 この時季は産卵期に入っているのか、オスとメスが連結して飛んでいることが多い。連結した状態で、水草の組織内に産卵管を突き刺し産卵する。

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 炎天下ではあるが、憧れのギンヤンマを間近で観察して、子供心に戻って喜んでいる公園の睡蓮の池の端である。

 

 

チョウトンボ    蝶のようにひらひらと

 チョウトンボは大人になってから知ったトンボの一種である。子供の頃のあこがれはオニヤンマで、これも動きが早くなかなか止まってくれない。

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 それもそのはずチョウトンボは寒さに弱いので、わがふるさと信州では見かけなかったはずである。

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 最近こそ30度を超す暑さが報じられてくるが、その当時は朝夕は涼しく、ほとんどの家にはエアコンなどはなかった。自然のクーラーが効いていたのである。

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 そんなわけで早朝に行動する主義であるが、トンボの場合はある程度温度が上がってから行動するのでゆっくりの現地出勤である。

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 ヒツジグサの花がきれいに咲いている池では、すでにチョウトンボ、ギンヤンマなどが飛び交っている。蝶のようにひらひらと飛ぶからチョウトンボと名付けられている。

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 池の水面にはヒツジグサの花がきれいに咲いているので、その花にとまってくれないかと待ってみるが、その上でホバリングはするけどとまらない。

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 チョウトンボの魅力は、なんといっても金属光沢の黒っぽい色が、光の角度によって虹色に見えたりするところである。

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 ひらひらと飛ぶかと思うと縄張り意識が強いせいか、他のオスなどが来ると素早く動くので、ファインダー収められるのは、草花に止まるときだけである。

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 気温が高いと動きが活発というので、カメラを向けている方は額からの汗が流れ落ちる。猛暑日の悪戦苦闘のチョウトンボ撮影である。

 

 

 

カイツブリ     まだ抱卵中

 快晴の昼下がりの暑い中、トンボを探して公園を歩いていると、池のハスの葉の上にカイツブリの姿が見える。

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 今頃こんなところで何をしているのかと覗いてみると、なんとハスの葉の上に巣を作って抱卵中である。

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 この時季の抱卵とすると、3番子あたりになるのかなと思う。ハスの葉のうまいところに巣作りをしているので、見た目には涼しそうに見える。

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 周りにはギンヤンマやシオカラトンボなどが飛び交っているが、われ関せずひたすら抱卵に精を出している。

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 池の真ん中あたりにはオスだろうと思われるカイツブリが、嘴に水草を銜えて巣の方に向かっている。

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 卵を抱えているカイツブリは、時々体を動かしたりしながらも、近くで覗いてもあまり警戒心は出さない。というより巣を離れられないのだろうと、あまり刺激を与えないようにした。

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 目元くっきりのカイツブリもなかなか魅力的だなと思いながら、時季遅れの抱卵が成功するように祈りつつ池を後にしたのである。

ニホンサル    民家の屋根に

 昨夜の雨が残る早朝、夏鳥の営巣地を歩いてみた。そろそろ相手も見つかって、営巣を始めただろうと樹木を見上げながら歩く。

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 早朝であいにくの曇り空の森は暗く、写真を撮るには条件が悪い。それでも営巣場所を確認すると、安心して巣立ちを待つことができる。

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 山を下りて民家の近くを歩いていると、周りの樹木の枝が不自然に動く。よく見ると猿の群れである。

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 かなりの数がいるようで、民家の裏の方に回ってみると、屋根にかぶさるように枝の張ったオレンジ色の琵琶の実を食べている。

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 それでも警戒するのか人の姿を見ると、後ろの大きな樹木の中に姿を隠してしまう。少し遠ざかると、再び琵琶を食べに出てくる。

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 最近、農家の農作物を荒らし、被害をもたらすのはこの猿の仕業が多いと聞く。秋の実りの時季には、畑や田んぼの周りを電流の通った電線で囲うことが多くなっているこのごろである。

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 林業が廃れて山に人が入らなくなったせいで、野生の猿やイノシシ、クマなどが里に下りてくるようになった。そして人慣れしたサルなどは、民家の屋根や庭先にも出没して被害を与えているようである。話に聞くそんな光景を目の前にしている早朝の鳥見である。

 

 

 

 

ツミ    抱卵中

 ツミを和名で見ると、”雀鷹”と表現する。鷹類の中では雀扱いなのかと思うが、鋭い目つきや脚の爪などを見ているとまさに猛禽類であると思う。

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          ツミ ♀

 正確にはタカ目タカ科ハイタカ属に分類されている。大きさを見るとハトぐらいかなと思っているが、意外と小さく感じるときがある。それにしても雀扱いはないだろうと思う。

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 いつも公園を歩くと夏鳥が少ないなと感じているが、猛禽類を期待しながらさらに夏鳥を探しているところが問題点になる。猛禽類がいると、小さな野鳥たちは身を隠してしまう。

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 どちらかにしろよと言いたくなるが、どちらも出遭いたいのである。今シーズンも期待に応えてくれて、その猛禽類が営巣をしている。

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         ツミ ♂

 当然他の野鳥たちは身を守るために姿を見せなくなってしまう。さらに、小さな野鳥たちの憩いの場、水場まで占領されてしまっては何をかいわんやである。

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 緑が濃くなってきた森の営巣場所をひそかに覗いてみると、メスが抱卵中の一休みで、オスの獲物を待って、羽繕いやストレッチしながらコナラの枝で寛いでいる。

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 しばらくすると朝食を持ったオスが戻って、メスに餌渡しをして、一仕事終わったという雰囲気で休んでいる姿が見える。周りを警戒しながら目が合うと飛び出してしまったが、今シーズンも、無事に雛たちの白い産毛姿が見えることを期待したいものである。

 

 

アカハラ   旅立ち?

 公園のアカハラも最近はよく姿を見かける。例年この時期になると全員集合して繁殖地へ旅立つようである。

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 普段はあまりその姿を見ることは少ないが、このところ公園の森ではアカハラが目立つ。

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 鳴き声も各所から聞こえてきて、かなりの数が集まっていることが想像できる。枝から枝へのシルエットだけを見ると、渡りの夏鳥を期待してしまう。

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 夏の高原に行くと「キョローンキョローン・・・・」と響き渡る声が、涼しさを感じさせてくれるものである。

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 でもその声をこの公園で聞くと、もう旅立ちだよと言っているように聞こえる。越冬の間はあまり姿を見ないので、こんなにいたのかとその数に驚くことがある。

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 来シーズンもまた仲間をたくさん連れてきてほしいものである。

 

 

 

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