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公園散歩

ミドリシジミ   金属光沢に魅せられて

 今シーズンのホトトギスは静かだなと思いながら公園を歩いていると、カメラを持った人たちがたくさんいるので、珍しい鳥がいるのかなと期待して見回す。

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 鳥の気配がないのでよく見ると短いレンズの人ばかりである。聞いてみると蝶を狙っているとのこと。

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 どこにいるのかと問えば、目の前の緑の葉の上にいるミドリシジミである。名前はミドリシジミであるが、光の加減によってはブルーにも見えるきれいな金属光沢の翅である。

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 それではと狙ってみるが、朝の陽が強すぎてコントラストがうまく調整できない。飛び回ってはいるが、元の葉に戻ってじっと止まってくれる。

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 ミドリシジミは翅を開くとそのきれいな色を楽しむことができるが、閉じているときは茶褐色であまりきれいな色ではない。

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 シジミチョウという名前の蝶は種類が多いが、その名前の由来は翅を閉じたときの形が、貝のシジミに似ているところからきている。

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 シジミといえば「シジミ汁」を思い出す。おいしい良い出汁が出るが、貝の身を食べるには面倒なことが多い。

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 食べる話になると、シジミ汁のシジミは食べてよいのか食べないのかというと、食べるものではないという人もいるが、私は食べる派である。

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 江戸時代の川柳には 「たくさんに 箸が骨折る シジミ汁」 というのがある。一般には八割の人は食べるらしい。

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 鳥の少なくなった公園で蝶を見ながらシジミ汁に脱線した、ミドリシジミ観察の公園風景である。

ヒヨドリ   まんざらでも

 ヒヨドリといえば日本ではどこにでもいる鳥で、結構にぎやかに鳴きながら飛びかうのであまり人気がない。

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 人気がないと思っているのは私だけかもしれないが、名前の由来も 「ヒーヨ、ヒーヨ」 と鳴くからヒヨドリといわれている。この辺もどうかと思う。

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 公園などを歩いていると、椿の花や桜の花の蜜を吸ったりしている光景を見る。今の時期は若葉の周りをペアーで飛び交っている。

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 昔は犬と同じ習性で飼い主を見分けるということで、平安時代の貴族は盛んに飼ったといわれている。

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 そんなヒヨドリでも海外では、朝鮮半島と台湾、フィリピンの限られた地域にしかいないということで、海外のバーダーには人気があるらしい。

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 そういう目線で見てみると、まんざらでもなく魅力的な光景にもなる。公園の若葉に光が当たって、ヒヨドリを良い感じで引き立てたその姿が見える。改めてその魅力を見直したヒヨドリである。

アオスジアゲハ  鳥待ち時間の出遭い

 公園の草地に腰を下ろしてシジュウカラの給餌風景を眺めていると、オスとメスが交互に餌を運んでくる。

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 かなり忙しそうなので、数羽のひなが孵化していると思われる。青虫を嘴に銜えて巣に入ったかと思うと、雛の白い糞をか銜えて出てくる。

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 見ていると鳥はきれい好きなんだなと感心する。そういえば、人間も赤ちゃんの時はおむつを当ててきれいにしているなと、我が家の孫を思い出す。

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 その給餌のインターバルの間に、草地に群生しているクローバーの花の上を青筋アゲハが飛んでいるのを見つける。

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 めまぐるしく飛び回るのでなかなかその姿をファインダーに収めさせてくれない。立ち上がると遠ざかってしまい意地悪をされている感じがする。

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 アオスジアゲハは好きな蝶の一種である。特に黒と青緑色の鮮やかなパステルカラーに魅かれる。

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 ふつう蝶は羽を休めるときには、両方の羽を閉じて休むが、このアオスジアゲハは開いて休むのが特徴である。

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 白い花のクローバーが咲く草地でじっと座って待っていると、今度は近くまで来て休んだり飛んだりしながら、花から花へと飛び回る。

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 アオスジアゲハは基本的には南方を起源としているので、日本では東北まで見かけることは多いが、北海道にはいないといわれているが、どうだろうか。

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 夏の暑い時には水辺ノ湿地で集団で給水している場面なども見るが、花がらみで落ち着いてファインダーに収められるのは幸運である。シジュウカラの給餌のタイミングの待ち時間に出遭ったアオスジアゲハとの交流場面である。

 

ビンズイ  一休みの水場で

 昼間は夏を思わせる陽ざしになるこのごろであるが、早朝は青空でもひんやりとした空気が心地よい公園の散策路である。

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 すでに半袖姿の人たちも見かけるが、治りかけた風邪を悪化させてはいけないと一枚余分に羽織って出かける。

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 一人で歩くときはだらだらしないで少しテンポよく歩くので、少し汗ばんでくる。その上公園は起伏の数も多いが、その上り下りもかなりある。

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 だから健康にはもってこいの公園である。狭い散策路を上り下りすると、開けた草地があって青空が広がり、遠くには冠雪の富士山が見える。

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 その間、鳥の鳴き声を聞いたりその姿を探したりしながらの散策である。一回りすると7000歩ぐらいになるが、目標は10,000歩である。

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 低いところに降りてくると水場があるので、鳥たちの水飲みと水浴びを見ながら一休みする。

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 鳴き声が近づいてきたなと思ったら、目の上の新緑の横枝にビンズイのお尻が見える。水場でのビンズイとの出遭いは久しぶりである。

 

 

オオタカ   上空を飛翔

 最近の気候は公園散歩も気持ちがよい。爽やかな冷気と目に映る新緑が早朝の足を軽やかにしてくれる。

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 公園の樹木は渡りの夏鳥たちの休憩と、留鳥たちの抱卵とひな鳥への餌運びが各所で行われている。

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 卵を抱く雌への餌渡しの場面や、孵化した雛鳥が大きくくちばしを開けて親の給餌を受けている。

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 そんな公園の真っ青な朝の空をオオタカの若がハンティングに現れた。上空を旋回して近くのゴルフ場の方面へ飛び去った。

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 この森でも狩の場面を見ることがあるが、今朝は様子見というところか。通過だけでなく旋回をしていたのでそれを期待した。

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     旋回のみで飛び去るオオタカ若

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 そのオオタカの飛翔する目の前の森では、数種の鳥たちが子育て中なので、複雑な心境で上空を仰いだ早朝である。

コゲラ   本命の合間に

 本命を待っているとよく抜けた枝にコゲラがやってきた。普段は「ギーギー・・・」と鳴きながら飛んでは樹木の皮の下にいる虫などを捕っている。

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      長い舌で虫を捕る

 単独で横枝にいるのも珍しいのでシャッターを押してみる。オスなら頭の両側にあるはずの紅い小さな斑紋もないのでメスかと思われる。

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 今時はペアーで飛び回るのが多いはずなのが単独行みたいである。一般にコゲラのつがいの絆は固いといわれている。

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 その愛の深さは相方が死ぬまで続くという。鳥でも大多数の種は一夫一妻であるが、それは通常一回の繁殖期だけの行動になる。

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 ほかには数年にわたるものもあるが、生涯続くものは稀である。その他にはキジのように一夫多妻やタシギにみられる一妻多夫の繁殖システムを持つものもある。

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 鳥の中では生涯続くといわれるコゲラの愛、木漏れ日を浴びて見上げる先には相方の姿でもあるのだろうかと、うらやましく見ている公園風景である。

 

 

ヤマガラ Ⅲ   巣材集め

 この季節になると公園のどこでも野鳥たちの巣作りが始まる。最初によくその作業を見かけるのはエナガである。

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 見やすいところでは、桜の樹木の二股に分かれたところに、苔や木の皮などを蜘蛛の糸を使ったりして外観は樹木と変わらないようにカムフラージュした仕上げになる。

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 時には公園の低いドウダンツツジの藪の中に作ったりする。エナガは比較的安易な場所に作る傾向がある。

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 ヤマガラはどちらかというと、アオゲラの廃屋や樹洞などに苔などを敷いて巣作りをする。

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 巣作りで注意するのは天敵からの攻撃である。エナガなどは雛が育つまで狙われないが、雛が顔を出すようになるとカラスに狙われることが多い。

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 目の前のヤマガラはどの辺に新居を作ろうとしているのか楽しみにするところであるが、初夏のころには元気に雛が顔を出すことを願うものである。

 

ヤマガラ Ⅱ   アクロバットの餌採り

 ヤマガラは漢字で書くと山雀になる。読んで字のごとく山にいるのが常で冬に里に下りてくる。

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 いつもは秋口に越冬の食べ物を蓄える姿を見ることが多い。エゴの実を嘴で採って、横枝に止まり足ではさんで、コツコツという音を立てて皮をむいている。

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 よく見るのはホバリングをしながら木の実を採る姿である。目の前でも同じ動作を繰り返している。

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 若芽の葉が開き始めた小枝の先っぽに美味しいところがあるようで、アクロバットのように羽を広げてそこに嘴を入れている。

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 まだ木の実の時期ではないので、若芽の芯を狙っているのであろうか。確かに人間でさえ春は山菜や若い木の芽を食べるので、その味は押して知るべしである。

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 何かやわらかそうな黄緑色のものを嘴に銜えている。その場で食べるのではなく銜えて飛び去るので、他で食べるのか伴侶へのプレゼントか興味のあるところである。

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               ピントが?

 なぜかというと隣の樹木では、巣作りのため樹木の表面に付いた苔を採っている個体がいる。どうもそこに向かっているように見える。愛の巣作り作業の場面なのだろう。

 

 

 

 

ヤマガラ  新緑の小枝で

 桜の花の満開は例年より一週間ほど遅れたようであるが、季節は着実に移ろい木々が芽吹いて、黄緑色の若葉が顔を見せる。

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 公園の散策路にもタンポポやオオイヌノフグリなどの春の花が開き、さわやかな風が吹き抜ける。

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 新緑が芽吹き始めるころ、葉が落ちた樹木が一斉に薄くパステル状に色づき始める風景が好きだ。

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 そんな公園の散策路のわきにある小枝にヤマガラが姿を見せる。やわらかい黄緑の葉の中にヤマガラの動く姿がよく似合う。

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 ペアーでいるような雰囲気で飛び交っているので、近くに並んでくれないかなと思いながらファインダーを覗く。

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 ヤマガラも役割分担があるのか若葉の目を狙って動く個体と、巣作りの材料の苔を口に銜えているものがいる。

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 繁殖期の公園の森の鳥たちは、忙しそうにマイホーム作りの準備に勤しんでいるところである。

 

 

ヤマガラ  ヒヨドリと仲良し

 公園の落ち葉を踏みしめながら雑木林の散策路を歩くと、左手の傾斜地の小枝に大きなヒヨドリの姿と小さなヤマガラの影が見える。

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 ヒヨドリはヤマウグイスカズラの小枝で、春の訪れを感じさせる小さなピンクの花を楽しんでいるように見える。

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 その下の散策路ではヤマガラの小さな群れが、落ち葉をかき分けて餌探しをしている。

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 ヤマガラを見ると今でも ”おみくじ鳥” という人がいる。ヤマガラがおみくじを引く場面を見たことはないが、文献を見ると学習能力が高いのでいろいろな芸を仕込むことができたらしい。

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 江戸時代には寺や神社でおみくじを引かせて見せたようである。その後鳥獣保護法が制定され、現実には見たことがないので知識として知るだけであるが、1980年代頃まで行われていたとも聞く。

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 鳥たちは視力や張力などが鋭敏で、人以上のかなりの能力を持っているようである。

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 最近の神社仏閣でも、おみくじの自動販売機が置いてあったりして、情緒のない殺風景な雰囲気を感じさせる。今でこそヤマガラにおみくじを引いてもらった方がご利益があるような気がするけどどうだろうか。

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